2020.09.18

(国立劇場小劇場→)大劇場

9月16日(水) 「市馬落語集スペシャル公演  噺ざんまい」18:30〜  於・国立劇場大劇場(1階8列50番)

小辰・悋気の独楽、一之輔・粗忽の釘、市馬・首提灯ーー仲入ーー喬太郎・母恋くらげ、清元・「吉野山(抜粋)」(その、きょう)、市馬・猫忠

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もはや年末恒例となっていた「歌う市馬落語集」が昨年フィナーレを迎え(と言っても、私は行ってない)、その時に打ち上げられたのが国立の大劇場での落語集!  その企画段階では、歌謡コンサート+唄入り鹿芝居だったようだけど、このご時勢で断念……といういきさつは、画像・左、プログラムの席亭あいさつに。

私は鹿芝居はともかく(笑)、歌謡コンサートでは身の置き所がない感じになっちゃうので、お気の毒だけれども「噺競演」でよかったな、と思う。大劇場でソーシャルディスタンス対応、ということで、落語会としては割高だけれど、舞台のしつらえ等々、特別感のある落語会。また、そういう場にふさわしい大きさのある噺家、というところ。

前項に書いたように、小劇場からのハシゴだったので、小辰さんの噺の途中から(通路脇の席なので入りやすかった)。オープニングの雰囲気などが味わえなかったのは、やっぱり残念だったなぁ。

一之輔さんはとても久しぶり。本当に大活躍よね。先入観として「圧の強い」話しぶりのイメージがあったけど、このネタだからか爆笑に仕上がってました。噺はもう引越し先に到着して「箒をかける釘を打っておくれ」から。

市馬師匠は国立劇場という場所がら、(99代内閣総理大臣誕生の日でもあった!)、師匠小さんとの剣道の思い出を。前座時代に、「各界の剣道チームによるトーナメント」に出た話が面白かった。政治家や財界チームなどいろいろで、お年寄りが多いから、予想外に勝ち進んじゃった、とか(市馬師匠は次鋒だったそう)。決勝戦は政治家チームとで、「いいか、勝つんじゃねぇぞ」(小さん)。

てなマクラから、先日、池袋で聞いた「首提灯」。そういえば、衣装は黒紋付・羽織で、お侍のこういう噺向きだったわね。

仲入後は、まず喬太郎さん。打上できないんですけどやろうかな。落語協会の会長と常任理事で云々。そう、落語協会の人事も一段と若返ったようです。で、「小辰、一之輔、市馬、この流れでは新作やるしかないでしょう!」と笑わせつつ、母恋くらげ。小学生の遠足バスの中で、ガイドさんが昭和歌謡を歌ってました。今回、唯一の歌(笑)。

喬太郎さんが(高座の上で、くらげの他に、タコ、イカ、ヒラメ、カレイなどの動きをやって笑わせたり)、くらげの動きをしつつ引っ込んだあと、席亭からのアナウンスが流れた。「その、きょうによる清元・吉野山のあと、猫忠をお楽しみ下さい!」清元は御簾内にて。

続いて登場した市馬師匠は、深い緑の羽織(お着物はベージュ系だったかな)。久しぶりの「猫忠」の職人の会話、稽古屋……情景が目に浮かぶよう。猫が正体がバレて初音の三味線」の話をする時は、三味線や笛が入って、いい雰囲気。やっぱり特別な公演、だけれども、ゆったり品の良い世界とでもいおうか、「らしさ」に溢れていたなぁと思う。

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国立劇場小劇場(→大劇場)

9月16日(水) 「文楽公演 第三部」17:00〜    於・国立劇場小劇場(14列23番)

「絵本太功記」〈夕顔棚の段 〉睦太夫/清志郎  〈 尼ヶ崎の段〉呂勢太夫/清治、呂太夫/清介  人形//勘壽(さつき)、一輔(初菊)、玉志(武智光秀)、勘彌(十次郎)ほか

文楽は第二部しかチケットを買ってなかったんだけど、呂勢さんの国立劇場復帰だし、と考え直した。いやー、絵本太功記があまり好きじゃないものだからパスするつもりだったのよ。今月の文楽公演は、案の定なのか(?)第二部は人気のようでチケットセンターでも連日✖️マークがついていた。開演時間もちょうどいいのかなぁ。勘十郎さんは第一部……残念。

で、チケットを買うにあたって、いつにしようかな……ちょうどこの日、18時30分開演の、大劇場での落語会に行くことにしてたから、なんと簡単なハシゴでしょう!と。後方の通路そばなので、終演後はスタコラお隣へ(でも15分ほど遅刻)。

