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2005.07.02

柳家の噺を楽しむ~流暢さとは

7月2日(土) 「爆笑落語特選」 14:00~ 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

さん作・初天神、喬太郎・金明竹、権太楼・代書屋--仲入り--市馬・蒟蒻問答、さん喬・唐茄子屋政談

  会場が近いのはいいんだけど、早く着きすぎ。昼食を食べてすぐに家を飛び出したから、食後のコーヒーは地下のレストランでと思っていたのに、貸切で入れずププンのプンだった。まあ、会うべくして会った知人たちと喋りながら、のんびり開演を待つ。

  喬太郎さんは井心亭のレギュラーでもあるし、ホームグラウンドっぽい。マクラで白鳥さんのことをたっぷりいじりながら「金明竹」へ。彼の古典を聞くのは久しぶり・・・かな。前半の与太郎とおじさんの遣り取りがとても楽しい。後半、道具七品の言いたては、よくまあ口が回ると思うくらいよどみない(スピード感溢れてる)。でも思い返すとその印象が強すぎて、もっと面白いはずなのに、という気さえしてくる。権太楼師は、落語はナシなのかと思うくらい、飛鳥クルーズの話で大爆笑。その後の「代書屋」(ちょっと枝雀ちっく)がまた大笑いだから、すごいエネルギーである。

  仲入りをはさんで、市馬師匠の登場。前半の二人と対照的に後半は殆どマクラなし。「蒟蒻問答」で、それまで足下に熱風が渦巻いていたのが、急に山からそよ風が吹いてきた、という感じかな。だから「唐茄子屋政談」がより生きてきた、というのは、ちょっとよく言い過ぎか。ただ「手の問答」で、2つめ3つめの問答がぱぱぱっと流れて、印象が薄くなったような気がするんだけど。

  前日の「解体新書」があったからこそ思うことだが、言いたてにしても動きにしても、流暢にスイスイいけばいいというのでもない。スイスイだからこその心地よさと、うん?という間のもたらす面白さ・・・考えると深いのかも。いや、考えません!!

 みなさん殆ど毎日のように寄席に出ていらっしゃるし、出番(順番)とか雰囲気とかを考えて噺をする、というのが身についてるんだろうな、とつくづく思ったのだった。流れを断ち切らないで、一人一人が印象深い。底に流れているのが「柳家」なのかな?

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