2017.10.21

「胸がざわつく観劇」にも色々あって

10月18日に「リチャード三世」を、そして20日には「トロイ戦争は起こらない」を見たんだけど、これについて考えてる余裕がなくて(あ、他にも感想書かなきゃ、はあるんだけど)。

リチャード三世は、シェイクスピアの中でも上演頻度が高いよね。そんな油断もあって、主演・佐々木蔵之介で、外国人の演出家、ということしか頭に入れずに行った。いやーー、幕開きからフィナーレまで、「え? どう理解したらいいの」が続いた。見てから3日たってるけど、無機的な風景が頭にこびりつき、異形な人々の姿もよみがえる。で、色々と、その意味を私に問うわけ。問われても考えてる余裕はないよ、と自分に答える。そんな毎日。

「トロイ戦争は起こらない」は、その感覚を引きずってたから、とてもわかりやすく感じた。舞台の広い空間がガラーンとした作りなのは同様でも、女性たちのドレスの色彩が美しい。「リチャード三世」を見た後では、ホッとするくらい。そして、トロイとギリシアの戦争は起こるのか、どう回避できるのか、というグサグサくるお話でねぇ。

たまたま続けて見ただけなんだけど、「荒涼の風景」めいたものが透かし見える点で共通するのかもしれず、セットで記憶しちゃうかも。

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2017.10.18

「マハーバーラタ戦記」おかわり

「芸術祭十月大歌舞伎」昼の部 於・歌舞伎座
10月1日(日)、10月17日(火)

「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」序幕・神々の場所より、大詰・戦場まで

初日に見て、とても(予想以上に)楽しんだのだけれど、うぅむ、また見たい……いろいろ考えると、余裕をもって行ける日は今日くらいしかなかった。幸いweb松竹にいい席が出てたので、(さんざん迷った。3階席は出てこないからエーイと思い切って)購入。6列のちょうど真ん中。それでも両花道を見るには首を右、左、忙しいけどね。前の席が最後まで空席だったから、すごくラッキー。

2週間以上も経ってるから、一度見てるはずなのにいろいろと、あっそうだった!みたいな場面もあった。そこはそれ、いつも新鮮ってことでhappy02 なんにもせよ、落ち着いてじっくり見られたのでした。
音楽がとても新鮮で、従来の音曲プラス打楽器類の融合が気に入ってる。前回は、それに気を取られた部分があったかもしれない。

知識として、「インド、叙事詩、ラーマーヤナ、マハーバーラタ」と言葉のみ出てくるものの、中身は全く空白。そんな私にもわかりやすいストーリー(&人物関係)と、若手の活躍で、とても面白く仕上がってると思う。……のみならず、インドの叙事詩はこうです、ではなくて「己を問う」普遍性があるというのかしら。あー面白かっただけではないのね。

と、七之助がここに加わっている新鮮さscissors サイコロ博打の場面のサディステックbleahな魅力や、立ち回りの美しさがたまりませんわ。花形の世代は、「いつもの顔ぶれ」じゃなくて、もっともっといろいろに組んでほしいな。

さて、あとは千穐楽に上から見るのみ。それも楽しみすぎる。

マハーバーラタ記念のお弁当を食べたよ。こんなに和洋折衷じゃなくてもよかったのにhappy02


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2017.10.17

ピッコロ劇団!

10月14日(土) 「かさぶた式部考」 14:00〜 於・世田谷パブリックシアター

(兵庫県立ピッコロ劇団 第59回公演)
作/秋元松代 演出/藤原新平 出演/平井久美子(大友伊佐)、原竹志(長男・豊市)、吉江麻樹(豊市の妻・てるえ)、森万紀(智修尼〈六十八代和泉式部)ほか

ピッコロ劇団の東京公演は、土日の2日間のみ。大がかりで立派な舞台装置なのに、2日しかないのね、と思ったけど、私がよく見る公演だと、1か月ほどの東京公演ののち、大阪2日、とかあるものね。それが逆になっただけ。いつの間にか自分中心に考えてるよ。

さて、この「かさぶた式部考」は、2014年に上演されて(兵庫で?)話題になったらしい。それが今回、東京でも再演、ということで、業界的に話題だったのではないかと……。劇場ロビーでコーヒー飲んでたら、すぐ近くのテーブルで渡辺タモツ氏が歓談中であった。そして、G列センターブロックの席に就いたら、後ろとか横(サイドブロック)とか、演劇関係者が多かったみたい←聞こえてくる話から。まあ、中高年がほとんどですけれども。

