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2005.04.23

新緑の上野公園、藝大美術館へ

4月22日(金) 「厳島神社国宝展」 於・東京藝術大学大学美術館(5月8日まで)

 3月25日から開催されている、台風被害復興支援・厳島神社国宝展に、やっと行って来た(午後3時から会社なので、その前に、ということで)。平日の昼の上野公園には、いい天気に誘われて人がいっぱい。それぞれに新緑を楽しんでいるようだが、そそくさと藝大へ向かう。行く機会がなくて初めてである。

 国宝展はエレベーターで上がった3階。まず狛犬が迎えてくれた。展示は
 ・平家ゆかりの品々(鎧兜、太刀、扇、厳島神社の古神宝など)
 ・平家納経
 ・芸能(能装束、面)
 の3部構成となっている。鎧は目の前で見ると、美しく細工された革が使ってあって、技術や美意識などの面でも興味深い。安徳天皇のオモチャだったと伝えられる檜扇も印象的。
 どうも、見て美しい物に惹かれるので、文書類はそそくさと。目玉の平家納経は、見返し部分の美しい絵と、「冒頭の10行は清盛の筆」などという説明でちょこっと経を見る。ちょうどチラシの表面にドーンと写真が載っている「法華経 薬王菩薩本事品第二十三」の展示期間中だったのはラッキー!
 そして、実はというか当然というか、能装束をウキウキと楽しむ。中でも、安土桃山時代の唐織がよかった。というのも、「鳳凰桜雪持笹文様」の鳳凰がとってもアジア~!!で、当時の交易に思いを馳せたり、そんな(今から見ればキッチュな感じもする)鳳凰が能装束というのも、妙に楽しい。

 地下1階は藝大のコレクション展で、全く予備知識なく覗いてみてビックリ。入るとすぐ正面に、高橋由一の「鮭」がドーン。そしてあの大きなのは「序の舞」だぁ、というわけで、私でも知っている有名な絵に遭遇したのであった。

 平家納経と能装束は会期中に展示替えがあって、もう後半だから、全部は見られないのが残念。でも、おおっと思った物(ここに書いた法華経とか唐織など)は、みんなチラシに載ってるということを帰宅後に知って、私は「美術館が対象にしている典型」かしら、と妙におかしい←やはり行こうかと思っていたらしい夫は、文書が出てないなら行かないそうで、「綺麗な物じゃないと人は呼べないよ」という話になった。

 

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コメント

つい2,3日前、「ミュージアム・ピース」なる語を初めて目にして、友人と「美術館に展示するに値する作品」という意味かしらと話していたところです。無断で展示する人もいるしね。
ということで、すぐ「ミュージアム・ピープル」という言葉を思い浮かべました。フフ。

投稿: タンゴ | 2005.04.23 17:48

タンゴさま。
あらゆることにミーハー、というのが、唯一の行動指針でして。
上村松園「焔」もこの目で見たい気持ちがムクムク(山下裕二の某誌連載の影響かも)。


投稿: きびだんご | 2005.04.24 15:39

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