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2004.12.28

最前列で「子午線の祀り」を観る

12月27日(月) 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

*キャストなどは25日の項参照。

1回の公演期間中に2度見に行くというのは初めてのこと。しかも「中一日」しか置かずに。まあ25日の切符は先に念のために押さえていたもので、誰かに譲ってもよかったんだけど。でも、いい機会とばかり、文字通り違う角度からの観劇を楽しむ。

そして、本日は最前列の上手側。知盛(萬斎さん)が真正面に立つ場面も多くて、ちょっとどきどき(笑)。3階席からは全体の流れを追っていた感があるが、今度は役者さんの表情などをしっかり見る。あ、上ではよく分からなかったが、波の音がけっこう聞こえていたのか、であった。
前回気になった萬斎さんの口調は、口許がよく見えている分だけわかりやすかったからかもしれないが、それほど気にならなかった。でもやはり序盤にあんまり早口すぎるんでは? と思う箇所は一度だけあり。宗盛(観世栄夫さん)が、いるかの大群を見てあわてふためく場面、今回はよくわかった。
平時忠役の月崎晴夫さんも、上からは何が何やらわからなかったが、あまりに風貌がいつもと違い、しかもそれがよく似合っているので笑ってしまいそうだった。

休憩を挟んで前半は近くから見るのがだんぜんいいけれど、後半はそうともいえない。群読の場面がかなり多い(
階段状に役者さんが並んでいる)ので、前すぎると首が疲れることもあるし、源氏側と平家側で左右に分かれての読みなど、上からの方がダイナミックに受け止められた。

でも上から見ても間近で見ても、義経(嵐広也さん)は少~しイメージに合わない。すぐに隈取りが書けちゃいそうなお顔だから(失礼!)、というわけでもないのだけれど。

ということで、2カ所から見るというのは、なかなか面白い経験だった。また「これぞ」というときにはやってみてもいいけど、そういう芝居はチケット取りも難しいのかもしれない。根性で当日券?
そして気がつけば、来年の大河ドラマが「義経」ということで、本屋さんには「義経」がいっぱい。石母田正「平家物語」(岩波新書)の復刊も、その流れに乗ったものだろうか。今はとりあえず、これが読みたい。

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