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2005.03.05

十何年来の「熱海殺人事件」

3月5日(土) 「熱海殺人事件 平壌から来た女刑事」 14:00~ 於・紀伊國屋ホール

作・演出/つかこうへい
キャスト/石原良純(木村伝兵衛)、春田純一(熊田留吉)、黒谷友香(水野朋子)、小川岳男ほか

私が初めて見た「熱海殺人事件」は、池田成志、山崎銀之丞バージョンだから、それほどふるい話ではない(といっても13、4年前?ではあるが)。今こうして観劇日記を書いたりするようになる原点は、ある意味で「熱海」なのかもしれない。でも、その後の「熱海」を全部見ているわけでもないんだけどね。

阿部寛が木村伝兵衛を演じた時にも感じたことだが、つかこうへいのパワーダウンは否めないのではなかろうか。いつものことながら、世間を震撼させた時事ネタをふんだんに盛り込んでいるが、あまりに入れすぎて散漫になっているような気がする。タイトルにもなっている北朝鮮問題はもとより、神戸、長崎、奈良の無惨に子どもが殺された事件や、和歌山のカレー事件、キトラ古墳(カビのことではない)など、私にはちょっと盛り込みすぎに思える。
民族問題に関する言及は、つかこうへいでなければできないだろうと思われ、そこここに重い現実を突きつけるのではあるけれど。
じゃあどういうのなら満足したのか、と言われると・・・。もっともっとエネルギッシュに、もっとカッコよく、くらいしか答えられない。いつも犯人役の小川岳男さんにも、もっと壊れてほしかったなあ。

春田さんの暗い感じの目は好きだけど・・・かつての熊田留吉・鈴木祐二さんをまた見たいよ~。

なんて言いながら、次回があるのなら、またきっと見てしまうに違いない。

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