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2004.11.21

白金台、広尾経由で、黒門亭

11月20日(土) 「黒門亭 夜席」 18:00~ 於・黒門亭(上野)

♪前座(花ごめ)「小町」 ♪金原亭小駒「四段目」 ♪古今亭菊生「鮑のし」
♪柳亭市馬「味噌倉」 ♪橘家蔵之助「異国の丘」

晩秋の穏やかな午後、友人と
目黒駅(白金台・時代布池田)→広尾界隈(むら田染色ギャラリー・・・東京女学館、日赤、広尾ガーデンヒルズ横・・・衣裳らくや)と、うろうろしながら、最後に辿り着いたのが「黒門亭」とは!!
しかも、ほとんど落語が初めてというこの友人を誘ったら「行く!」とのことではあったが、鈴本でもなく黒門亭でほんとによかったのか。いや、今日の眼目は、「落語を聴こう」ではなくて「市馬落語を聴こう」なんだからね~。つきあってくれて、ありがと。

今日の収穫その1は、小駒さんの「四段目」。多分いままで聴いたことのない噺家さんだと思うが、マクラを聞いていると、芝居が好きで、歌舞伎だけじゃなくて小劇場などにも行ってるとのこと。国立劇場には今度の月曜に行くそうだ(←私も少し興味はあったのだが、行ける日がなくて残念)。そんな彼に、忠臣蔵四段目、塩冶判官切腹の場の芝居がたっぷり出てくるこの噺はピッタリじゃないか! かなりキャリアもある二ツ目さんなのかな。何も知らないのだが、感心して応援したいという気になった。

そして、市馬「味噌倉」が収穫その2。今回はネタ出しで、予めこの噺ということがわかっていたから、是非とも聞きたかったのである。その癖、始まったときには、どういうわけか「鼠穴」と頭の中でごっちゃになっていて、我ながら呆れてしまったのだが。
黒門亭ならでは、だと思うが、特に長講と銘打たずとも、長講なのが嬉しい。今回も、ケチな味噌屋の主人が、奥さんの実家へ赤ちゃんが生まれたお祝いに出かけるまで・・・大変なケチで、奥さんもいらないと言っていたのに、結婚して子供ができるまで・・・が、丁寧に演じられて、今までこの部分は聞いたことがなかったと思うので、へええと感心しながら聴いたのだった。このあたりで、これでもかというくらいの「ケチぶり」と、でも可愛いじゃんという部分があるから、後がより面白かったのだと思う。
そして、まさか今日も歌が聴けるとは思わなかったのに、「磯節」も聴けた。ケチな主がいない隙の宴会は、ほんと大盛り上がり! 豆腐屋が田楽を持ってきたところで、ああもう終わりかと残念になってしまった。

蔵之助「異国の丘」は、新作ではなくて初代金馬の噺とのこと。本当は題は別にあるのだけど(まんまサゲだそう)、ネタ出しの場合、それじゃまずいからと「異国の丘」に。うーん。あんまりトリの噺って気はしなかったなあ。

とにかく友人も楽しんでくれて、ほっ。私が別に何も言わなくても、市馬師匠の羽織を脱ぐしぐさの美しさなどに、惹きつけられていたようだった。しかし、いつもながら、畳に座って2時間半はつらかった。

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コメント

落語が初めての人を誘うのは寄席がいいんじゃないかと
いつも思う私ですが、最近、相手次第では、じっくり
聴かせる落語会もアリだと分かりました。
ただ、相手次第だということが分かっても、その人が
果たしてどっちのタイプかが分からん。

投稿: KAZZP | 2004.11.21 01:15

私も「寄席だったら紙切りとか漫才なんかもあるんだけどね。椅子だし」
と言い訳(?)しながら・・・。まあ、「初めに黒門亭ありき」で、そこへお店巡りが合体したんですよ。
この友人には「初めての狂言」「初めての歌舞伎」も企画済みで、
○○の道に引き入れ中です。いや単に着物で行ける場所探しかもしれない(笑)。

投稿: きびだんご | 2004.11.21 10:07

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