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2005年6月

2005.06.30

しみじみ義太夫&ウキウキ常磐津

bunraku6月30日(木) 「義太夫・常磐津演奏会」 18:30~ 於・紀尾井小ホール

艶容女舞衣 三勝半七酒屋の段」 竹本住大夫・野澤錦糸

乗合船恵方萬歳」 常磐津一巴太夫・常磐津英寿 ほか

 時々、紀尾井ホールの前をフラフラ歩いて、目に留まったチラシをもらってくるのだが、今日の演奏会もそれで見つけたもの。実のところ、何が何やらわからぬままに、「聞いてみましょ」と出かけたのである。それでも、前回の文楽公演の時に(5月)、住大夫さんのCDを買っていたのではあるが・・・。ホールに行くまでの予習用には、「文楽のこころを語る」を携行。この「酒屋」のことも語られている。

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2005.06.29

笑いすぎに注意!「うら騒ぎ」

6月29日(水) 「うら騒ぎ ノイゼズ・オフ」 14:00~ 於・新国立劇場小劇場

urasawagi 作/マイケル・フレイン 翻訳/小田島恒志 演出/白井晃 出演/沢田亜矢子、今井朋彦、井川遥、羽場裕一、山崎美貴、森塚敏、白井晃 ほか

 まずは一言、ものすごくよくできた芝居(脚本)で、大笑い! 新国立劇場の「シリーズ『笑い』」の最終作だけのことはある。開演10分ほど前に客席につくと、そこには今日の芝居のキャストなどを記したリーフレットが置いてある・・・あれれ、「うら騒ぎ」を見にきたのに「NOTHING ON」となってるよ。

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2005.06.27

車椅子で歌舞伎座をめざすぞ!

6月27日(月)

 いや、私が車椅子生活になったわけではありません。新年早々、入院を余儀なくされていた歌舞伎好きの義母に、退院の見通しが立ったので。やれやれ、と思っているときに、9月の歌舞伎座は、吉右衛門の弁慶、富十郎の富樫で「勧進帳」というニュースが。義母はなんたって吉右衛門、の人だし、9月生まれなんだから、お祝いになるぞ、と一人で盛り上がっている。

 現実にはクリアしなければいけない問題はさまざまありそうで、車椅子ごと乗り降りできる介護タクシーを頼むのは必須だし、そもそも車椅子で外(しかも歌舞伎座というハレの場)へ出る気になってくれるかもハテナだけれど、とりあえず目標だぁ。

 歌舞伎座が建てかえられた暁には、バリアフリーが相当にすすんでいることは間違いないけど、それまで待ってはいられません!

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2005.06.22

森の中のジャズ・コンサート(告知)

jazz20050806 8月6日(土) 18:00~21:00 於・檜原村フジの森(野外音楽堂) 東京都西多摩郡檜原村矢沢(南秋川)

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2度目の桜姫←物好き?

6月21日(火) 「桜姫」 18:30~ 於・シアターコクーン

 前回は2階の上手側から見たのだが、今日は1階、かなり後ろとはいえ見やすい席だった。・・・にしても、「桜姫」はチケット運が悪かったなあ。結果的にはあせって、悪い席だとわかっていながら妥協しなくても、余裕で取れたのに。(前回分は)友人が取ってくれたから、「キャンセルして一般発売に賭けよう」と言えなかったのが敗因なのだが。遠慮しちゃ駄目ということで。

 公演中にもあちこち手直しはされているらしく、説明役の人にも工夫が感じられた。前回、?マークをつけたラストシーンも、それほど変ではなかった。これは舞台上で何かが変わったというよりは、見る側の「心づもり」のせいなのか、あるいは「見え方」の問題なのか。やはり2階から見るラストシーンは、少しツライと思う。

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2005.06.18

今頃見ました、「パッチギ!」

6月17日(金) 「パッチギ!」 20:25~ 於・パルコ調布キネマ

監督・共同脚本/井筒和幸 出演/塩谷瞬高岡蒼佑沢尻エリカ大友康平笹野高史ほか

 映画を観る場合は、京王線沿線の小さい映画館で遅ればせながら、という場合が多い。「ナビィの恋」とか「ダンサー・イン・ザ・ダーク」なども、そうやって観た。「パッチギ!」なんか、これでも随分早い方だったりする。

 この映画は、私の周りの、まあ同世代の友人たちが熱く語っていたのと、「イムジン河」やらフォークルには親しみがある、ということで観に行った。そういえば、むかしむかしのそのむかし、北山修さんの本を愛読してたっけ、キャ~(笑)。舞台は1968年頃の京都である。

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地上53階に咲く、木彫りの木蓮

6月17日(金) 「秘すれば花 東アジアの現代美術展」 於・森美術館

 3月29日から6月19日までの会期。ほんとにギリギリにしか行かないんだから。私にとっては六本木はかなり不便な所、ということもあるか。めちゃ遅ればせながら、初の六本木ヒルズ!

 さて、目当ては当然、奈良美智(プロフィールの写真を見よ)と、山口晃、そして須田悦弘という日本の作家たち。それぞれに期待通り(以上)であったが、ほかにも韓国・中国・台湾の多彩な作品--映像、インスタレーション、絵画などさまざま、に圧倒されたのだった。展示自体が、「外の風景」=山水、「室内の風景」=風水として構成されていたなんて、ぼーっとしていて気づかなかった(全体の配置として「風水」を取り入れてるんだって)。

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2005.06.15

佐々木蔵之介の人気を実感!

