2018.11.20

休憩で帰ろうかと思ったぞ

11月20日(火) 「銀杯」14:00〜 於・世田谷パブリックシアター

作/ショーン・オケイシー 翻訳・訳詞/フジノサツコ 演出/森新太郎 出演/中山優馬、矢田悠祐、横田栄司、山本亨、長野里美、三田和代ほか

第一次大戦中のアイルランド、将来を嘱望されたフットボール選手ハリーは、戦争で下半身不随となり……。

いや〜、のっけからつらくて、1幕後半は訳わかんなくて、休憩時にコーヒーで活を入れた。2幕はありきたりっちゃあありきたり、かな。
そういえば、フジノサツコ、森新太郎はどうも私には相性良くなかったっけね。

まあ、最初に出てくる若い女性が、神だとか罪業だとか、怒鳴るように喋るんだけど、乱暴な言葉遣いにそもそもついていけなかった。彼女はとても綺麗なんだけど、最後までそんな言葉の子。三田和代は、ついハリーのおばあちゃんかと思ってたら母親だし……。
ミュージカルと謳ってはいないものの、時にみんなで歌ってる。というか、「なぜここで歌う」という場面もあったのよ。
そして、1幕後半の戦場の場面では、それぞれの役者が等身大の人形を遣う。うーむsleepy

横田栄司とか山本亨とか、好きな役者さんが出てたのになぁ。残念。よく2時間45分、付き合ったと思うわ。追加のポストトークがあったけど(若手5人)、疲れたから聞かずに帰った。

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2018.11.19

親と子、それぞれの人生……

11月14日(水) 「セールスマンの死」19:00〜 於・神奈川芸術劇場

作/アーサー・ミラー 翻訳/徐賀世子 演出/長塚圭史 出演/風間杜夫(ウィリー・ローマン)、片平なぎさ(妻リンダ)、山内圭哉(長男ビフ)、菅原永二(次男ハッピー)、伊達暁(ハワード)、加藤啓(バーナード)、大谷亮介(チャーリー)、村田雄浩(兄ベン)ほか

7月に下北沢B&Bで長塚さんのトークを聞いた時、このセールスマンの死について熱く語ってらして(そもそも好きな戯曲で温めていた)、遠い劇場だけれども頑張って行くことにしたのよー。で、やっぱり遠かったけど、座席は見やすいし、何より3時間余ダレることなく集中出来て、とても満足。

風間杜夫は何回か見たことがある、という程度。片平なぎさも、んー、だったので(見たのは「木の上の軍隊」だけ)、二の足を踏むとしたら、この2人に、だった。他のキャストは、みーんな好きな人たちだもの。でも、風間杜夫の悲哀と滑稽みが良くて、片平なぎさも変に主張しない存在でそれがピタリ、だった。息子2人がそれぞれに個性的だから、家族4人がいいバランスだったのではないかしら。

主人公ウィリーは、セールスマンとして黄昏の時を迎えている。かつてが輝かしかっただけに、それを受け入れられない。息子2人も、30を過ぎてなお、自分探しをしてたり(長男)、女にだらしなかったり(次男)。家も古くなって、いろんな支払いにも苦労するありさま。

ある種あやういバランスの上に、(虚勢を張って)生きているようなローマンの家族。かつて敏腕サラリーマンだったのと同様に、「輝いていた過去」がフットボールで活躍していたビフにもあった。その頃は絵に描いたように幸せな家族だった。自慢の息子、自慢の兄……それが高校を卒業できなかったことから(卒業する道はあったのに)暗転。
いつまでも昔の栄光にすがっていることが痛々しいし、親の過剰な期待と重圧、みたいなものの歪みもひしひしと……。

いろんなものが、少しずつ微妙に掛け違っていった結果、なのかなぁ、なラスト。
作品自体は古いのに、全く古びない「今」の物語として、目の前にあった。ほんと面白かった。(だからさぁ、長塚さんは自作のものより……ムニャムニャ)。

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2018.11.18

上っ面のごくごく一部しか知らない七三一部隊

11月13日(火) 「遺産」14:00〜 於・すみだパークスタジオ倉

(劇団チョコレートケーキ 第30回公演)
脚本/古川健 演出/日澤雄介 出演/〔現代編1990〕西尾友樹(中村)、林竜三(野村)、原口健太郎(木下) 〔過去編1945〕岡本篤(今井)、浅井伸治(天野)、渡邊りょう(山内)、日比野線(野村)、佐瀬弘幸(西田)、足立英(川口)、李丹(王静花)