私は演目にも劇団にも全く予備知識がなかった。「かさぶた」?というくらいで、まあ若干のおどろおどろしさを感じてたくらいかな。

そうしたら、全国にある「和泉式部伝説」に材を取った、九州のとある農村での物語だった(昭和42年とのこと)。
貧しい村に和泉式部信仰の巡礼がやって来る(日向の本山をめざしての旅の途上)。その一団からはぐれちゃった親子が立ち寄った家の息子・豊市は30歳。炭鉱事故で一酸化炭素中毒になり、子供のようになっている。頭の中ではセミが100匹もそれ以上も鳴いたりする。
こういう信仰を持つ人たちの常として、「因果応報」の結果として不幸は現れてるのだから、救われるためには自分たちのように信じなさい、と母親に「善意」から勧める。ああ、そうなのよね……。

現実に疲れ、しかし豊市を大事に大事に思う母・伊佐と、夫に代わり家を支える妻・てるえ。高度成長がだんだん実感できてくる農村にあって、取り残された家族でもある。が、豊市が、ぐうぜん美しい当代の和泉式部に出会い魅了されたところから、物語が転がっていく。その本山への巡礼に、豊市と母もついていくことになったのである。

旅の間には、同行する人たちの苦しい人生も語られる。そして和泉式部であるがゆえの屈託、母や妻の背負うもの……それらが各人にかさぶたとして重なり続ける……。

いやー、秋元松代の原作すごい。そして実力のある俳優たち。見る機会が得られてよかった。
世田谷パブリックシアターが常に「公共劇場のあり方」を考え、発信しているおかげだと思う。
ピッコロ劇団って、岩松了が代表なのね。ちーっとも知らなかった。

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2017.10.12

チケット屋でござい(-_-)

10月12日(木)

昨日、ほんとは本多劇場の「関数ドミノ」に行くはずだった。でも、急に仕事が入って、7時開演じゃあ間に合わないかも、ということで前夜10時ころだったかな、オケピで定価で売りに出したの。そうしたら、すぐに反応があって、あっという間に交渉成立。
これって、私がコンビニでの発券をまだしていなくて、番号を伝えればいい、という状況だったので楽だった。ネットバンキングも必須だと思う。
……これからも、やっぱりギリギリまで発券せずにおくかなぁ。

でもね、昨日の仕事は早上がりになって、余裕で下北沢に行けたなぁ、という結果に。ま、そんなものよね。んでもって、もしも「頑張って劇場に走るぞ」とチケットを死守してたら、1時間残業ご愁傷様、ってなことになるんだ。

ほかにもこの1ヶ月で誰かに譲ったチケット(オケピ経由ではない)が2枚。まったく、何してるんだ、と思っちゃう。
そのうち1枚は、先行特権があるんだから使いましょ、と申し込んだ世田谷パブリックシアターの生田斗真&菅田将暉のお芝居。しかも、タワムレに、だったから千穐楽……どうしてこういうことすると当たるんでしょうかcoldsweats01 Jの子が出るときの客席ってあんまり好きじゃないし(見にきてる同じ事務所の人をものすごーく見るのよね)、ということで、あちこちの抽選に外れてやさぐれてたネット友に譲ることにした。大変な菅田ファンなんである。

フリーランス仕事は、平日の昼に観劇できたり、いいことはもちろんいっぱいあるけど、予定変更もままあるので、見に行けなくなっちゃうことも多いのよね。今月はあと31日の東京芸術劇場「表に出ろいっ!」英語バージョンが、仕事になってしまったから、なんとかしなくては。

ところでsign01昨日、急遽働いて日当を得たわけだけど、早くも今日、web松竹でポチッとな。マハーバーラタ戦記を見に行くことに致しました。ほんとギャラが右から左だわね。

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2017.10.11

このタイミングでワンピース歌舞伎を見に行く

10月10日(火) 「スーパー歌舞伎II ワンピース」16:30〜 於・新橋演舞場

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↑あんまり劇場内を見て回ってないんだけど、これは1階のお弁当売り場の先(階段下)のグッズコーナーにあった。2階のグッズ売り場は大展開してるけど、ここではひっそりと。
グッズといえばタンバリン。私の席、3階の左コーナーあたり(西袖も)、持ってる人はいなかったよ。

