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2005.07.14

篠井英介さんにひかれて王子ホールへ

7月14日 「ギリシャ劇 『エレクトラ3部作』 第3話 弟オレステスの放浪と帰還」 19:00~ 於・王子ホール

作曲・台本構成・指揮/笠松泰洋、演出・台本/鈴木勝秀、作詞・台本協力/岡本おさみ、語り/篠井英介、ソプラノ/飯田みち代、振付・ダンス/森山開次、バリトン/成田博之、アンサンブル(ヴァイオリン、サズ&ウード、チェロ、ピアノ、クラリネット、ファゴット、ベース、パーカッション)

  随分前に、ついフラフラと買っていたチケット。篠井さん目当て、というのが9割、残りはギリシャ劇だから、ということで、内容的なことは全く考慮にも入れていなかった。もしやこれってオペラなのではありませぬか(笑)。そういえば、第2部「エレクトラ」には麻実れいさんが出演されていたんだっけ・・・。

  と言っても、この舞台をうまく説明することは難しい。ソプラノは主にオレステスの姉・イピゲネイアを、バリトンはオレステス自身を歌う。で、語りというのが「地の文」の説明的な役割かと思っていたら、全く違っていた。オレステスの姉になり、祖父になり、叔父になり・・・。ゆえに、篠井英介さんがピッタリというわけである。歌に負けない、迫力ある語りであった。

  そして特筆すべきは、コンテンポラリー・ダンサーの森山さん。ほとんど舞台に出ずっぱりで、オレステスをダンスで表現する。前から2列目で見ていたので、息づかいまでが聞こえるほど。舞台の狭さもあるのだろうけれど、時に左右の通路を使ったりもした。

  音楽で特徴的なのは、民族楽器の音色だろうか。指揮の笠松さんが、プロローグ部分をはじめ随所で小さな笛を2種類くらい吹かれたが、それと、トルコの弦楽器サズ(だと思う)などが、不思議な音色。その音が特にギリシャという「時の流れ」を強く感じさせるものだった。

  3部作はこれで終わりなのだが、また上演の機会があるなら他も見てみたいと思う。「朗読、歌、ダンス、民族楽器、現代楽器による新しいオペラのスタイル」ということらしい。初めから終わりまで、ずっと眉間に皺を寄せて苦悶し続けていたダンスの森山さんが、カーテンコールでは、とても晴れやかな笑顔だったのが印象的。

  

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