やっぱり、あまり動きがないからか、苦手意識のせいか、最初のうちはあんまり乗れなくて。呂勢太夫がここでも(先に三谷文楽で見てたけど)元気な声を聞かせてくれて嬉しい。

目が覚めたのは、呂太夫と清介になってからの、清介の三味線。あんなに聞き応えのある曲だったのか、とビックリしちゃった。静かに力強い、とでも言おうかしら。人形では一輔の初菊が可愛らしくてよかったなー。

というわけで、次はもっとちゃんと聞ける(見られる)気もする絵本太功記、でした。

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2020.09.17

入場制限緩和

9月16日(水)

現在、パルコ劇場にて上演中の「ゲルニカ」は、入場制限が緩和されたことにより、今まで空席だったところを(9月19日公演分以降j追加発売することに。その発売日が今日だった。

私はそれほど熱心にではなくて、一般発売で取れたから行くか、という感じで来週のチケットを持っている。そんな次第だから、当然後方の席。でも、今回の緩和で、市松模様の✖️だったところを売るのなら、当然前方だっていっぱい出るわけよね……。なんだかなー。今のを安く売りに出して、新しく買うほど熱心じゃない。けど、なんか癪だから、つい「パルステ!」で状況を見てしまった。やっぱり、土日の昼でも、私が持ってる席よりはいいのかも。「モニョる」ってこういう時に使うの?

てなことを考えてたら、見に行く!という気持ちがちょっと薄くなってるんだな。いや、行きますけれども。

確かに、ゲルニカだけじゃなくて、各公演、状況が変わったら追加で発売するからね、という「おことわり」は入ってる。それはわかってる。でも、直面するとさー。

なーんて、新国立劇場「リチャード二世」がそんなことになったら、追加発売に突進するかもね。

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2020.09.16

ベイジルタウンに迷い込む

9月14日(月)「ベイジルタウンの女神」18:00〜   於・世田谷パブリックシアター(1階C列23番)

(ケムリ研究室 no.1)

作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ  振付/小野寺修二  映像/上田大樹  音楽/鈴木光介  出演/緒川たまき、山内圭哉、高田聖子、植本純米、仲村トオル、水野美紀、吉岡里帆、松下洸平ほか

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KERAさんと緒川たまきさんが立ち上げた新しいユニットの第1作。右の配役表はチラシの束の中に入っていて、その場では気がつかなかった(客席、最初からわりと暗めだったし)。多くの役者さんが複数の役を演じている。

始まったとたんに、去年の秋の神奈川芸術劇場!が蘇った(カフカの幻の長編発見というテイで作られた「ドクター・ホフマンのサナトリウム」)。というのも、空間の高さを生かした舞台装置と、音楽、振付が、同じだったから、と思う。C列で実質2列目だったので役者さんはよく見えたけど、高さがある作りなのでちょっと首が痛い。

KAATのドクター・ホフマンがやや難解だったのに比べると、今回は単純に笑えるし、出ずっぱりの緒川たまきがやはりいいわーー、なのでした。他の出演者も曲者ぞろい。という中では、吉岡&松下の若手は、一服の清涼剤の感じかな。思ったよりも出番はなかった。山内圭哉、怪演(笑)。重要な2役の変身ぶりは、さすが。あと、水野美紀もいいなぁと改めて思った。

役づくりとしてハテナだったのは、仲村トオル。単純な大男、なのではあるが、野田地図「エッグ」だったかを思い起こさせる芸風(?)で、ちょっとモヤモヤ。もっと引き出しあるのに、って感じ。

作品は徹底的に「おとぎばなし」ではあるのだけれど、ホームレスの住処を開発の名の下に奪ってしまう、とか、ウムムな展開も。アニメっぽい映像の駆使(お芝居に合ってた)、ブレヒト幕、などなども含めて、舞台として面白かった。こんな重苦しい時期に、心から楽しめる、というのは重要だな、とも思った。

ケムリ研究室、第2弾は来夏「砂の女」とのこと。

 

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2020.09.15

「ベイジルタウンの女神」チケット

9月14日に見に行った「ベイジルタウンの女神」、については次項で書くつもりだけれど、まずはそのチケットのことを。

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私はプロダクションのキューブで買っていて(書留送料など込みで高くはなる)、それで届いたのが黄色のチケット。これは、「整理番号付当日座席指定席券」で、その整理番号(アルファベット+数字4ケタ)が入っていた。

