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2005.06.18

今頃見ました、「パッチギ!」

6月17日(金) 「パッチギ!」 20:25~ 於・パルコ調布キネマ

監督・共同脚本/井筒和幸 出演/塩谷瞬高岡蒼佑沢尻エリカ大友康平笹野高史ほか

 映画を観る場合は、京王線沿線の小さい映画館で遅ればせながら、という場合が多い。「ナビィの恋」とか「ダンサー・イン・ザ・ダーク」なども、そうやって観た。「パッチギ!」なんか、これでも随分早い方だったりする。

 この映画は、私の周りの、まあ同世代の友人たちが熱く語っていたのと、「イムジン河」やらフォークルには親しみがある、ということで観に行った。そういえば、むかしむかしのそのむかし、北山修さんの本を愛読してたっけ、キャ~(笑)。舞台は1968年頃の京都である。

 実のところ、「乱闘」シーンの多さには少し閉口。血が流れたりするのは、ほんとに嫌い=蚤の心臓なので。でも折々に挿入されるフォークソング、「戦争を知らない子供たち」や「悲しくてやりきれない」などに、ノスタルジックな気分になったり、台詞にドキッとしたり。

 たとえば、お気楽高校生に「明日、戦争に行けといわれたら?」と問いかけるところ、「憲法を知らないのか」「世の中に歌ってはいけない歌というのはない」などなど。まさに現在の問題意識でもある。

 主役の高校生たち(日本の高校、朝鮮学校)が、それぞれに個性的で魅力的だった。そして彼らにからむ大人たちが、みょうにヘンテコな味なのもツボだったかな。みんな(行動はトンチンカンでも)真正面から理想を語り、行動をしている。その愚直さがまた笑いを誘うんだけど。

 それにしても、民族差別とは殆ど無縁にのほほんと生きていたんだな、と自分を振り返ってしまった。そのくせ、大学時代に差別意識、中でも民族差別を考えようとした時期があったのだから、笑止千万。当時は大まじめだったんだけど、所詮は「書物アタマ」である。映画自体には、友人達のように熱く語りたくなるほどのインパクトは受けてないのだけれど、もろもろ考えること、思い出すことがあって、自分でもこの感覚は意外である。

ところで上の出演者名を見ながら、やはり我が家にはもう一人男の子がいて、平大と名付ければ完璧だったな←なにが?と、つくづく残念である。余談シツレイ)

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