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2004.10.24

「万作を観る会」

10月24日(日) 13:30~ 於・国立能楽堂

♪舟ふな (野村遼太 野村万之介)
(語)奈須与市語 (竹山悠樹)
(素囃子)黄鐘早舞
♪金岡 (野村万作 石田幸雄)
♪小傘 (野村萬斎 高野和憲ほか)

「舞台生活七十周年記念」と銘打たれた、今年の「万作を観る会」。入り口で渡された公演パンフレットも記念になるような素敵なものである(万作師と小林責氏の対談つき)。このパンフの「御挨拶」には、「各々の演者は、修業年月にふさわしい舞台を皆さまにお目にかけてくれるものと期待」とあるが、まさにその言葉通りであった。
そして七十周年記念の演目に選ばれた「金岡」には、ほんとに美しい余韻が残っている。私は狂言といえば「言葉遊び」的なやりとりの部分につい気を取られてしまうのだが、謡に心揺さぶられるような思いがしたのは初めて。

「舟ふな」の遼太くん。中2とのことだが、意外にも太い大人っぽい声がよく通り堂々たるもの。受けて立つ(?)万之介師の飄々とした味わいがまた一段と冴えていたようだ。

「奈須与市語」は、狂言の稽古の重要な一段階とのこと。竹山さんは初演。こういう記念すべき場に出会うと、今後の活躍を見守りたいという感慨しきり。そういえば、お正月には高野さんの「三番叟」の披きも見る機会に恵まれたのだった。

「小傘」は楽しく賑やかな曲。この前「ござる乃座」で見た「煎物」同様、皆がつい浮かれてしまう様に、狂言の生まれた当時を思う。尼を演じた石田さんの存在感!

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