観劇当日、入口の手指消毒を経て中に入ると、カメラで監視するタイプのサーモグラフィの次に、発券。これ、空港の保安検査の時にピッと読ませるのと同様の方式で、読み込まれると手前の指定券が出てくる仕組み。当然、紙はペラペラよ。

この指定券の左についてるQRコードは、感染者が出た時に備えて連絡先などを登録するためのもの。同様のは、パルコ劇場でもあったわね。パルコはチケットじゃなくてチラシに記載、だったけど。私は前日だったかにキューブから来たメールで登録してたので、劇場で入力する必要はなかった。

終演後は「規制退場」で、1階後方席から順次。それはいいんだけど、結局のところ、劇場を出てあのエスカレーターに乗る時には、行列が密になるのよね。一歩出ればもういいのか、などなど……。

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2020.09.14

日曜午後、のんびり落語会

9月13日(日)「武蔵野寄席《秋》in 大ホール」14:00〜  於・武蔵野市民文化会館 大ホール(1階4列6番)

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開口一番(あら馬・雑俳)、柳勢・紀州、遊馬・大工調べーー仲入りーー北海翼(奇術)、市馬・厩火事

 いつもだったら武蔵野公会堂で行われる武蔵野寄席だけれど、ソーシャルディスタンス確保で同程度の客数となると、こちらの大ホールになるらしい。駅から遠いんだよねー。で、大ホールは最前列は使わず、隣と2席空けているよう。少なくとも私のいた中央ブロックはそうでした。パラパラにちらばって300席を確保、ということらしい。

開口一番は市馬師匠のお弟子さんではなくて、三遊亭あら馬(あらま)という女流噺家。全然知らない、と思ったら、落語芸術協会所属だった。4年目とのことなので、もうすぐ二ツ目かしら。高座返しなどは……たぶん市馬師匠の弟子??

柳勢さんは、真打になりましたー、との報告およびその披露目がコロナ騒動と重なったことなどのマクラから、紀州。上席の鈴本でもかけてたらしいし、こういうホール落語向きの、バカバカしい噺よね。何ヶ所かアラというところで噛んじゃったわね。

遊馬さんは初めて聞くのではないと思う……。力強い「大工調べ」と棟梁の啖呵。拍手が来ても良かったのにね。すでに「たっぷり」聞いた感。

仲入り後の奇術は全く初めての北海翼。金ピカの肩衣と袴(後から市馬師匠が、師である北見マキのものと紹介)に現代的なルックスの若者。衣装からもわかるように、和妻の人で、紙の蝶々を扇であちこち飛ばしたり。なかなか面白かったよ、ちょっと危なっかしいところも含めて。お喋りがもう少し良くなれば、と思う。

市馬師匠は、奇術・北見マキ師弟のことから師匠・小さんの話を。人間国宝、園遊会など、もしかしたらこういうホール向けのマクラなのかな。で、小さんのところのすごい夫婦喧嘩(でも翌朝は絶対に差し向かいで朝食)というところから、おさきさんが夫婦喧嘩の果てに相談に行ってる場面!  鮮やか〜。昨日の「厩火事」は、とても市馬落語らしさに溢れる、いい出来(つまり私の好みといいことね)だったと思う。喧嘩にせよ、諭すにせよ、はたまた唐土などの例にせよ、根底にある温かさにホンワカ。

 終演後は、ネタの貼り出しはナシ、アンケートも「提出はせず持ち帰ってFAXまたはQRコードでアクセス」など、コロナ対応。そうそう、入る時はまず手指消毒(足で踏むタイプ)、体温はサーモグラフィでチェック、半券は自分で切り取り。こんな感じだったかな。

ところが! なんと、私の2つおいた右隣のおじ(い)さんがノーマスクなことに途中で気がついて(咳してたんだ)びっくり。自分で言う?などなど迷ったんだけど、後半が始まる前に係りの人が登場(この時、おじさんはブロック右端に移動してた!から私からは遠かった)。なんかねぇ、ノーマスクで入れちゃったようなことを言ってた。えっ?  そんなことできたの?    最終的にマスクをここで買って装着してたけど、割とすぐに鼻ふさがってませんよ状態になってた。ほんとにすっと入れたのだとしたら会場は大反省よね。

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2020.09.13

パヴァロッティ!