↓劇場入り口では、今回の猿之助休演に関わる料金払い戻しのお知らせが配られた。この時点ではまだ方法は未定だったけど、見終わった時にはサイトにお知らせが出ていたよう。

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上から見てると、せりがぽかっと空いてるのとかよく見えて(演舞場だけじゃないけど)、ほんと心臓がぎゅっとなっちゃう。猿之助はカーテンコールの時に、というのも、なんともねぇ。j

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2017.10.10

駅ビルはオープンしたのだけれど

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↑4〜5階建てがポコポコと3棟。BはビックカメラでCがイオンシネマ。

9月27日に、地元に駅ビルがオープンした。まず、駅自体を地下化して、それからとりあえず駅舎ができて、その後だから、ここまでに何年かかってるのかなぁ。そして、このあと駅前広場とか、さてどんなふうになるのやら。

オープンは9月27日。私はその頃あまり駅に近寄ってないんだけど、すごく賑わってたらしい。でもねぇ、成城石井とか京王ストアとか、そんなに買う物ないと思う←こんな人は近寄らない方がいいわね。

行こうと思いつつまだ行けてないのが、C館のイオンシネマ。今のラインナップはそれほど好みのは入ってないけど、「この世界の片隅に」を大スクリーンで見る、というのには行きたかった。12日までだから、ちょっと 無理っぽい。ほんとは今日(9日)、18時10分からの上映に行くつもりだったのに、朝からずっと仕事してたら、出かけるのが面倒になっちゃって、あえなく……。まあね、もう2回見てるし、という気持ちもどこかにあったかな。

というわけで、今日まで、私が少しでも足を止めたのは、A館内のくまざわ書店のみ。

書店といえば、メインで利用していた駅前の真光書店が、駅ビル対抗のためか改装してガラリと風景が変わっちゃった。パルコの書店も少し前にリブロからパルコブックセンターになって、目下、どの書店も店内レイアウトが把握できずイライラ、という状態。落ち着かなくて困る。

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2017.10.09

岡本健一オンステージ?

10月8日(日) 「戯曲リーディング 岸 リトラルより」 14:00〜 於・シアタートラム

作/ワジディ・ムワワド 翻訳/藤井慎太郎 上演台本・演出/上村聡史 音楽・演奏/国広和毅 出演/岡本健一

(リーディング+ディスカッション)
来年の2月〜3月、このシアタートラムで上演される「岸 リトラル」に向けての、戯曲リーディング。ワジディ・ ムワワドといえば、「炎 アンサンディ」の作者で、「岸」も含めて「約束の血4部作」という。「約束の地」じゃないよwink
そして、岡本健一さんは、「炎」に続いての出演。他にも、連投は、栗田桃子、小柳友のお二人がいるけれども。

ところで、この戯曲リーディングは、世田谷パブリックシアター制作のお芝居では、しばしば(時折かな)行われていて、私はできるだけ行くようにしている。それにしても今回の出演者は岡本健一だけ、ということで、どういうのかな、とは思ってた。会場に着いたら、リーディングとディスカッション(岡本、上村、国広)で100分くらいとわかった。

そうしましたならば……小道具(椅子やテーブル。しかも倒れた状態のも)が置かれ、照明もしっかり活用した上に、国広さんのギター生演奏。岡本さんの語りとのセッションのよう。
しかも、この語りが、何枚かの紙を重ねて手に持ち、読んだのから1枚ずつ捨てて行く、という、そういうのも含めて、まるでお芝居。そもそも、ギターを抱えて登場してまずひとしきりかき鳴らしてたっけ。

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2017.10.07

横浜&横浜

10月7日(土)

今日は甥の結婚式で、横浜はみなとみらいの式場へ。12年前(!)に、その子のお姉ちゃんが式を挙げたのも横浜だけど、そちらは山の手の方、今回は海のそば。

チャペルでの挙式の後、ブーケトスのために扉の外に出てみれば、運河べり。コスモワールドもほど近い。今どきの式場は、こういうロケーションで広々なのねぇ。それはともかく。外国人の牧師さんはじめスタッフを見てると、いやー、よくできたお芝居、みたいに思っちゃってhappy02 世俗の雑念まみれの私であった。
披露宴も専属の司会者とかカメラマンとか、こういうものなのねぇ……。で、お開きの前には、本日の様々なシーンがはやスクリーンに映し出されるという。伯母の立場の参列で気楽ではあるし、いろいろ楽しみましたです。ごちそうさま。
しかーしこの先、結婚式に出る機会も、もうなさそうだなぁ。

