« 「落語と芝居はおともだち」 | トップページ | 新緑の上野公園、藝大美術館へ »

2005.04.19

娘道成寺をじっくり見た

4月18日(月) 「四月大歌舞伎・昼の部」 11:00~ 於・歌舞伎座

「ひらかな盛衰記 源太勘當」 勘太郎(梶原源太景季)、海老蔵(梶原平次景高)、秀太郎(母 延寿) ほか
京鹿子娘道成寺 道行より押戻しまで」 勘三郎(白拍子花子)、芝翫ほか(所化)、團十郎(大館左馬五郎照秀)
与話情浮名横櫛 見染めの場 源氏店の場」 仁左衛門(与三郎)、玉三郎(お富)、勘三郎(鳶頭 金五郎)、左團次(蝙蝠安) ほか

浮かれているので、今月2度目の昼の部観劇。1回目は3階から、今度は久しぶりに脱・3階(ったって2階だけど)。最近の遅刻を深く悔いて、15分前には到着。・・・でも、売店で買う物もないなぁ。

さすがに花道がある程度見える席だったから、道成寺にも満足。といっても、いつものように踊り自体はどうも苦手なんだけど。その分、衣裳をじっくり観察。能装束では裾の方に見える黒地に模様入りの丸紋が、歌舞伎では帯に使われている。愛読している『演目別にみる能装束』(2004年11月6日の項参照)によると、やはり女の怨霊のスタンダード・ファッションらしい。捕り手はみんな「花四天」と言うのかと思ったら、この道成寺のは「鱗四天」で鱗柄を着ている。怨霊本人じゃないのに、鱗なんだ! とびっくり。(私の夏の袋帯が鱗柄なんだけど、道成寺を見るのにいいかも)
所化には左團次、海老蔵、勘太郎ほか、豪華メンバーの出演。
見る位置の問題(前回は上手側、今回は下手側から見た)なのか、後見との呼吸なのか、引き抜きが美しくなかった、というか、今日はバタバタしてるふうに見えてしまったのだが・・・。

「源太勘當」は、源太-平次の、兄弟の対比が面白いんだろうし、あんまり何も考えずにアハハと見てればいいのかな。

今月2回見てももいい、と思ったのは、「切られ与三郎」のため。数年前に見たときは、勘三郎は蝙蝠安だったっけ。勿論、同じ仁左・玉コンビで。お約束のシーン、お約束の台詞のあれこれを、待ちかまえて「うっとり」というところ。たまたま貰ってきた「歌舞伎座掌本 春季号」というリーフレットに、与三郎の「羽織落とし」や扮装、手ぬぐいのかぶり方や模様等について書いてあって面白かった←上方と江戸の対比という点でも。
遠くの席からは、なかなか細かいところまで見えないのだけれど、「目のつけどころ」はいろいろあって、興味は尽きない。


|

« 「落語と芝居はおともだち」 | トップページ | 新緑の上野公園、藝大美術館へ »

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「落語と芝居はおともだち」 | トップページ | 新緑の上野公園、藝大美術館へ »