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2004.11.13

「見よ、飛行機の高く飛べるを」

11月13日(土) 14:00~ 於・シアタートラム

♪作/永井愛
♪演出/アントワーヌ・コーベ
♪キャスト/井川遥(光島延ぶ)、魏涼子(杉坂初江)、伊勢佳世(木暮)、笠木誠(新庄)ほか

♪う~む、ちょっと頭イタイぞ、風邪かなあ、それとも芝居のせい? と思いつつ帰宅して夕刊(朝日新聞)を開いたら、ちょうど劇評が載っておりました。影響されそうだから、ちゃんとは読んでませんが。

様々に意欲的な試みを続ける世田谷パブリックシアターの、「レパートリーの創造」シリーズ第1弾。永井愛の戯曲を新たな演出で上演するというもので、今回の演出はアントワーヌ・コーベ(仏)さん。すでに「時の物置」を江守徹演出で見ており、その意味では第1弾の2作め、ということになる。この芝居自体、私は全くの初見。

さて。極力色を排したかのような舞台である。白木の床や椅子、女学生たちの生成のワンピース&ケープなど。その中で、「進歩的」な女教師・安達のエンジのワンピースや、体育教師(?)のズボンが印象的ではある。意味はやっぱりあるんでしょうねえ。

出だしから、すごく不思議な長い間があったり、ゆっくりした台詞回し(全員ではないけど)など、ちょっとどうしたらいいの?と思いつつも、だんだん慣れてきた。しかし「無音状態」がしばしば出現して、それが私にとっては過剰な緊張感に繋がってしまったように思う。
女学生や舎監の先生など女性はまあよかったんだけれど、青田・中村という2人の男性教師の台詞や動きが、どうしてもダメというか、どう受け止めればいいのか困ってしまった。このあたりが、フランス人の演出からきているのかどうか。

井川遥主演ということに、引いてしまう人もいたかもしれないが、私はけっこう好きなんである。もっと不安な出来かと思ってたけど、そんなことはなかった。個人的には、途中で退学させられちゃう木暮役の伊勢さんに注目。

学校と戦っていた延ぶと初江が別々の道を行く(というか、初江が飛ぶのだが)最後の場面で、初江役の魏さんが舞台から降りて、客席の椅子の間を最後列まで昇って行った。それが席番11と12の間だったものだから、12の私も彼女に手を貸すことになり、びっくり!だった。

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コメント

井川遥さんは、伸びやかな(延ぶ!?)肢体と容貌が活きて好演でしたね。意外でした。
男性教師の演技については私も同じような違和感を感じました。
あと進歩的な安達先生の台詞や動作が、ただのヒステリー女のように見えて、彼女にもっとふくらみをもたせたら・・と思いました。舎監の先生はなかなか良かったんですが。

私も魏さん(本名?)に手を貸したんですよ。ノースリーブの衣装のせいか、熱演にかかわらず、とても冷たい手で、びっくり。
五十肩で挙がらないはずの腕なのに、夢中で痛さも忘れました。
またお邪魔しますね。

投稿: タンゴ | 2004.11.17 23:01

タンゴ様、いらっしゃいませ!
昔昔のお話なんだけど、私たちの頃にも共通する
「女学生気質」みたいなものも感じたのですが、いかがでしたか?
そう、安達先生。特に「ストはやめなさいっ」と裸足でやってきた場面が
バタバタしてしまって肩すかしをくらったようでした。

ここは黍々亭ゴチャゴチャ館でもあるんだけど、また遊びに来てね。

投稿: きびだんご | 2004.11.18 00:33

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