ところで、今日は横浜能楽堂のチケット取りを。

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意外な組み合わせだけども、チェコ!な上に、川本喜八郎ですもん(お能が最後になって申し訳ない)。ウホウホと。このために、能楽堂のチケットサイトに登録。
12時発売開始だったのに、結婚式で出かけるためにバタバタしてたらうっかり忘れちゃって、やむなく電車に乗ってからトライ。

まあ問題は仕事の予定が読めない年末、ってことだけど、ちゃんと見られますように。


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2017.10.03

音楽つながり、宮城聰つながり

10月3日(火)

この土日、「アマデウス」見て、「インド歌舞伎 マハーバーラタ戦記」を見て、楽しかったなーと元気いっぱい(で、仕事と書道に励んでおります)。

その余韻で、チケット取ろうかなと思って、ためらい傷(笑)をつけたのと、実際にチケットを取っちゃったのと。

うむむむむと思いつつも、購入に至っていないのは、オーチャードホールの「アマデウスLIVE〜ムービー・オン・クラシック」。幸四郎サリエリ、桐山照史モーツァルトを見て、もちろん大好きな映画「アマデウス」が鮮明によみがえってきた(DVDも持ってる)。舞台は良かったけど、やっぱりね、そこに流れる音楽は舞台の音楽ですもん。ちょっと欲求不満よ。
もともと、このクラシック・ライヴがあるのは知ってたけど、暢気にしてるうちに安い席はもう売り切れてた。というか文化村のチケットサイトでは完売で諦めてたら、ぴあとかではS席はまだあったので、しばし悩んだ。でも、高いし……で、今のところ購入に至らず。オケピで安いのが出てこないかなー。

「マハーバーラタ戦記」は、「アマデウス」のことがあったので、やっぱり生演奏はいいわね、と。上手にパーカッションの演奏スペースがあり、それらと、黒御簾の鳴物や義太夫などが、違和感なく混じり合ってた。

そんなところへ日生劇場から「オペラ『ルサルカ』の追加席販売するよ」というメールが。そうだ!忘れてたよ。ドヴォルザーク作、チェコ語上演のオペラで、宮城聰演出なのでありました。勢いで、こっちは買っちゃったわよ!

そんでもって今の悩みbleahは、マハーバーラタ戦記を、千穐楽の3階席以外に、もう一回見たいな、見るかな、でもそんな余裕(時間、お財布)あるのか、ってこと。さてどうする。

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2017.09.30

モンテヴェルディ&モーツァルト

9月24日(日) バッハ・コレギウム・ジャパン 「モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》」15:00〜 於・東京オペラシティ コンサートホール

9月30日(土) 「アマデウス」12:30〜 於・サンシャイン劇場

今週もわりと真面目に働いてましたです。で、仕事は今はそんなに切迫してないのだけれど、秋ですからねー、また書道の公募展が……think というわけで、いつまで経ってもマトモに感想が書けないよ。

古楽好きの友人がチケットを取ってくれたコンサート……の前に、仙川でゴハンを食べてから。そして、デザートも、というわけで、危うく遅刻しそうでした。仙川は充実してるのでねー、つい食い気が勝っちゃうbleah

「アマデウス」の映画はすっごく好きで、ついにはDVDも買っちゃってるけど、幸四郎の舞台には縁がなかった。でも、なぜか見てみよう、という気になった。サンシャイン劇場というのが、若干マイナス要因かな。(東池袋駅からの地下通路は、ほんとにありがたい)
2階の後ろ2列しかないA席から。モーツァルト役の桐山照史(朝ドラ「あさが来た」の栄三郎)が、良かった。映画のモーツァルトのイメージそのままの、おちゃらけぶりもいいけど、病気になってからのシリアスなところも。

幸四郎のサリエリは、わりとユーモラスなところもあるのね。でも、モーツァルトの才能に嫉妬する、その苦悩は痛いくらいであった。

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