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2005.07.13

オレの噺を聴け~♪ 新作も古典も

7月12日(火) 「『笑芸人』超特選落語会」 19:00~ 於・紀伊國屋ホール

rakugofan1 高田文夫プロデュース、笑芸人BOOK「落語ファン倶楽部」発売記念の会である。

五街道喜助・猫と金魚立川志の輔・みどりの窓口、スペシャルトーク・徳光和夫&高田文夫--仲入り--三遊亭白鳥・台所の隅柳亭市馬・船徳、おひらきコメント

久しぶりの紀伊國屋ホール。ここのエレベーターは、乗ろうと思うと腹が立つから(笑)、最初っから無視する。ロビーにはできたての「落語ファン倶楽部」が並べられて大賑わい。

  このチケットの発売日のころ、なんだかぼーっとしていたので席は後ろから2列目。取れただけでもヨシか。真ん中寄りではあるけれど、前の人(座高が!)の頭で全く高座が見えないよ。この頭山を左右に避けながら、なんとか・・・。

 開演すなわち前座さん登場、と思いきや、携帯等の注意のみで噺はナシ、いきなり喜助さんの噺から。ということは、噺の途中に入場してくる人も多いわけで、気の毒といえば気の毒である。7時開演、9時15分ころに終演(仲入り15分)というのは、時間的に少し物足りないのではないか、このメンバーで。というのも、志の輔さんもいつもの時事的マクラもそこそこに「みどりの窓口」へ、ということで、やや軽め。この「みどりの窓口」が聞きたくて、東西落語研鑽会に行ったことを思い出した。

 着物姿の徳光さん(お酒が入ってるとのこと)と高田さんが、座ってのトーク。徳光さんの高校時代のエピソードが面白かった。小さん師匠に弟子入り志願して断られ、そのあと神宮で見た長島さんの大学記録となるホームランで立教入りをめざし・・・。二人の掛け合いというか呼吸もピッタリで、聞いていてほんとに楽しいトークだった。

 白鳥さんは圓丈師匠をいじりながら(2日は喬太郎→白鳥、きょうは白鳥→圓丈)、ゴキブリが主役の「台所の隅」へ。殺されたゴキミは「週刊文春」で何度も叩かれたから、なのだが、聞いている私の膝にはその「週刊文春」が載っていたのがツボ。意味なく文春だったわけではなくて、文春で何度も叩かれて黙ってしまった「勝氏」という笑いが待っていた。白鳥さんが引っ込んだあと、客席がどっと沸いたのでどうしたのかと思ったら、黄色い着物の談春さんが高座返しに登場。少しだけ座布団の上でお喋り・・・白鳥のあとすぐに出るのでは市馬さんが気の毒。私も前回、桃太郎師匠のあとで大変でした、と言いながら、ちゃんと白鳥さんのネタが「台所の隅」であることも教えてくれた。

 そして市馬師匠登場。マクラの受け具合なんかでも、やはり寄席などとは違うんだな、というのをちょっと感じた。ここまで充分いい雰囲気だったから、やりやすかった、かな? 今年初めて聴く「船徳」では、まさに端正な芸を堪能した。志の輔さん、白鳥さんのような自由な発想の新作が持つパワー、可能性と、こんなふうに受け継がれてきた古典の素晴らしさの両方を満喫できるのだから、贅沢な会である。ほんとにあっという間の2時間余。時間的制限もあってか、あ~ん、もっと聴きたいという気持ちになってしまったが、これこそプロデューサーの思うつぼ、の気もする。

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コメント

ウワ、談春さんが口座返し、もとい、高座返しですか!(動揺したので”口座”になっちゃった・・・)
ここんところ、昇太さんのムードデラックスといい、神出鬼没だなぁ、談春さん。確かに、前回、桃太郎さんの直後に上がって、某掲示板などでは、いろいろ書かれていましたし、やり難そうではありました。
それにしても、きもので、というのは・・・。

投稿: おまさ | 2005.07.14 00:47

おまささん。いらっしゃいませ。
そうなんですよ、談春さん! 短い噺でもなさるのかとちょっと期待してしまいました。
この日は荷物が重くなるので「落語ファン倶楽部」は買わず、
翌日本屋さんで、中も見ないで買ってしまいました・・・あれ、見覚えのある写真が(@_@)

投稿: きびだんご | 2005.07.14 09:21

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