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2004.11.01

「観世九皐会別会」・・・さて我が「能力」は?

10月31日(日) 「観世九皐会 先代追善別会」 12:30~ 於・国立能楽堂

・連吟「松風」
・連吟「遊行柳」
♪能「檜垣」 シテ観世喜之 ワキ宝生閑
♪狂言「泣尼」 山本泰太郎、山本則秀、山本則俊
・仕舞「實盛」「隅田川」「西行櫻」「山姥」
・仕舞「景清」
♪能「道成寺」 シテ古川充 ワキ森常好

同僚が、観世九皐会の月例会を見に行っている縁で、前々からチケットの手配を頼んでいた。寝ないで見られるのか?というレベルの私には、ハードルが高すぎると思いつつも、果敢にチャレンジ!
とはいえ、12時半開演で、休憩は合計25分、終演予定が17時45分(結局18時10分過ぎ終演)だったから、ほんとに見る側のエネルギーも相当なもの・・・「能体力」→「能力」といつも言っているのだが、金曜まで深夜残業の身で、予習もあまりできず、不安な気持ちで足を運んだのであった。

ちょうど1週間前にも、同じ国立能楽堂の「万作を観る会」を見たのだが、比べるとやはり若い女性の比率が圧倒的に低く、その分、年輩の男性が多い。しかも謡の本を広げている人がそこここに。

♪なぜ、この会に行きたかったのかといえば、「道成寺」を見てみたかったから。当日のプログラムにも書いてあるが、シテ古川充さんはこれが初演、「能楽師」としての登竜門なのだそう。
何もない空間に鐘が運ばれ、つり下げられ、という所からして、目を奪われてしまう。そして「乱拍子」の緊張から「急之舞」「鐘入り」へ、自分が一体化でもしているかのような形容しがたい感覚に襲われた。中でも不思議なのは、(それほど長くは感じなかった乱拍子からの流れで)シテが前を向いてうつむいたときに笑った? と思い、次の時に横を向いて、ほんとにキッという鋭さを見た瞬間に、鐘入りに移っていったということ。たぶん分析でもすれば、鼓や太鼓などの要素があるんだろうけれど、あの場面はきっと忘れられないだろうな。

♪山本家の狂言は本当に久しぶり。こういうリズムの喋りだったっけ?と最初は違和感を感じつつも、直線的(たたみかけるような)とでも言うのか、シンプルな強さのある狂言なのかも、と思った。

♪「檜垣」こそ、まさに大曲だそうで、当代の観世喜之師にして「披き」の日なのであった。初心者にはツライのではという当然の「予言」もあったのだが、2時間よく頑張りました<自分。
何年後かには、「道成寺」ではなくて「檜垣」に心を寄せるのであろう私の姿も、見えるようではある・・・。


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