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2005.05.07

欠伸しながら仕事して、いそいそ黒門亭へ

5月6日(金) 「黒門亭 夜の部」 18:30~ 於・黒門亭(落語協会2階)

玉の輔・宮戸川、さん福・だくだく、市馬・茗荷宿屋

情報不足を痛感したのだが、今月から黒門亭・夜の部は6時半開演(今までは6時)、そしてトリの市馬師匠はネタ出しされていたのだ。どうせなら7日の「船徳」の方がよかった? と一瞬思いはしたけれど、いや「船徳」は聴く機会も多いし、と、前座さんの「やかん」をBGMに、チラシを睨みつつあれこれ思いをめぐらす。
何しろ、大遅刻を覚悟して入ったら、まだ前座さんがやってる最中で、???だったのでした。

玉の輔さんは、TVなんかでも女性に人気が出そうなタイプ、と、いつも思う。噺も達者だし。いろ~んな意味で「小朝さんの弟子」だもんねという感想。「宮戸川」は似合ってる。
さん福師(敬称を、「さん」と使い分けているのではない)は、以前、市馬師匠が池袋の昼トリだった時に、二度ばかり聞いたことがある。今日は、タイトルだけは知っていたけど全く初めての「だくだく」が聞けてよかった。一体なんという噺?とずっと思っていて、サゲで「ああ、そうなのか」と。途中で池袋を思い出したのだけど、癖なのか、上下を切るのとは別に、一定の場所に視線が止まるのが妙に気になる。

「茗荷宿屋」は、あまりポピュラーな噺ではないようで、ネタ出しの落語会でもこの題を見ることはほとんどない。私は2年前?の「武骨派」以来2度目。茗荷の旬は、もうちょっと後かな。夏に爽やかさをくれる、という記憶が。
脇本陣を張っていた宿屋なのに立ちゆかず、宿場のハズレで営業する亭主と、雨に降られて仕方なく泊まることにした客との遣り取りがおかしい。まあ根本的に、客相手の受け答えができなくて落ちぶれたのに、どうしてずっと宿屋をするかなあ、という現代的(?)疑問もわくけどね。

ちょっと気がふさぐこともあって、こんな時の落語は何よりの特効薬、という部分と、この宿屋の亭主に現実を思い起こす部分(「ものの言い方を考えなさいよ、子どもじゃないんだから」と言いたいような)もあって、不思議に印象的な黒門亭でした。

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落語」カテゴリの記事

コメント

 2年前の6月、私もこの噺を聴いて「はんどく」がどうのこうのと茗荷にまつわる話で盛り上がったにもかかわらず、今では、「茗荷宿屋」自体どんな噺だったかも、その噺を2年前に聴いたことさえもすっかり忘れていました。そのうち、何度か聴いた噺でも初めてのように新鮮に聴ける日が来るかも。

投稿: KAZZP | 2005.05.08 17:46

おお、やはり2年前で合ってるのですか。調べるほどじゃないし、適当に感覚で書いちまいました。
寄席などでのネタも含めて「全くメモしない派」なので(勉強嫌いの後遺症)、このブログは「記憶保存装置」として活用できるかな。

投稿: きびだんご | 2005.05.09 00:07

ブログは十分、記憶保存装置となりうるでしょう。ただし、私の場合、「書く前に忘れる」、「書くのをうっかり忘れる」という症状がすでに出ております。
日記を読み返したときに、「こんなことがあったか」と思い出すだけでなく、「こんなことを考えていたのか」ということに新鮮な驚きをおぼえるこどか多いです。そういう意味で、このブログは、後々とても重要なものになるかも。

投稿: KAZZP | 2005.05.09 18:41

寄席初体験がこの武骨派の茗荷宿屋だったかも。あるいは2度目か?
このブログは「記憶瞬間復活装置」です、私には。有難い!
それにしても初体験を思い出せないとは、ムムム・・・

投稿: タンゴ | 2005.05.09 19:55

皆の衆、記憶に関して、悩める年代ですな!(と安心するなり)

タンゴさま。市馬初体験は「茗荷宿屋」と思うけど、その前に花緑クンを聴いてない?

KAZZPさま。その日のうちに書かないと、全てを忘れそう・・・。この自覚が長続きの秘訣だったりして。

投稿: きびだんご | 2005.05.09 23:16

くだらないことでもその日のうちに書かなくては!
市馬さんの印象が強くて、花緑クンのこと、すっかり・・・でした。

投稿: タンゴ | 2005.05.10 00:41

どうでもいいことですが、このブログで
コメントが6つというのは最高記録では
ないか。

投稿: KAZZP | 2005.05.12 22:52

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