« 「走れメルス」の作家・野田秀樹 | トップページ | ゆく年の二重マル »

2004.12.29

「走れメルス」その2・俳優編

♪今年、野田作品を3本観たけど、役者としての野田秀樹は「透明人間の蒸気」のサリババ先生が一番面白かったような気がする。いつもすごい運動量だしスピード感あふれる台詞なのだが、「走れメルス」ではなんか物足りなさがある(桐島洋子役の方)。その分、古田新太の存在感には圧倒された。舞台全体をピリッと引き締める重石のよう、とでも言えばいいだろうか。

♪小西真奈美はやっぱりとても好きだなあ。彼女の個性が際だつというよりは、それぞれの芝居で自在に変わる柔軟さがあるんじゃないかしら。そして深津絵里も、とらえどころのない魅力・・・う~ん、不思議な女優さん。びっくりだ。

♪で、勘太郎くん。御曹司がんばる、というところかな。しかし何しろ26日に父・勘九郎を観てきたばかりで、どうもイメージがダブる。台詞が、意図的にかどうかはわからないがとても歌舞伎なんだもの(全てではないが)。それでどうしてもスルメじゃなくて勘太郎なのよね。あと、見た目が父親に似てるなあと思ったのは松竹座でだったが、今回は声や台詞回し(特にラ行の音)でも、ほんとにそう思った。遺伝子は正直だこと。

♪メルス役の河原雅彦は多分初めて見たのではないか。あんまり「まじって」なかった気がするのは、要するにそんな役だったのかなあ。

・・・というわけで、面白かった。もう一度観たい(1月末まで公演はあるが前売りは完売とのこと)。立ち見でも2時間弱だよ、と耳元で囁く声もするけれど、無理でしょう←行ける日がない。

|

« 「走れメルス」の作家・野田秀樹 | トップページ | ゆく年の二重マル »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「走れメルス」の作家・野田秀樹 | トップページ | ゆく年の二重マル »