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2004.10.04

「提灯屋」考

30日に池袋で聞いた「提灯屋」について、もう少し。

ちょっとね、と思った点はふたつ。
・若い衆が集まって「広告」を前にわあわあ言ってるんだけど、みな字が読めないからいい加減な想像をしてる。そんなに無筆の人ばっかりというのは、明治以降はありえない? でも、想像の部分のクスグリは結構、近現代っぽいから、聞いていると混乱が生じてしまう。

・やっぱりサゲがつらい。勿論、あらかじめ「まる」「かしわ」については仕込んであるんだけれど、いかんせん「丸に柏」という紋が頭に描けないから、面白さ半減? 自分の無知を棚に上げて言っちゃうと、今どきそれがすぐ頭に浮かぶような人は少ないんでは。実際に市馬さんの場合、最後がタタタっといっちゃったようで、「えっ?」という感じで終わってしまったように思う。

それで、ふと思い出したのが、都筑道夫の「なめくじ長屋」シリーズ。たしかその中に、「判じ絵」になってるどこかの店の広告を読み解くっていうのがあったはず。無筆じゃなくて、そういう「判じ絵」を前に若い衆が首をひねるのなら違和感はないと思うけど、読む=目で見るのならともかく、言葉を聞くだけの落語としては、やっぱり無理だよね。


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