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2004.12.25

今年はこれで聞き納め、市馬「七段目」

12月23日(木・祝)「市馬落語集」 昼の部14:00~ 夜の部17:00~

♪(昼)市馬「猫の災難」・・・(仲入り)・・・「睨み返し」「七段目」
♪(夜)さん彌「桑名船?(鮫講釈)」、市馬「鼠穴」・・・(休憩)・・・昭和歌謡大全集

前日まで夜中に帰宅していた上に、祝日なのに「今日も出かけます」などと言って冷たい視線を浴びつつ、よたよた出撃っ。一応家族の手前、夕食の支度なんかもしていたもので、開演時間に遅れる遅れる。我ながらひどいね。
開口一番が聴けないどころか、市馬師匠の「猫の災難」もかなり進んでいて、あららら~なのであった。受付でお席亭が「今日は三席やると言ってるよ」と教えて下さったのだが、終わるとすぐに仲入りで、「三席って??」と内心思う。
「睨み返し」を聴きながら、私が初めて市馬師匠の噺を聴いたのがちょうど2年前の暮れ、同じ落語集だったなあと思い出す。やはり年末のネタ「尻餅」だったのだ。「掛け取り」の贅沢さを知っている分、「睨み返し」は地味かな。も少し、枯れる(年齢になる)と味が出るのかもね。
そしてそして、な~んとここでおまけの一席が「七段目」とは! うれし涙が出ちゃうよん。実は今まで「淀五郎」は何度も聞いたけど「七段目」は聴いてなかったのだ。もしこれが一席目だったなら、悔やんでも悔やみきれないところであった。海老蔵襲名、団十郎の復帰にも触れつつ、芝居狂いの若旦那の話へ。もう思いっきり堪能して楽しさに酔いました(*^_^*)

そして夜の部。二つ目・さん彌さんの、「力技」としか言いようのない摩訶不思議な噺のあとに、「鼠穴」。ああ、いけない、意識が遠のいてしまった・・・。そうそう、このときのマクラで、落語には「この噺はこうやらなくてはいけない」というのはない。いろんなやり方がある。いろいろ聴いて、「ああ、こういうのがいい」とか判断すれば、というような趣旨のことを話された。マクラでこんなことを仰るのはちょっと珍しいような気がするのだけれど。
で、「鼠穴」は、また体調万全の時に聴くってことでゴメンナサイ。実はあんまり積極的には聴かない談志さんの「鼠穴」を、2年ほど前にたぶん三鷹あたりで聴いたことがあって、その時を唐突に思い出してしまった。あれはやっぱりよかったんだなあ。(談志さんの落語って、なんか心底素直に聞きに行けない自分がいて、どうもダメなんだけども。)
大喜利の「昭和歌謡大全集」は、いつものあれ、というところ。しかし、今年は声帯模写の白山雅一氏が飛び入りでステージに上がられて、普段接する機会がないだけに嬉しかった。声帯模写といっても、模写される人をそもそも知らないから、面白さも今イチのものもあったけれど。川柳師匠もそうだが、日頃、ステージの上で声を出すことを仕事にしている人は、ほんとに若々しい。あんなおじいちゃまが身近にいたら、楽しそう!

というわけで、今年の落語は聞き納め。「七段目」が聴けたし、思い残すことはありません!?

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コメント

七段目も淀五郎も市馬師匠のはいいですよね。
そういう意味で、来年はほかの噺家の発掘も
したい。

投稿: KAZZP | 2004.12.26 13:18

確かに。とりあえず私は小駒さんをもう一度聴いてみたいかな。
そして、市馬師匠は中村仲蔵なんてやらないのかしら。

投稿: きびだんご | 2004.12.27 01:08

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