1月20日(金) 「国立能楽堂 1月定例公演」18:30~
狂言・和泉流「隠狸」万作(太郎冠者)、萬斎(主) 能・宝生流「巴」シテ・辰巳満次郎、ワキ・高井松男、アイ・深田博治ほか//笛・寺井義明、小鼓・住駒匡彦、大鼓・内田輝幸
雪が降ったりして寒い一日。自宅に夕方までいて、それから「どっこいしょ!」と出かけるんだから、今までなら挫けてるかも・・・。ところが、まだ年が明けて間もないから? いや改心して(爆)、ちゃんと真面目に、遅刻もせずに出かけるんであるよ。見所はほとんど空席なし。こんな天気でも、やはり皆さん出動!! 着物の方はほとんど見かけないなと思ってたら、私の右隣の方がお着物でした。素晴らしい。
「隠狸」は全く初めて見た。大蔵流では上演されないそう。
太郎冠者は狸釣りの名人(狐や狸を捕らえることを「釣る」という)であることを主に知られ、狸を所望される。そんな特技はありません!としらばっくれるも、とにかく市で狸を調達する羽目に。実は釣った狸がいて、それを市で売ろうとするのだが・・・。
いったん揚幕へ引っ込んだ太郎冠者が、市で売る狸を・・・肩に狸を担いで出てくる!(小さい焦げ茶色のような縫いぐるみ。けっこう足が長い) 市で主と出会ってからは、腰に下げる感じで主の目から隠すんだけども、酔って舞を舞ったりする時には隠すのがちょっと大変。(こういうの、わりとバリエーションがあるよね)
けっこう単純に笑って見てたんだけど、解説を読むと、殺生禁断の時代だから、「狸なんか釣りません!」と否定するのは当たり前で、禁忌を知りつつもやめられない太郎冠者の心情も隠されているとか。また、中世の厳しい主従関係の緊張もはらんでいる・・・。まぁね、そういわれれば、最後は酒に酔って浮かれているうちに、狸を持ってるのがバレて「お許されませ」だもんねー。主人をおちょくるパターンでもないし。
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