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2004.10.01

9月30日 池袋演芸場 下席・昼の部

2時を少し回ったところで入場。時助さん(前座)の途中から。
・時助「たらちね」 ・金太「素人鰻」 ・彦いち「猿後家」 ・扇好「水屋の富」 ・正朝「普段の袴」
・とし松(独楽まわし) ・市馬「提灯屋」 ・・・(仲入り)・・・
・扇辰「道具屋」 ・喜多八「目黒のさんま」 ・にゃん子*金魚 ・金時「芝浜」

♪時助さん、千代女の名乗りの最初のところで一瞬言葉が出てこなかった。寄席などでは開口一番から聞くことが少ないからか、私はそういう場に初めて遭遇。幸い、口の中で少し前からやりなおして、無事に続行できた。
噺自体はそれこそ「頑張ってね」だけれど、その後、高座返しで登場する姿など、なかなか雰囲気がよろしいようで。

♪彦いち、扇辰さんの二人は、とても久しぶりに見たような気がする。私は彦いちさんが真打ちになったときの紀伊國屋サザンシアターの会には行ったんだった。それぞれに個性的かつ安心して聴け、面白かった。「猿後家」という噺は初めて聞いた。

♪市馬さんは「提灯屋」。ちんどんやのマクラが楽しくて、田舎育ちの私は、東京で初めて見たホンモノのちんどんや(於・北千住)に、ついていきたくなったことを思い出した。しか~し噺に入って早々、「ちんどんや」と言うべきところを「提灯屋」と言っちゃったのはイタかった。一応、なんの広告だか読めないからワカラナイということで、エンエン続いていく、その発端だからね。
それとこの噺自体が、「若い衆がみな無筆」だから江戸時代に設定しなくては無理じゃないか(でもクスグリとかがいかにも今風なんだよね)、ということと、サゲが現代ではどうもピンと来ない、という二つのハンディを持っているから、満足感が今イチ。言い間違いはある意味ささいなことだけど、こっちは・・・。

♪そして、この時期に「芝浜」を聞くとは思わなかった。金時さんの噺を聞いたのも初めてかもしれない。丁寧だけどけっこう淡々と進んで行って、でも最後の聞かせどころはたっぷり。あんまり重くなりすぎず、好感のもてる「芝浜」だったと思う。


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