初めて行く劇場だけれど、道はわかりやすくて助かった。でもソワレでは行きたくないかな。最寄りの錦糸町駅は、その昔、江東区民だった時代には馴染みがあったけど、とんとご無沙汰。

このところ、出来るだけ見に行こうと思ってるチョコレートケーキだけど、だからといって、わーいと飛んでいく、というわけではないの。歴史的なフィクションの、そのテーマが「ちょっと待て(重いのは……)」と思わせ、でも結局、行くという感じかな。今回は七三一部隊のことなので、さらにねー。とはいえ、それをどれだけ知ってるのかといえば、まぁ、知らないも同然なんだな。悪魔の飽食とか、ミドリ十字とかの名前は思い浮かぶ、というくらいで。

舞台は研究(というか実験)が行われていた1945年と、そこで実験していた医師が亡くなった1990年の、二つの時と場所を行き来する。舞台装置は変わらないけど、その時や場所の変換が巧みだなぁと思う。
苦悩する医師の今井や、いわば彼に宿題を与えられた形の若い中村。それぞれに単純じゃないありようが心に残る。
印象的なのは、衛生兵と思って現地に行った若い川口の存在。結局のところ、様々に「ひどい」仕事をさせられた挙句、最後の証拠隠滅の時まで残り、無事に復員できても名を変え(木下)生きて行かざるを得ない。なんだかねー、現代も同じだよねとか思っちゃう。結局、上に立って指図してた人はその後もうまくやってけて、と。それと、スパイとされて実験台となった中国人女性が、生身の人として舞台上に存在したことも良かったと思う。

平日マチネということもあってか、客席には高齢者の姿も多かった。今までもそうだったっけ。

*この日は西尾さんの「アフター・アクト」があった。トークだと思ってたら、えっ何⁉︎という、中村の後日談ふう語り。シュール、というか万城目学か森見登美彦か、という感じだったわー。



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2018.11.15

東奔西走

11月15日(木)

昨日、14日はKAAT(神奈川芸術劇場)で「セールスマンの死」(長塚圭史・演出)を見た。19時開演だったので、まあ長くても3時間と踏んでたんだけど、蓋を開けてみれば3時間15分(つまり正味3時間ではあったわけ)。ということは、帰宅した時には日付が変わってたのよね。

その前日は、最寄り駅が錦糸町の劇場に行った。さらに、先週土曜日にはさいたま芸術劇場へ。……と、この間、やたら遠くに(私にとっては)行ってるよ。しかも、さい芸は久しぶりだったし、すみだパークスタジオ倉は初めてだし。こんなこともあるのねー。

遠かったけど「セールスマンの死」はとても良かったので、足を運んだ甲斐があった。すみだの「遺産」もね。という意味では、満足!な観劇の日々。

ところで、今夜は東横線が22時50分頃に起きた人身事故で止まってたらしい。昨日、私は22時28分、元町・中華街駅を出た電車に乗ってたから(新宿三丁目まで)、他人事じゃないよ(でも、今日じゃなくてよかった)。

それぞれの舞台については、さて書けるかな。書かなくちゃねー。

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2018.11.14

二刀流・右近くん

11月12日(月) 「吉例顔見世大歌舞伎 昼の部」11:00〜 於・歌舞伎座

「お江戸みやげ」時蔵(お辻)、又五郎(おゆう)、梅枝(阪東栄紫)、お紺(右近)、東蔵(文字辰)ほか
「素襖落」松緑、亀蔵、巳之助、種之助、笑也、團蔵
「十六夜清心 ーー清元栄寿太夫 初お目見得」菊五郎(清心)、時蔵「十六夜)、吉右衛門(俳諧師白蓮)ほか

先日、南座に行ったこともあって、すこ〜し歌舞伎熱が復活。まあ、肩の凝らない演目とあって、いそいそと出かけた。楽しみはやっぱり昼の部で女方と清元太夫の両方を見られる右近(清元栄寿太夫)くんよね。毎週金曜のFM東京「カブキ・チューン」は、スマホに録音して電車の中で聴いてる(先週はこの歌舞伎座の楽屋リポート・インタビューをしてて面白かった)。

「お江戸みやげ」は初めて見たときの三津五郎・鴈治郎(翫雀)の記憶がすっごく残ってるけど、今回の時蔵・又五郎も、その二人とはまた違う適役という感じで面白かった。初めて会った美しい役者に惚れ込んですってんてんになっちゃう田舎(結城)のおばさん。ファン心理もわかるわぁ、な部分とかね。お辻、おゆう、いいコンビだな、というほっこり感。

