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2005.06.30

しみじみ義太夫&ウキウキ常磐津

bunraku6月30日(木) 「義太夫・常磐津演奏会」 18:30~ 於・紀尾井小ホール

艶容女舞衣 三勝半七酒屋の段」 竹本住大夫・野澤錦糸

乗合船恵方萬歳」 常磐津一巴太夫・常磐津英寿 ほか

 時々、紀尾井ホールの前をフラフラ歩いて、目に留まったチラシをもらってくるのだが、今日の演奏会もそれで見つけたもの。実のところ、何が何やらわからぬままに、「聞いてみましょ」と出かけたのである。それでも、前回の文楽公演の時に(5月)、住大夫さんのCDを買っていたのではあるが・・・。ホールに行くまでの予習用には、「文楽のこころを語る」を携行。この「酒屋」のことも語られている。

 私の席は前方ではあるけれど端なので、決して舞台は見やすくない。後ろでもいいから真ん中よりにすればよかったと、ちと後悔。買ったときには、別にお芝居を見るわけじゃないからと思ったのではあるけれど。「酒屋」の冒頭あたりは、とにかくこんな風に義太夫を聴くことが初めてでもあり、私も緊張気味だった。でも、だんだん引きこまれていって、お園の父・宗岸の長台詞(最後に涙の場面になる)が始まったとき、声の調子にはっとする思いだった。確かに「慈愛」に満ちた宗岸! その後の半兵衛の咳き込みながらの言葉も、お園のクドキも聴きどころではあるんだけど、なんかあの宗岸がずっと心に残っている。

 そしてもう一つ、思いの外楽しかったのが「恵方萬歳」。重々しくじっくりと聞かせる義太夫から、一転して明るくてかろやか。この曲の組み合わせもとてもよかったと思う。一巴太夫さんのちょっと強面ふうの感じからは想像もできない、高くて艶やかなお声。そして三味線の英寿さん(この方も人間国宝)との、楽しい絵になるような舞台の姿であった。常磐津は浄瑠璃4人、三味線3人で、途中の掛け合いなども楽しかったし、若い演者もいて意外と言えば意外でもあった。

 義太夫、常磐津、長唄、清元・・・?? 何がどうして何とやら、という情けない私だけれど、これからもいろいろ楽しみたいと思う。

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