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2005.02.12

本日初日、文楽公演

2月12日(土) 「人形浄瑠璃文楽公演 第2部」 14:30~ 於・国立劇場小劇場

伊賀越道中双六 沼津の段」 竹本住大夫・野澤錦糸/吉田玉男・吉田簑助ほか
嫗山姥 廓噺の段」 竹本綱大夫・鶴澤清二郎/桐竹紋寿・吉田和生ほか

今月の一番のお楽しみ、「待ってましたッ」の文楽公演、住大夫さん。いや実際、私の真ん前のおじさまは「待ってました」とか「タップリ」とか、始まりと終わりに声をかけられましたよ。第2部が取れただけでヨシなのだが、13列のかなり右寄りで、人形の顔はそれほどよく見えない。しかし、その代わりというか、住大夫さんの表情はほぼまっすぐによく見える席であった。

「伊賀越道中双六」は、まさにこの住大夫さんの浄瑠璃に浸りきったと言って過言ではない。最初ユーモラスな平作と十兵衛の出会いのところから、平作方のお米の登場、そして親子・敵の因縁、最後の千本松原へ。時にクスリと笑い、また涙し・・・。胡弓の哀切な響きもあいまって、平作の死の場面、「なむあみだぶつ…」の声にならないような声が、今も耳に残る。人形も玉男さん(十兵衛)、簑助さん(お米)と、人間国宝揃い踏み、というところ。一緒に見た、うんと年下の妹のような(?)お嬢さんは、玉男ファンとのことで、も少し近ければもっとよかったね。

そして25分の休憩の後、「嫗山姥」。これは最近、歌舞伎では福助の八重桐で見たんだっけ、と思いつつ。実は未だ放心状態という感じで、あんまり浄瑠璃は頭に入ってこなかったのだけれど、その分、人形の動きを堪能した。特に不思議な力を得てからの立ち回りは、人形ならではの面白さだった。

今日は2つの演目の組み合わせにも感心しつつ、期待通りに満足の一日だった。舞台の左右に字幕が出ていて、これは初めての経験。つい文字を追ってしまうのがいいのか悪いのか、判断できかねる。

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コメント

住大夫さんの伊賀越道中双六を堪能してきました。私も10列の右よりで、まっすぐ前には住大夫さんの見続けても飽かぬお顔が。
人形も、玉男、蓑(←誤植)助、文吾三名人の揃い踏み。めったに見られぬと思っても、ついつい平作になりきった住大夫さんの表情の方に目がいってしまいました。
住大夫さんが「お米のくどき」の場面で手をたたいてもらえなんだらやり難いといっておられたのを思い出したのですが、パラパラと拍手がありました。でも、乗っていきよいほどの力強さではなかったような。
こもち山姥は、私も脱力状態で・・順序が逆でもよかったのかもしれませんね。

投稿: タンゴ | 2005.02.19 12:05

タンゴさま
文楽は一段と初心者のワタクシ。これからもいろいろ教えてくださいね。
20年以上前、「文楽なるものを見てみるか」と思って初めて見たときには
人形にしか目がいかず、ふうん、だけで終わってたのですが、
年とって(笑)、やっと多少なりとも受け止められるようになったかと。
一度、大阪でも見てみたいです。

投稿: きびだんご | 2005.02.20 11:50

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