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2005年8月

2005.08.30

さいきんの市馬師匠

8月29日(月) 「市馬落語集」 19:00~ 於・お江戸日本橋亭

開口一番(市松)・道灌、市馬・ろくろっ首--仲入り--市馬・品川心中

  前回、6月は行けなかったので、今度は! と思っていたら、幸い仕事も休みで余裕余裕。開場時刻を少し過ぎたくらいというのに、日本橋亭にはすでに多くのお客さんが入っていてビックリ。N翁やM夫妻の傍の席が一つ、「予約席」のように空いていたので、そこへ入れてもらい、開演までのお喋りも楽しむ。夏着物の時期も終わりゆえ、頑張って、変わり市松のような柄のサマーウールで。

 開口一番は、二番弟子の市松くん。さすがに師匠の弟子らしく、なかなかいい声! 噺が終わってからの動きが、??と思ったら、足が痺れたのだそう。落研出身とのことだけど、やはり緊張するのね。それでも何でも、高座返しをきちんと綺麗にやってほしかったな。今年に入ってから、特に市馬師匠の高座は充実してるような気がするが、それには弟子の存在も大きいのだろうか、と勝手に想像する。

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2005.08.27

「金閣寺」には備中・宝福寺が!

8月27日(土) 「納涼歌舞伎 第1部」 11:00~ 於・歌舞伎座

「祇園祭礼信仰記 金閣寺」 福助(雪姫)、染五郎(此下東吉、実は筑前守久吉)、勘三郎(狩野直信)、三津五郎(松永大膳)ほか 「橋弁慶」 獅童、七之助 「雨乞狐」 勘太郎ほか

 当初全く見に行くつもりがなかったのに、だんだん見たい!という気持ちが高まってきて、運良く(安い)チケットもとれたので勇んで見に行く。見たくなった理由は、やはり福助に尽きる。このところ、お姫様らしいのを見ていなかったので(最初予定していなかったのは、「時代物」は全く私に合わない場合があるから)。結果としては、納涼歌舞伎で一番楽しんだかもしれない。見ることができてとてもラッキーだったなぁ。

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初めて観世能楽堂へ

8月26日(金) 「神遊30th ろうそく能 望月」 19:00~ 於・観世能楽堂

(みどころ解説・観世喜正) 「狂言 蝸牛」 野村萬斎、深田博治、高野和憲-(休憩・火入れ)-「能 望月古式」 シテ・観世喜正、ツレ・武田宗典、子方・小早川康充、ワキ・村瀬純 ほか

 矢来能楽堂の主宰家である観世喜正師がメンバーの一人となっている「神遊」の公演。ろうそく能ではあるし行ってみたいけど、萬斎さんの狂言ではチケット争奪戦がすごそう、と「不戦敗」だったのに、チケット取れま~す、という救いの声が! 最近あちこちでチケット取りのお世話になってます。この場を借りて、皆さんにお礼!! 初めての観世能楽堂は広いし綺麗だし、売店には書籍もたくさんある。休憩時間にはお茶のサービスも。さすがですね~。

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面白うて、やがて「もとの黙阿弥」

8月26日(金) 「もとの黙阿弥 浅草七軒町界隈」 13:00~ 於・新橋演舞場

作/井上ひさし 演出/木村光一 キャスト/高畑淳子(坂東飛鶴)、村田雄浩(番頭・飛太郎)、筒井道隆(河辺隆次)、柳家花緑(書生・久松)、田畑智子(お琴)、横山めぐみ(女中・お繁) ほか

 井上ひさし作の芝居は、ものすご~く久しぶり。「黙阿弥」の三文字に反応したのかもしれないが、ふらふらと見に行くことにした。明治中期、浅草の芝居小屋・大和座が舞台で、この劇場は黙阿弥のまがいものを上演して人気を博したが、それがアダとなって興行停止の処分を受けている。ここに時代背景として、秩父困民党事件や、新劇運動などが盛り込まれて、いかにも井上ひさし、なのである。

