« 桜吹雪にピッタリのお能だったのに | トップページ | 意外にも「毛抜」がgoodの、歌舞伎座・夜 »

2005.04.12

2席のカップリングに拍手、の「落語集」

4月11日(月) 「市馬落語集」 19:00~ 於・お江戸日本橋亭

古今亭菊六「転失気」、市馬「碁どろ」--(仲入り)--市馬「花見の仇討」

池袋の10日間に引き続いての今日、ネタ出しされていたから、この季節ならではの「花見の仇討」を楽しみに出かけた。昨日までのポカポカ陽気とはうって変わって「花散らしの雨」(=市馬日和)で、それだけにいっそう「花」に思いを致しつつ、でもあった。

まずニュースは、ついに市馬師匠にお弟子さんが! まだ見習いとのことだけれど、「いちろう」クン(字は不明)、栄えある一番弟子なんだから、頑張ってね。
前座の菊六さんは円菊師匠のお弟子とのこと。ちょっと年齢不詳という感じ。成田屋・団十郎パパとお父上が大親友だって(市馬師匠談)。

「碁どろ」はプログラムによると、お客さんからのリクエストだそう。あまり寄席にかかることもない噺ということだが、碁にのめりこんじゃう様子が楽しい。佳品って感じかな。
仲入り後にこの噺について、「寄席でやる人がいないのもわかる、地味な噺」と仰っていたが、でも年齢とともに風格、味が出て、師匠の貴重な噺になりそうな気がする。というか、私はけっこうこういう噺が好きなんだな~。シンプルだけど、丁寧に作られたすまし汁、ってところがね。
そして楽しみだった「花見の仇討」は、今年もこの時期に(花を見送りつつ)聴けたという喜びもあり、「碁どろ」の他愛ないホンワカ感が私の余裕にもなっていたようで、無心でひたすら楽しむことができた。

ということで、うまく言えないけれど、なんか「噺を聴く楽しみ」にしみじみ浸れた一夜で、それには2席の組み合わせも関係してるんじゃないかな~。そして、美声で沸かせたり、長講大ネタで惹きつけたりも勿論いいけれど、地味な噺でピリっとしめる、という「武器」もなかなかなのでは、と思っている。

|

« 桜吹雪にピッタリのお能だったのに | トップページ | 意外にも「毛抜」がgoodの、歌舞伎座・夜 »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 桜吹雪にピッタリのお能だったのに | トップページ | 意外にも「毛抜」がgoodの、歌舞伎座・夜 »