「素襖落」は、まぁ!ここに笑也さんですか、と。とても綺麗だけど、慣れてない私。でも顔ぶれは新鮮だし楽しい。

そして「十六夜清心」。まず小芝居(笑)の後で口上書を読み上げるんだねー。さっき、「お江戸みやげ」で恋するお紺ちゃんだった右近くんが栄寿太夫として、父・延寿太夫の隣に。伸びやかな声をたくさん聞くことができましたhappy01 ずーっと清元は苦手、と言い続けてたけど、ちょっと考え直すか。
そして、吉右衛門カッコいいです。

と、こう書いて来て、肩が凝らなくていいんだけど、物足りなさもあるかな、というところ。


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2018.11.13

予約してたのは明日のチケット!

11月13日(火)

初めて行く、すみだパークスタジオ倉へ。最寄りの錦糸町駅までは、駅to駅40分強というところなので、思ったほど遠くない。まあ、そこからが徒歩15分ほどかかるんだけど、道はわかりやすい。で、行く途中に写真を撮ったりして。↓

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本日の観劇は、劇団チョコレートケーキ「遺産」。事前予約、当日精算だったので、3800円を握りしめて受付の前に立って名前を言った……までは良かったけど、「少しお待ち下さい」。……嫌な予感がして、メールを見たら、「14日14時」とあるではないの。「きゃぁぁ、明日でした」。
その瞬間、また明日もここまで来るのか、という思いがよぎったんだけど(ちょうど空いてはいた)、すぐに「ではこれを」とチケットを渡してもらえた。これ当日券用のチケットよね、きっと。そこまでの流れがとても自然で、こちらに非があるのに全く意識させない。

しかも後ろから2列めではあるけれど、センター通路脇という好きな席だったし。ありがとー、とアンケートにも書いて帰ったわよ。

それはそれとして、粗忽にもほどがある、と情けないですわ。何のための確認メールなんだ。しかも、PCアドレスに来てたのを、昨日わざわざ携帯に転送までしたのに、読んでないんだ。劇場なんかでいろいろ注意喚起のアナウンスがあっても「聞きゃしないわよ」というのと同じかぁ。

スケジュール帳にははっきり13日と書いてるし、どこで間違ったか(そもそも予約する時=日時をスクロールする時に13と14を間違えてた可能性もある)、もはやわからない。
あぁぁ気をつけなくちゃ。このポカの反省・効果はどのくらい効力を持つかしらん。

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2018.11.11

「ヘンリー五世」予習中

11月10日(土) 「『ヘンリー五世』徹底勉強会 第1回「ヘンリー四世と六世の狭間で」14:00〜 於・さいたま芸術劇場 映像ホール

講師/河合祥一郎

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↑配布物

頭が回ってなくて、肝心の舞台「ヘンリー五世」チケットの先行を逃してる私。勉強しても見に行けなかったらどうしましょ(さっき慌てて、生協で申し込んでみた)。

それはともかく、全5回の講座の第1回は、コーディネーターでもある河合先生のお話。映像ホールはキャパ150らしいけど、満席だったのではないかしら。

資料がたくさん配られて、基本、パワーポイントを見ながら。プラス、ローレンス・オリヴィエの「ヘンリー五世」と、「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」の関連する部分の映像も。

予習ではあるけれど、新国立劇場での上演が記憶に新しいので、いろんなシーンを思い出しながら聞いていた。
河合先生のお話はわかりやすいし、流暢だし。ふむふむと聞きながらも、今度の吉田鋼太郎演出で、ここはどんなふうになるのかな?と、期待も高まる。

それと思わぬ収穫は、先生が原文を読んでくださったこと。弱強五歩格(だっけ)のメロディアスな心地よい英語だけじゃなくて、「スコットランド人、ウエールズ人、アイルランド人」の会話という、方言どころの騒ぎじゃない違い、そしてフランス語の会話。……新国立版での、横田栄司さんや、中嶋朋子さんが甦ってきたりもした。

申し込んだ時には勢いがあったけど、いざとなると、こんないいお天気の日に与野本町まで行くのか、とちょっと盛り下がっちゃった。でも、やっぱり楽しかったよー。
しばらく行かないうちに、劇場近くのコンビニがなくなってた!

