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2004.12.25

3階から「子午線の祀り」を観る

12月25日(土) 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

♪作/木下順二
♪演出/観世栄夫
♪出演/野村萬斎(知盛)、観世栄夫(宗盛)、高橋恵子(影身の内侍)、嵐広也(義経)、木場勝己(阿波民部重能)ほか

♪1979年以来、過去6回の公演があった「子午線の祀り」であるが、全くの初見。少なくとも1990年の第4次公演以降は見られたはずだが見ていない。特に99年の新国立劇場での公演(萬斎・市川右近)は、どうして見ていないのだろう・・・。
まず今日は3階1列、ほぼ舞台の中央からの観劇である(まず、と言うからには、次があるということで)。

「子午線の祀り」を特徴づけるのは、群読という方法である。第一幕、始まりの部分の群読では、見る側の私に言葉を受け入れるウォーミングアップができていなかったのか、すんなり入ってこなかったのだが、ストーリーの展開につれ、力強くストレートに伝わってきた。群読ばかりでなく、ソロの「読み手」の力量にも強い印象が残る。
しかし、特に前半部分、萬斎さんの台詞が早口なのがとても気になった。同じ早口でも、低い声の独白的部分はいいのだが、高い調子になるとうまく伝わってこないのである。そのせいもあって、やや疲れてしまった。昼行灯的な宗盛役の観世栄夫さんは、とても雰囲気があったと思うけれど、壇ノ浦で身辺急になったあたり「あわわわ」という感じはともかく、なーんか言葉が来ないような。
高橋恵子さんの出番は、思ったより少ないのね、ではあったが、よく通る綺麗な声と台詞ですごく惹きつけられた。実は普通に話す彼女の声にもやや記憶はあるが(かつてのPTAで)、それとは全く違うんだなあ。

と、簡単に役者さんの印象を記すにとどめて・・・やっぱり休憩を含めると4時間10分あまりの舞台は見る方も大変。思ったよりは長さを感じなかったとはいえ、見終わったとたんに、どっと疲れが。

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