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2005.04.09

新国立劇場でお笑いを

4月9日(土) 「コミュニケーションズ」  13:00~ 於・新国立劇場小劇場

構成・演出/渡辺えり子 日本劇作家協会共同企画
作/いとうせいこう、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、鄭義信 ほか
出演/綾田俊樹、片岡弘貴、金内喜久夫、神保共子 ほか

3月から7月まで続く、新国立劇場の「シリーズ 笑い」第2弾。監修が別役実と永井愛だし、このところ私は渡辺えり子モードかも、ということで。あまりにいい席だったので驚いたのだが、そういえば2月に宇宙堂を見に行った時に先行チラシを貰って、それで一日早くラクラク取ったんだと、今思い出した。

コミュニケーションズという芝居は、副題に「現代劇作家たちによるコント集」とある通り、全21場を作家たちによる14のコントとコミュニケーションズ(説明不能? 出演者全員が楽器を演奏しての歌もあり)でつないだもの。いかにも渡辺えり子なのが、舞台上手側にタテに出る字幕=そのコントのタイトルと作者名(→歌舞伎座の「今昔桃太郎」)や歌だろうか。

細切れのコントだが、最初と最後にはほぼ漫才の形式、ほかにも2人芝居的なものから、出演者全員(9人)によるものまで、多種多彩。どれも軽くておもしろくて、でも妙に満腹「ごっちゃんです」という感じがしている。
昨日が初日ということで、台詞が覚えられないこととか、じつはけっこうアドリブがバンバン入っていたようだ。それがまた、実際に寄席で漫才を見ているかのような錯覚を持ってしまうことにも繋がった。
実際、俳優さん達は大変だろうなあ、と途中でふっと気づいた。いくつかの作に共通する設定もあるけれども、基本的には全く無関係の役、台詞がこれでもか、というくらいに2時間あまり続くわけだから。そんな中だからこそ、力量とか持ち味が、そのまま出てしまうのかもしれない。
綾田俊樹さんは見た目が「脂のぬけた松尾スズキ」で、クセのある役がはまっていたし、神保共子さんの綺麗な声と台詞回しなど、「普通であって光る」感じが印象的・・・と、ほんとに9人全員について、書けそうな気がする。
矢崎広くんのような可愛い子が息子で家にいたなら、とても楽しそうだし(笑)。

演出家、作家、俳優・・・それぞれの才能に、改めて思いを馳せた芝居であった。後半にもう一度見てみたいぞ。

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