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2018.11.10

お江戸じゃなくて、まずは京都の顔見世へ

11月6日(火) 「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」夜の部 16:30〜 於・京都南座

「寿曽我対面」仁左衛門(工藤)、孝太郎(十郎)、愛之助(五郎)、吉弥(大磯の虎)、壱太郎(化粧坂少将)、秀太郎(舞鶴)ほか
口上(下手から:仁左衛門、染五郎、幸四郎、白鸚、藤十郎)
「勧進帳」幸四郎(弁慶)、染五郎(義経)、白鸚(富樫)、友右衛門・高麗蔵・宗之助・錦吾(四天王)ほか
「雁のたより」鴈治郎(五郎七)、幸四郎(若旦那金之助)、壱太郎(司)、亀鶴(前野左司馬)、市蔵(高木治部太夫)、秀太郎(お玉)ほか

しばらく改修のため休んでいた京都南座の新開場&高麗屋三代襲名披露とおめでたい今月(と来月)、私もこれは行かねば、という気になっちゃった。頑張れば昼夜、見られたかも、だけど(せっかく行くのだからね)、早起きとか疲れることはしたくないので潔く夜の部だけに。

新開場といっても建て替えたわけではないので、売店スペースなどは以前と一緒(だよね、多分)。なかなか混雑しておりましたよ(各役者さんの受付は広いのに)。一応、3階まで上がってみた。

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2018.11.08

一泊二日の関西旅で復活〜!

11月7日(水)

〈本日のルート〉
中之島図書館→大阪市立東洋陶磁美術館→(中之島公園)→中之島公会堂→中之島図書館ショップ

南座には行ったけど、宿泊先は大阪。淀屋橋駅から近いところで安く泊まれてラッキー。今回は大阪市立東洋陶磁美術館の「高麗青磁」展にどうしても行きたかったのよ。

美術館は9時半開館だから、その前に図書館(9時開館)へ。ぶらぶら土佐堀川に沿って歩く。前にここを歩いた時は夏の盛りでセミの鳴き声に目眩がしそうだったっけ、などと思い出す。

中之島図書館3階の展示室では、大林組の祖・大林芳五郎展。もちろん全く知らない。どころか、大林組って大阪の会社だったのか、な私であるよ。大林組が東京駅(当時は東京中央停車場)も作ってたとは。
以前ここのショップで買った消しゴムがたいそう気に入ってるので買おうと思ったら、10時開店。あらら。

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公会堂を眺めつつ、ちょっと川のそばに向かったりしながら東洋陶磁美術館に着いたら、9時29分happy01 オープンを待つという私らしくない行動。この時、計4人で待ってたの。

高麗青磁展のリストにあるのは243点。高麗時代のばかりではなくて、近代の再現品も何点か。これに加えて常設展もあるから、いやはや大変。じっくり見てたらあっという間に時間が経っちゃった。12時ごろにはけっこう人も増えたけど、それでも混雑というほどではなくてよかった。

(ほんとはこのあと大山崎山荘美術館に行きたいな、と思ってたけど、焦るのは嫌なので諦めてこの辺りでノンビリすることに。)

お天気はいいし、美術館近辺を散歩。バラの季節だったら、尚楽しそうねぇ。

中之島公会堂でランチ。シーフードカレーが美味しかった。ここでも展示室を見たり、ちょっと見学。もう一度図書館に寄って、消しゴムも買えたし(笑)、

先週金曜日に書を提出して以来、月曜まで、ひどい筋肉痛に加えて頭が重くて、ぐったりしてたんだけど、この一泊二日、京都大阪旅ですっかり復活。充電できましたshine


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↑12世紀の青磁羅漢像。お顔が新・幸四郎さんに似てる気がするー。


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2018.11.06

南座に来たよ

11月6日(火)

とりあえず写真は撮る、と。

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4列目の花横ブロック、右端で見ました。

正午ごろの新幹線でのんびり出発。東京駅を出た時はずいぶん雨が降ってたけど、京都に着いたら晴れ〜sun 日傘が欲しいくらいだったわ。

南座の開場時刻まで中途半端に時間があったので、花見小路をブラブラしたら、いやー、お着物散歩の方々が大勢! 中には男性もいたけれど。こんなことになってるのか、と実感しました。でも、お天気良くてよかったね。
建仁寺に初めて参詣(というより境内散策)、そうそう、栄西だよねとか、摩利支天だ!とか。

南座は夜の部のみの観劇だけど、じゅうぶん(十二分に)満足。見応えがあった。……というわけで、演目などについては、またいずれcoldsweats01


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