6月15日(水) 「時には父のない子のように」 15:00~ 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

作・演出/蓬莱竜太 キャスト/佐々木蔵之介(原圭一郎・32歳)、佐藤隆太(原圭吾・28歳)

 平日の午後3時からの公演、しかも三鷹駅からバス便のホール、そして雨。にもかかわらず、千秋楽ということもあってか、(小さいホールではあるけれど)立ち見も出ていた。若い女性が圧倒的。たまに若者カップル、あとは私のような物好き? 「新・明暗」(2004.11.3の項参照)でのナイーブな佐々木さんが印象的だったのと、地の利もあってふらふらと足を運んだのだが、図らずも彼の人気を実感することとなった。

 二人芝居ということだけはわかっていて、ほかの予備知識はほとんどないまま。パンフには役のフルネームと年齢まで書いてあった。

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2005.06.14

たまには本の話題で・・・近藤史恵「ねむりねずみ」

kondoufumie  歌舞伎方面のことや本の話などをよくしている友人が、貸してくれた一冊。もともとは私が同じ著者の「二人道成寺」(文藝春秋刊)を読んでいて、感想を聞かれたのがきっかけ。この時の私の返事は「図書館で借りるか、文庫になるまで待ってもいい」というものだったのだが、彼女はそれから、近藤史恵の「歌舞伎ミステリー」にはまっていったらしい。

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2005.06.11

低温の「桜姫」、瞬間的にはときめくけれど

6月10日(金) 「桜姫」 18:30~ 於・シアターコクーン

作・鶴屋南北 演出・串田和美 キャスト・福助(桜姫)、橋之助(清玄/権助)、扇雀(長浦)、弥十郎(残月)、勘太郎、七之助ほか

☆これが「黍々亭」開設以来、通算100個めの記事です☆

コクーン歌舞伎、あるいは浅草歌舞伎などは、ちょっと歌舞伎見に行こ、という「社交の場」みたいなところがあると思う。歌舞伎にはさほど詳しくはないけども、お芝居見てお喋りしようよ、という感覚・・・ということで、今月そんなお誘いが別方向から2つ届いた。コクーン=勘三郎のイメージで、彼が出ないことに不安もあったが、福助も好きだしということで、まずは全体像をつかむべく、1回目の出撃ぃ。

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2005.06.09

刺激的かつ理知的な、朗読・辻邦生の世界

6月9日(木) 「幸田弘子の夕べ 辻邦生を偲んで」 19:00~ 於・紀尾井中ホール

・朗読「アネモネ」(サティ「グノシェンヌ」)--休憩--(フォーレ「レクイエム」演奏:辻邦生を偲んで)

・朗読「薔薇」(フォーレ「レクイエム」)

辻邦生の七回忌を前に、クラシックの名曲にインスピレーションを得た彼の作品集『楽興の時 十二章』から、2編を幸田弘子の朗読で聴く(しかも生演奏付き)、という大変に贅沢な一夜。いくつかの幸運な偶然が重なり、20年以上朗読ボランティアをしている母親と一緒に出かける。

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2005.06.03

どかーん武春、どまんなか

6月3日(金) 「どかーん武春劇場」 19:00~ 於・パルコ劇場

(本ブログのマイナーチェンジ実行がアダとなり、各種不具合発生中。マシンが古いのはわかってるけど)

第1部・浪曲「英国密航」
第2部・ブルーグラス・バンド「ラスト・フロンティア」の演奏

幕が上がると、トルコブルーの地の布(キッチュな富士山と雲が描かれている)が掛かった演台が。私の席は、中央通路より後ろではあるが、ちょうど左右真ん中のようで、ほんとマイク位置の正面だった。この劇場は、前の人の頭なども気にならないから、とても見やすい。国本さんは、いつものように「待ってました」「タップリ」などの掛け声指導もしながら、それこそタップリの「英国密航」を。よく考えたら、最初に見たのが鼎談「MANSAI 解体新書」で、次が吉祥寺でのライブだから、きちんと浪曲を聴くのは初めてなのだった(4年前くらいにJAL名人会で玉川福太郎師を聴いたことはあるものの)。

浪曲とは「うなる」もの、くらいしか思ってなかったのだが、一人何役かの台詞もあり、落語、講談、浪曲・・・それぞれの話芸(でいいのかな)の、面白さと豊かさを思う。国本サンの大らかなエンターテイナーぶりを満喫。

そして15分の休憩を挟んで、紋付き袴から一転、スーツにネクタイ姿に三味線を持って登場(本人曰く「余興好きのサラリーマンじゃありません」)。彼のアメリカ留学時代の成果、ブルーグラスバンドの演奏である。他のメンバーは、
・マンドリン ・ギター ・バンジョー ・コントラバス
で、楽器が大きくなるに従って、体格も良くなるという感じ。私は見ながら、バンジョー氏にトルシエ・バンジョー、コントラバス氏に、(元阪神の)バース・ベースと名付けてしまったのだった。マンドリン、ギター(MCも)のお二人が歌も担当しているのだが、声の質も似ているのか、とても耳に心地よく広がりを感じさせるものだった。ここに三味線が入っても何の違和感もない。少し繊細さには欠けるけれど、逆に力強さともなっていたようだ。曲はブルーグラスの名曲から、国本氏のつくったもの(横丁、忍者などがタイトルに入る)、そして、お馴染みの「アジアの祈り」や「ええじゃないか」まで。客席と一体となった楽しいステージだった。

私は一時期、(アジアの)民族音楽に入れ込んでいたこともあるのだが、それぞれの地域に根ざした音楽の楽しさ、そして広がり繋がっていく豊かさなど、改めて実感したのだった。最近はご無沙汰している檜原村の野外音楽堂あたりで、このブルーグラスを聴くのもいいんじゃないかと、ふっと思ったことだった。

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