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2005.08.12

夏はやっぱり幽霊で・・・納涼歌舞伎

8月11日(木) 「八月納涼歌舞伎 第三部 法界坊」 18:00~ 於・歌舞伎座

勘三郎(法界坊)、福助(要助実は吉田松若)、扇雀(お組)、勘太郎(勘十郎、おさく)、七之助(野分姫)、ほか

 野田秀樹、蜷川幸雄に続いて、串田和美も歌舞伎座にて演出。この法界坊は「串田劇場(くしだワールド)」と銘打たれているのだ。

 3幕構成で、序幕の料理屋宮本の場面が、時間も人も喜劇味もたっぷり。勘太郎が床几を何度もすばやく飛び越えて「為末!」と言ったり、随所にアドリブや笑いが仕込んである。勘三郎は、いつものように自在に役を楽しんでいるといった風情なのだが、番頭・正八役の亀蔵が、怪演としか言いようのないすさまじさ・・・。

 そのあたりに気持ち的に、どうもうまく入り込めなくて、楽しみつつも「うーん」ではあった。それが、2幕の三囲土手の場、大詰め・隅田川と進んでいくにつれて、ある意味、面白さが増していくような感じ(あ、面白さというより、芝居の醍醐味みたいなものか)。特に野分姫と法界坊の霊が合体した怨霊の存在感を堪能した。いつもは踊りは見ていてもボンヤリしがちなのに、目が離せません、という感じ。いろんな美しさを発見、とでも言おうか。

 ただし、2幕の終盤、野分姫+法界坊の霊の宙乗りが、私の席からは全く見えず、ワーっと沸いたり拍手があっても、蚊帳の外だったのがくやしい。そういえば去年の「四谷怪談」でも、お岩の髪梳きのところが殆ど見えなくてがっくりしたのだった。 でも今日の私の席は、偶然にも左右と後ろが年輩のカップルで、それぞれに楽しんでいる感じが好もしいもので、ちょっと羨ましかったな。

 

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