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2005.01.15

力を抜いて楽しんだ、緒形&篠井

1月15日(土) 「子供騙し」 14:00~ 於・紀伊國屋ホール

作・演出/水谷龍二
キャスト/緒形拳(理髪店主)、篠井英介(探偵?)、 冨樫真(理髪店員?)

全く同じキャストでの再演(というか、チラシの写真は前回と同じ?)。以前いつ見たのか・・・それほど前ではないのに、細部は殆ど覚えていないのにビックリ。東北の小さな町の理髪店での、閉店後のできごとである。一人で店をやってきた店主と、一ヶ月半前からここで手伝いをしている女、そして彼女の夫に依頼されて探しに来た探偵。この3人のみで進行する。といっても、もちろん一筋縄ではいかないわけで。
前回は勿論、篠井さん目当てで見に行ったから、あんまり緒形拳には注意を向けていなかったと思う。でも、今日はストーリーがわかっていたからかもしれないが、油の抜けたような、ちょっと情けないけど「何者だ」的匂いのする役を、楽しみながら見た。
その篠井英介は、スーツにトレンチコートとという格好いいスタイルで登場するのだが、夜8時を境に、人格が男から女に変わってしまう。その変わりっぷりがおかしいし、彼にしかできない役だなあと思う。

上演時間は1時間半で、出演者は3人。小さな理髪店の店内での1、2時間(+翌朝のシーン)を、ちょっとした言葉や動きのギャグで笑わせたりしながら進んでいく。ありそうでありえない、陳腐なようで妙にディテールに凝っている、不思議な味の芝居だと思う。舞台の上の3人が、なんだか楽しんでやっているような「余裕の力」が、こちらにも伝わって、純粋に楽しめる心地よさがあった。こういうのも悪くない、としみじみ思う。

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