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2005.04.10

桜吹雪にピッタリのお能だったのに

4月10日(日) 「観世九皐会 四月定例会」 14時30分ごろ入場 於・矢来能楽堂

(「田村」)
狂言「二人大名」 野村萬、野村万蔵、野村扇丞
仕舞「呉服」「西行櫻」「笹之段」
「鵺」 シテ坂真太郎、ワキ村瀬提、大鼓・亀井広忠、小鼓・曽和正博 ほか

当然、1時開演の定例会なのであるが、1時間前にはまだ家におり、あせって駆けつけるよりも狂言から、と「田村」をパスすることにした。しかし、皮肉なもので、自宅の周辺はかなり強い風に桜の花びらが降るように舞っているのに、そんな桜景色が背景の「田村」を観ないってわけで・・・。

なんと実は、野村萬さんの狂言を拝見するのは全く初めて。野村兄弟は皆さんお年を召してなお素敵な方たち、という印象であるが、飄逸という言葉がピタっとくるような風貌である。威張っていた大名が、太刀や裃などを奪われ「返してほしければ」と、犬や鶏のけんかの真似やら、都ではやっているという「起きあがり小法師」の真似などをさせられる。可哀想なんだけどなんだか楽しそうでもある・・・。

「鵺」は、源頼政に討たれた鵺の亡霊ということで、相変わらず(?)「義経」とリンクしているかのようだ。
こんな桜吹雪の暖かい夜に、不思議にぴったりくる能だったのだと、何時間も経ってから思い返している。シテの坂さんがとてもよかった、とは先達爺さまの談。

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