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2005.08.24

追悼・倉橋由美子

kurahashi  買いそびれていた「偏愛文学館」(倉橋由美子)をやっと入手。ある時期、まさに倉橋由美子の描く世界を偏愛していたのである。とはいえ、昔からの読者というわけではなくて、きっかけは「大人のための残酷童話」。小さいひとに「童話」を読む生活の中で、‘きれいでやさしいおはなし’にウンザリしていた私は、甘美な毒にやられてしまったのだ。ただし偏愛したのは、残酷童話以外では桂子さんを中心とする幽玄の世界の話で、どれもこれも好き、という読者ではなかった。

 彼女の死後に刊行されたこの本の帯には「37篇、39冊の偏愛書評集」とある。古今東西、彼女の好きな本が並んでいるので、漱石や鴎外あり、宮部みゆきに杉浦日向子、蘇東坡にカミュにJ・アーチャー、エトセトラ。

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2005.08.21

真夏の、真昼の、ROCKな歌舞伎町

8月21日(日) 「WE WILL ROCK YOU」 14:00~ 於・新宿コマ劇場

queen02  このところ、きびだんごは夏バテ(夏枯れともいう)なのか、出歩いてないぞ、ブログのデザインを変えてごまかしているぞ・・・とお思いだったでしょうか。ふっふっふ。そういう方々には「残暑お見舞い」のROCK爆弾をプレゼント(笑)。ここをご覧の某1名を除いては、誰も予想しなかったでしょうが、歌舞伎町で熱くなって来ましたよ~。

 私にとっては、リアルタイムのQUEENとは、即ち伯父の家族の記憶につながる。同世代のイトコ兄妹がいて、洋画や洋楽が大好きで、中でもかなり長い期間、フレディ・マーキュリーのことばかり聞かされたのだ。私は、といえば、「ああそうですか」で別路線。それが今・・・。

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2005.08.20

DVDレコーダー購入一周年

  1年前の今日買った、というわけではないけれど、ほぼ1年ということで。それまで、何度も買おうと思いながら、フンギリがつかなかった私の背中を押したのは、NHKの芸術劇場で「オイディプス」の放映があったから。何しろ、ビデオデッキという物すら持ったことがなかったから、操作に慣れるまで大変だった。

  ・・・しかしながら結局のところ、1年でどれくらい使ったのかというと、ちょっと疑問。もともとテレビをそれほど見ない生活だから、録画してもなかなか見る時間がないのである。HDDに入れただけで忘れていたり。それと、テレビがパーソナルなものになって久しいと思うけど、我が家では昔ながらの「一家に一台」ゆえ、自分の趣味のものをゆっくり見られなかったりする。あ、テレビ自体がかなりの年代物だし。

  が、ここに来て「持っててよかった」と思うことも。歌舞伎好きで外出がままならない義母の楽しみのために、歌舞伎番組を録画して届けることが多くなったのである。とはいうものの、あちらにはビデオデッキしかなく、当方はDVDしかない。一度、軽い気持ちでお店にDVD→ビデオのダビングを頼んだら、いい値段だったので困ってしまい、知人(WOWOWの録画を頼むこともある)に任せることに。お礼はマスカットとかスイーツとかで、お茶を濁している(笑)。

  この週末は、HDDに入っている「京鹿子娘道成寺」(玉三郎)や「河内山」(仁左衛門)等々のダビング作業。そんなこんなで、折角購入した「キレイ」(=3時間ある)などのDVDを、じっくり見る時間が取れないままである。コマギレには見たんだけどね。 

*今回の黍々亭リニューアル、イメージは「月」。ここ何日かとても月が綺麗なので、秋に向かう気分で。

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2005.08.14

歌舞伎座・3部制を望む

8月14日(日) 「八月納涼歌舞伎 第二部」 14:40~ 於・歌舞伎座

伊勢音頭恋寝刃」 三津五郎(福岡貢)、勘三郎(仲居万野)、福助(お紺)、弥十郎(お鹿)ほか 「蝶の道行」 孝太郎、染五郎 「京人形」 橋之助(左甚五郎)、扇雀(京人形の精)、高麗蔵(女房おとく)ほか

