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2005.05.27

義経2題?「青菜」と「猫忠」

5月25日(水) 「第17回 スケすけイチバ」 18:30~ 於・池袋演芸場

(前座・生ねん)市馬・青菜、蔵之助・錦の袈裟--仲入り--玉の輔・死神、市馬・猫忠

年4回のこの会、いつも必ず25日前後だから、仕事の忙しい時が多くて滅多に行けない。今回は珍しく大丈夫だったので、14日のミックス寄席で前売り券を買っていた。私にしては早い時間に到着した(6時15分くらい)のに、すでに空いている席を探すのが大変、という状態。「ここ空いてるわよ」という声に助けられた(しかし出入りしにくい場所だから、仲入りでもずっと座り続ける羽目に=左右誰も立たないんだもん。ふぅ~)

さて、開演前にすぐ後ろの席のおじさま(おじいさま)たちが、昔の池袋演芸場の話をされていた。ビルの3階(?)にあって、下足箱云々・・・市馬師匠が登場して、おや、マクラではその昔の演芸場のあれやこれや。そして演芸場の古いエアコンの話から、「植木屋さん、ごせいが出ますね」。やった! 「青菜」だ。これって初夏というよりは盛夏の噺なのだっけ? お屋敷の庭先の緑(松やなんか)が頭に浮かび、今の季節にピッタリだなあと思う。お屋敷のキッチリした感じと、植木屋のゴチャゴチャした雰囲気が後々まで印象的。ところで下らない話題2つ。
・数年前の小三治独演会(鈴本)、客からの質問コーナーで「青菜とは具体的に何?」というのがあったのが忘れられない。勿論、「何でしょうねぇ」という答えだったけど、確かに暑い盛りの青菜とは、さて何でしょう。
・植木屋さんは、大阪の「柳かげ」というお酒をご馳走になるんだけど、江戸では「直し」=みりん? 毎週金曜日に届く宅配食材に、三州柳かげ、というのがあって気になっている。注文して飲んでみようか。あ、勿論、料理用に買うのです(笑)。

蔵之助さん、与太郎の感じがピタッとはまっていて楽しい噺だったと思う。逆に玉の輔さんの「死神」は、ピンポイントのくすぐりで笑いは取れても、どうかなあ。ちなみに呪文は「あじゃらかもくれんピアノマン・・・」。

そして今日の楽しみは「猫忠」。町内の職人衆が美人のお師匠さんの所へ(芸そっちのけで)通うのと、「義経千本桜 四の切」パロディが合体した噺で、2年前に初めて聴いた時、「こんな噺があるのか!」とたいそう驚いたのだった。場面としては、・お師匠さんと偽のアニさんのイチャイチャぶり(をのぞき見る2人) ・注進に出かけたアニさんの家での遣り取り ・偽者の正体がばれる→猫の独白 になると思うが、中ではやはり当然「猫」がむずかしいのかなぁ。手つきとかは猫なんだけど、あんまり猫って思えないんだよね。師匠がでかいから? 初音の三味(線)に、もっと執着してもいいような気もするし。

ちなみに前回聴いたときは、浅草歌舞伎で獅童の狐忠信を見た→「猫忠」を聞いた→師匠を囲んでの谷中遊覧(町のあちこちに猫が)で、とても印象的だったのだが、今回は歌舞伎座で菊五郎の狐忠信を見た→(師匠ファンの集いで)日本橋・人形町遊覧に行った→「猫忠」。なんだか不思議な巡り合わせ。

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