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2005.01.09

観世九皐会一月定例会

1月9日(日) 13:00~ 於・矢来能楽堂

「翁」 観世喜之、三宅近成(面箱)、三宅右矩(三番叟)、長山耕三(千歳)
「東北」 シテ鈴木啓吾、ワキ森常好
狂言「鶏婿」 三宅右近
仕舞「難波」「羽衣」「花月」
「野守」 シテ古川充、ワキ野口能弘

とりあえず半期分のチケットを購入した観世九皐会定例会の、第1回。今年から指定席方式になり、私の席は正面席の左右中央・・・つまりは、中央に立つ演者と向き合うような位置である。それはいいのだけれど、前に7列ほどある椅子席ではなくて座敷席(座椅子)なので、はっきり言って足がツライ。それさえなければ、見やすい特等席なのに。「寝ないで見る」に加えて、「ちゃんと座り続ける」という課題まで増えてしまった。

「翁」は喜之師の凛とした厳かさと、三番叟のエネルギーが、心地よい余韻を残す。「お正月には翁よね」、と思ってしまう。
「東北(とうぼく)」とは何か、と思っていたら、都の「東北院」のことであった。和泉式部と軒端の梅の物語である。後シテ(和泉式部の霊)の舞がとても美しかった。装束の色合いと扇が完璧に合っていて、その色のバランスに気がついた時には、驚きさえ感じた。

「野守」のシテは、10月の「道成寺」と同じ古川さんということで、ついつい頑張ってね、と見守るような気持ち。前シテ(老人)と後シテ(鬼神)の間に、舞台上に置かれている「塚」の中に入って、そこで着替え、歌舞伎の鏡獅子のような赤い毛をつけて出てくるのである。大鼓は大倉正之助さんで、たまたま10時からの「ソロモンの王宮」(テレビ東京)に取り上げられていて、不思議なシンクロであった。

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