 実のところ、7月に歌舞伎に入れ込みすぎて、今月はちょっと休憩という気分ではある。が、法界坊は見たいし、三津五郎さんの芝居も、ということで、今日は気楽に3階席に陣取った。2時40分開演で、ほぼ3時間。3階Bだと1680円(3階Aでも3150円)。これなら時間的にもお財布的にも、とても嬉しい。

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コイズミって義経? まさか。

(日曜日、大河ドラマを見ながら)

 去年、地元ドラマでありながら途中で挫折したのだけれど、今年は今まで見続けているNHKの大河。我が家もオーソドックスなのが好きだったのか!?  初めのうち、語り手も兼ねている白石加代子が怖いよね~、なんて言っていたのだが、そのうち、夏木マリが出てきたんだ(笑)。平幹二朗の後白河とその奥方・夏木マリ・・・ちょっと怖すぎるぞ。

 判官びいきという言葉があるくらい、一般的に義経は人気がある。が、人気者は好きじゃないんだなぁ。TVを見ながら、「義経って、ただやみくもだし、掟破りじゃない?(平家物語より)」などと言ってると、家人曰く「小泉は織田信長と言ってるけど、実は義経なんじゃないかな。そのうち冷静な頼朝に取って代わられたりして」。う~む、確かに「やみくも」で「掟破り」でもある? けど、頼朝がいないじゃないの!!

 私の郷里の選挙区にも刺客が放たれたりして、政治状況は「見る」ぶんには面白い。が、そんなところに気を取られているうちに、方位計が変調をきたすのではないか。ふっと大学入学時の授業=マルク・ブロックなんぞを思い出した。

*こんな話題に至った理由は、「義経」の出演者名に「小泉孝太郎」がデカデカと載っていたから、という単純なものに過ぎない・・・。オソマツさま。

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2005.08.12

夏はやっぱり幽霊で・・・納涼歌舞伎

8月11日(木) 「八月納涼歌舞伎 第三部 法界坊」 18:00~ 於・歌舞伎座

勘三郎(法界坊)、福助(要助実は吉田松若)、扇雀(お組)、勘太郎(勘十郎、おさく)、七之助(野分姫)、ほか

 野田秀樹、蜷川幸雄に続いて、串田和美も歌舞伎座にて演出。この法界坊は「串田劇場(くしだワールド)」と銘打たれているのだ。

 3幕構成で、序幕の料理屋宮本の場面が、時間も人も喜劇味もたっぷり。勘太郎が床几を何度もすばやく飛び越えて「為末!」と言ったり、随所にアドリブや笑いが仕込んである。勘三郎は、いつものように自在に役を楽しんでいるといった風情なのだが、番頭・正八役の亀蔵が、怪演としか言いようのないすさまじさ・・・。

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2005.08.09

昼寝のお供は「のだめ」と・・・

読むもの:「のだめカンタービレ 1~12」(二ノ宮知子) 聴くもの:「mother」(金子飛鳥)

 夏休みに突入したのはいいけど、しなければならない事を先延ばしにして、今日もボンヤリ。この感じは、宿題の山を前にした高校時代の8月20日頃に似ている。そんな暑い日の昼下がり、風通しの良さだけがとりえの我が家で、自然の風に当たりながら、金子飛鳥のバイオリンを聴きつつ「のだめ」を読み、心地よく眠りに誘われる・・・嗚呼、極楽!

 7日のNHK教育「芸術劇場」で、「大ブレーク! マンガで描くクラシック音楽の世界」という特集があり、えっ、なぁに?と思っていたら、特に「のだめ」が取り上げられていたのだった。プロの演奏家の間でも話題なんだって(オーボエの茂木さんもコメントしてた)。

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2005.08.07

大川に船を浮かべて飲んだくれ(*^_^*)

yakatabune028月7日(日) 「江戸な船遊び~屋形船で幇間芸~」 柳橋12:00出航

幇間:櫻川七好 三味線:なみこ姐さん(?)