9月11日(金) 「パヴァロッティ  太陽のテノール」於・吉祥寺オデヲン

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監督/ロン・ハワード  2019年・英米合作・115分

 午前中に神保町の書道教室へ、添削用の作品を届けに行って、その帰りに吉祥寺へ。ちょうど開映時刻が良かったこともあるけど、渋谷とか街中に行くよりは気楽だし(実は地元のシネコンでもやってるけど、時間がイマイチ)。

 吉祥寺オデヲンは、コロナ禍で初めて。1階で(電車の中で予約していたチケットを)発券したら、そのまま体温チェック&手指消毒へと誘導される動線になってた。映画館OKになってからいくつかの映画館に行ったけど、ここが一番しっかりやってる。

 さて、パヴァロッティ。なんとなく気になって見に来た、という程度だったけど、とても面白かった。いや、そもそも、あの特徴的な風貌・体軀と三大テノール、故人、というくらいしか知らなかったわけで、この映画(関わりのあった23人のインタビューと過去の映像)で、へぇぇ、と思うことがいっぱい。なによりもその歌声には圧倒された。

  あの髭だらけの顔がスクリーンに大写しになるんだけど、とても素敵。まさに太陽という感じ。また、年を経るほどにいい顔になっていってる、という気がした。

 イギリスでの皇太子夫妻(ダイアナ妃)を迎えての、雨中の公演、ホセ・カレーラスが病気から復活した後のローマでの三大テノールの公演(ここから各地へのツアーが始まった。日本でもあったよね)、ロック界との共演(U2ボノがいっぱい喋ってた)。それらの映像が特に、うわぁぁ、という感じだった。

 私生活ではいろいろあったわけで(前妻と3人の娘、34歳下の後妻のインタビューもたくさん)、でもスキャンダラスな作りではない点に救われる。2番目の妻、ニコレッタさんはとても知的な方なんだけど、パヴァロッティ博物館の館長だと、後から知った。亡くなった時、彼女との間の娘はまだ4歳だったのよね。心残りだったでしょう。葬儀(2007年没)の際の群集にはびっくり。まさにそういう存在だったんだ、と思い知る。

 オペラもいいわね、と単純に思う。映画館でならお安く見られるしさ。と言いつつ、たまたま今日、アトレ会員の発売日だった新国立劇場の「夏の夜の夢」を取っちゃいました。

*三省堂書店の1階にいた時、背後がざわざわするなー、と思ってたら、総裁候補・岸田氏が来ていた!  その時は、誰か有名人が?くらいだったけど、レジに行ったら、そこからは(人垣がないので)わかったのでした。そそくさ出ちゃったから、なんでいまここへ?が謎だったんだけど、夜のニュースで著書PRらしいとわかった。平積みの中にあったのか⁉︎   気がつかなかったよ(笑)。

 

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2020.09.12

寄席・備忘録

先日の鈴本演芸場の落語で、ちょっと気になった(というほどでもないが)ことを。

☆「十徳」をどう発音するか

これはまあ「じっとく」だと思うんだけど、「じゅっとく」でも「今頃の人はねぇ」……と突然老婆のように言うかもしれない。が、私が聞いたのでは明らかに「じっとく」「じゅっとく」が混在してたんだ。しかも物知りのご隠居が「じゅっとく」と言い、聞きに来た八っつぁんがそのご隠居を受けて「じっとく」と言うので、背中がムズムズしちゃった。初めの方の2回ばかりその組み合わせがあったと思う。

ま、十徳って何?というのがそもそもわかりにくい上に、「ごとく ごとく」で「じっとく」からの展開というかバリエーションとオチがそう面白くないんだわね。また聞いてみたいけど。

☆ネタ選びのこと

途中から聞いた前座さんが「転失気」でお医者の先生に小坊主が尋ねてた、そのあと、「十徳」「浮世床」でも、物知りに若いもんが尋ねてて、「やかん」もその類い。ま、圓歌さんの「やかん」はてっきり新作だと思うくらいぶっ飛んではいたのだけれど、ご本人が「やかん」と仰ったので。まあ「どういうわけで◯◯と言うんですか」だから、やっぱる尋ねてるわよね。

こういうのはネタがつく、とは言わないのでしょうが、聞いてる方はちょっとね、と思ってしまったよ。

☆文菊さん

前座名・菊六さん。なんか聞いたことあるよね、お父さんが團十郎と親しい、とかって人じゃなかったかな、と思ってこのブログを探してみた(菊六で検索)。やはりそうでした! 2005年4月の市馬落語集で開口一番を務めていて、その時に(当然前座だから自分じゃ言わない)市馬師匠が團十郎の名前を出されていた。その一事だけで覚えてるってのもどうなの?ではある。

