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2004.11.18

市馬日和の落語集

11月18日(木) 「鈴本特選会 市馬落語集」 18:00開演 於・鈴本演芸場

市馬日和というのは、当然、雨ってことで。暴風とか雪じゃないのが物足りない? 18:00開演には勿論間に合う筈もなく、師匠の一席目「阿武松」が最初から聴けたからそれで充分・・・だったが、なんと最前列のど真ん中の席に入れてもらえて、そんなところで聴いちゃったんである。

♪柳亭市馬「阿武松」 ・・(仲入り)・・ ♪太神楽(仙三郎社中) ♪市馬「三軒長屋」

九州・奄美・与論などを2週間以上巡業してきたばかりの師匠は、意外にも日焼けしていなかった。羨ましい。「阿武松」では呼び出しや「相撲甚句」に、まさに聞き惚れる。阿武松を助け応援する、宿屋の主人の「人間的大きさ」が感じられて、後味がよかった。ただし、どうも相撲自体が好きじゃないのは、いかんともしがたい私。

「三軒長屋」を生で聴くのは、全く初めてだと思う。他の噺家さんでも聴いてないし、持ってるCDはもっと短いバージョンなので、こういう噺だったのか、と。鳶の頭に鉄火な女房、若い衆、与太郎、お妾さんとその旦那(隠居)、女中、剣術の先生と、まあ色んな人が出てくる。それぞれの人物の描き分けがさすがだったなあと、いま改めて思い返している。

久しぶりの落語を堪能して、某誌の「“大型”落語家」という表現を思い出した。勿論外見的にもそうだけれど、まっすぐな心持ちの大きさ、みたいなものをつくづく。今さら屈折しようもない(? ご本人の実際はわかりませんが、伝わってくるものは)でしょうが、いつまでもまっすぐな大らかさを感じさせてほしい。

追記☆終演後、熱心な大阪のファンSさんとお茶しながら喋ったものだから、やや熱気が伝染した記述になったかもしれない。でも、言葉に表しがたい「揺るぎなくて、あたたかな」落語空間なのだった。

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コメント

最近市馬不足で困っております。「三軒長屋」はきっと彼のニンにあった噺であると睨んでおります。聴きたかったなぁ。因みにこの噺、志ん朝のCDにはいっておりまして、奴(若い衆)が家の前を通りかかる伊勢勘の妾を見初める(?)場面がひたすらオカシイ。志ん朝の表情と仕草が目に浮かびます。

投稿: クァン | 2004.12.04 01:04

志ん朝CDってそれほど持ってないんですが、「三軒長屋」「大工調べ」・・・聴いてみたくなりました。
それにしても志ん朝を語れる人が羨ましいぃぃ。
市馬不足の解消は23日がチャンスかと思いますが、その時クァンさまは「どこの空の下」ってところでしょうか。

投稿: きびだんご | 2004.12.04 10:37

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