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2005.02.14

お能には慣れてきたけど、正座はできぬ

2月13日(日) 「観世九皐会 二月定例会」 13:00~ 於・矢来能楽堂

「屋島」 シテ遠藤喜久 ツレ佐久間二郎 ワキ高井松男 アイ竹山悠樹
狂言「貰聟」 野村萬斎、高野和憲、野村万之介
仕舞「西王母」「雲林院」「葵上」
「小鍛冶黒頭シテ長沼範夫 ワキ安田登 ワキツレ野見山光政 アイ野村万作

昨年12月の「子午線の祀り」からずっと、源平ものに縁がある。まあ今年の大河ドラマが「義経」だというのは偶然じゃないのかもしれない。私自身は、「子午線の祀り」を2回見たが、その前に「平家物語」の語りと場についての講義を聞き、なんのかのと言いつつも大河ドラマを見、そして木下順二と響き合うかのような、石母田正「平家物語」(岩波新書)を読んでいるというわけで。

「屋島」は、後シテが義経(の亡霊。前シテは老漁夫)で、勝者なのだけれども、ちっともそんな感じがしない。これは漁夫の語る合戦の様子が、「義経勝てり」じゃないから・・・。そして、後半の荒々しい義経の舞姿を見ても、無常感に通じるものをイメージしてしまう。先入観のなせるわざかな。戦国武将が能を愛したのもわかるような気がする、な~んて、そんな単純な話じゃない!?

この「屋島」が約90分。集中して観た後(休憩15分)、「貰聟」で思いっきり気分転換できた。飲んべえの亭主と愛想づかしをして実家に戻った妻、その父親。ちょっと大げさなほどのキャラが萬斎さんに似合っているし、高野さんの妻も可愛い。勿論、万之介さんの味のある父親も。これはキャストの勝利でもある?

「小鍛冶」はちょっとだけ予習をしていたのだが、ワキの出番がすごく多いのにビックリ。まあワキが小鍛冶宗近なんだから、当たり前なのかな。後シテが出るとき(中入り)、舞台の一番前に剣を打つ一畳台が運ばれるのだが、まさかここに二人が上がって「相槌を打つ」とは思わなかった。今回は黒頭だったから、頭に狐をくっつけた後シテじゃなかったのが、ちょっと残念。

ほぼ寝ないで観ることができたのは、随分な進歩ではないか。座椅子があるとはいえ正座席で、足が痛くて寝てらんないのか(笑)。

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