そして長らく見てなかったあいだに、噺家としてのスタイルが作り上げられていて、それがどうも私の好みじゃない雰囲気。

………………

どれも下らない話題ではあるけれど、書き留めておくと、ン?という時に便利じゃないか、と上の「菊六で検索」の件で実感したので。

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上野公園を抜けて鈴本へ

9月8日(水) 「上野鈴本演芸場 9月上席 夜の部」17:30〜

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開口一番(さく平・転失気)、交互出演(市寿・十徳)、太神楽(仙三郎社中)、文菊・浮世床、圓歌・やかん、漫才(米粒写経)、柳勢・野ざらし、菊之丞・たいこ腹ーー仲入りーー紙切り(正楽)、志ん輔・のめる、浮世節(橘之助)、市馬・首提灯

寄席では開演時間の前に前座が上がる、というのをつい忘れていて(この前の池袋でも)、呑気に写真を撮ったりしていたら、もうさく平さんが喋ってました。どうやら、たい平師匠のお弟子さん……息子さんのよう。

他にも行けるかな、という日があったけどこの日にした理由の一つが市寿さん。師匠が亡くなられて市馬門下となり新しく「市寿」という名前で再出発。スッキリ系の話しぶりは市馬一門に違和感ないかな。「十徳」お茶の宗匠が着てるようなアレよね。……って、なかなか難しい気がする。「ちゃんちゃんこに毛が生えたようなの」とかなんとか、若い衆に言わせてたけど。

以下、色物さんを中心に。太神楽、寄席の吉右衛門、仙三郎さんは見られなかったけど、仙志郎・仙成のお二人で。仙成さんは初めて見た。危なっかしいのが売りかしら。そして、漫才の米粒写経。こちらも見てみたかったのよ。サンキュータツオの名前だけは知ってたんだけども。いつも黒いシャツとパンツに白いネクタイ、というスタイルなのかな。

紙切りは、この日はお題4つ。前の2つは忘れちゃった。3つめが「とんぼつり」でこの時の下座さんの三味線が「とんぼのめがね」、4つめの「ゴジラ」では、しばし音楽がなくて、??だったけど、始まってみると、三味線と太鼓で、あのゴジラのテーマ曲。三味線のお師匠さんが前座さんに太鼓の指示とかしてたのかな。楽しかった!  橘之助さんは相変わらずあでやか。

落語では志ん輔師匠が流石(そういえば、池上・実相寺での市馬師匠との二人会にも行ったわね)。さらっと引き締めるというのかな。そして、市馬師匠の「首提灯」。高座のしぐさが自然で美しいのよね。んでもって、侍に切られた首がほんとに「あっ落ちる」と声に出そう(笑)。マクラで芝居の「鈴ヶ森」の話が出て、白井権八は梅幸さん(今なら孫の菊之助)なんてのも聞けてよかったわー。噺の中で、この場所としての「鈴ヶ森」がイメージできたし。

鈴本演芸場は昼席では換気のための小休憩も設けているけど、夜はそれより1時間少ないから仲入り以外の休憩はナシ。でも、前半も後半も、途中で係の人が通路を回って「飲食禁止(お水やお茶は可)とマスクの装着」をチェック。きちんと鼻まで覆っていない人に声をかけてて、そういうのは安心だなぁと思った。こういう安心感は、いまとても大事。

 

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2020.09.11

上野でノンビリ……東京国立博物館

9月8日(火) 東京国立博物館→鈴本演芸場

鈴本9月上席、夜の部は市馬師匠がトリなので、行きたいなーと思っていて、じゃあトーハクにも行っちゃえ!と火曜日にGo。トーハクは総合文化展(常設)だけでも予約が必要なのよね。15時頃には行けるかなということで、14時30分〜のワクを予約。9月5日が期限のプレミアムパスの延長もしてもらわなくては、ということで、めでたく12月10日まで有効となりました。

結局のところ2時間、本館の中だけをウロウロしていて、東洋館などは全く行けませんでした。このあと寄席に行くというアタマがあるものだからついこんな物に目がいく。

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金明竹でおなじみの「三所物」とか刀の鐔とか……。また、秋ということで、虫かごを模した蒔絵の菓子器や、全体に萩の刺繍、そして秋の和歌を刺繍した小袖、書でも秋を詠った詩歌切、などなど。外はまだ暑かったけど、気分は秋!でした。

飲み物を持ってなかったから、現地調達で、いつもは買わないアセロラドリンクを買ってはみたものの、結局、飲みきれませんでした。やっぱり水かお茶にしておけばよかちゃ。

 

 

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