西麻布の某店に集うわいわいグループで、屋形船に乗るという企画に、是非にと入れてもらった。屋形船に乗るのも、幇間の芸を見るのも初めて。今日は浴衣で繰り出す。柳橋あたりは、以前、噺家・市馬師匠ファンの「両国遊覧」で行ったことがあるので、その時のことをちょっと思い出したり。落語「船徳」もさぞやこんな日、という猛暑の真昼、食べて飲んで喋って・・・。

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2005.08.06

酷暑の中、夏着物で三味線ライブへ

8月6日(土) 「柳家紫文のみたかdeきいたか」 17:00~ 於・三鷹 文鳥舎

(前座)小梅、紫文・小唄や都々逸、「たがや」紫文バージョン、などなど

 息子が通った中高のPTA仲間で、今もなんだかんだつき合っている友人がいる。一度、末広亭に一緒に繰り出したこともあるのだが、今回は「夏着物でGO!」を企画せよと言われ・・・ちょうど二人とも行きやすい場所・三鷹で、紫文さんの会があるではないか、と即決。彼女は着物で車(赤いbB)を運転してきたぞい。

 ということで、私は寄席で「鬼平」しか聞いたことなくて、彼女は全く初めて、という初心者コンビ。実のところ、着物が先で、紫文さんが後、ではあるが、枯れ木も山の賑わいってことで(笑)。

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2005.08.05

久しぶりの三三さん、昇太さんもね。

8月3日(水) 「三三時代」 19:00~ 於・内幸町ホール

小たま・牛ほめ、三三・不動坊、三三(夏の踊り)--仲入り--昇太・マサコ?、三三・三味線栗毛

  あちこちで評判がよいのに、最近は聞く機会がなかった三三さん。新しく始めたネタおろしの会の特別版には昇太さんがゲスト、と知ったからには、行きますとも! だって、SWAの先行ハガキが来たって、電話繋がらないんですよ、昇太さん!! 内幸町ホールがこれまた久しぶり。以前、まだ息子も落語を聞いていた頃、こぶ平・花緑の二人会に一緒に来たんだった。この時、こぶ平「たがや」を聞いたことだけを覚えている。あとは・・・雨が降ってたっけ。この時バッタリ会った会社の人と、本日も遭遇するなり。

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2005.08.03

「念ずれば通ず」を実感した7月

  結局7月は「NINAGAWA 十二夜」に明け暮れた気分。ほかにもいろいろ行ってるのに、すごく遠い出来事のよう。ほぼ諦めていた千秋楽(昼)のチケットが、前日に取れたのは、我ながら奇跡としか思えない。4回目にして初めて1階(の下手側)から見た。これで、ほんとにいろんな場所から見たことになる。

  毎回、幕開きの「鏡」のどよめきの中に浸ってしまう。まずこれで、「場の一体感」みたいなものが生まれる気がする。そして今も頭の中では、チェンバロが奏でるメロディがリフレイン(「恋よ 恋~い」と捨助が歌う唄が鳴っている時もある)。ここに至ってやっと、音楽までも含めて堪能できた、というところか。そして、坊太夫/捨助の菊五郎丈(特に道化としての捨助)の不思議な軽さと存在感も、今さらながらという感じで味わったのだった。

  様々な「美しさ」に囲まれてそれに酔いしれて、そして「楽しく」て・・・なんで「十二夜」にこんなに通ったのかと言われれば、ほんとこれだけのこと、なんだけど。

  ま、はたと気がつくと、その浮かれたシワヨセで「一日30時間ほしい」という悲惨な状況が待っていたわけだが、なんのなんの、かえって元気が出てきたみたい。単純なんである。というわけで(?)、8月は少しおとなしくしている、のでしょうか。

*しかし最近「十二夜」関係のことしか書いてませんでしたね。そしてこの熱狂のせいで、ク・ナウカ「王女メディア」に行き損ねてしまった。東京国立博物館で見る芝居、というので楽しみだったのだけれど、十二夜タイフーンに吹き飛ばされた・・・。  

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