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2005.09.30

歌右衛門の「阿古屋琴責」

9月30日(金) 「羽田澄子による歌舞伎記録映画」 17:30~ 於・ポレポレ東中野

歌舞伎の魅力-音楽」「歌舞伎の魅力-新歌舞伎」「菅丞相・片岡仁左衛門-義太夫狂言の演技

 9月10日から上映されている「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」だが、今日のはその中の一部ではなくて、特別プログラム。「歌舞伎の魅力」と題された2本は、歌舞伎を知ろう!というもののよう。

 いきなり、歌右衛門の「阿古屋琴責」シーンから始まり、予備知識がなかったのでたいそう驚く。

 ストーリー上は、ほとんど関係ないと思われる「琴責」だが、かなりたっぷり見ることができて、全くうれしいボーナスってところ。本などで読んだことはあっても、見たことがなかったのだから。こういう時、映画館の大スクリーンはとてもよいわ~。

 3本を通して、いくつかの演目の、上演するまでの過程を見ることができたのは、とても興味深かった。いわゆる最初の本読みから、動作などをつけての稽古、そこへ下座音楽や義太夫がどう加わるのか、監修者(歌右衛門)の指示は? などなど。メインの芝居は「音楽編」が「大経師昔暦」、「新歌舞伎編」が「牧の方」と「一本刀土俵入」である。

 また、どれも20年以上前の映像だから、出てくる人たちがみな若くて(当たり前だけど)おおっ、という楽しみもあった。「牧の方」には現・松緑が子役で出ていて(この人はすぐわかるね)、父・辰之助の姿も見えた。富十郎もおちゃらけタイプの役をやってたし。そうそう、「牧の方」の歌右衛門の「凄み」を見ていたら、今月の「平家蟹」に関連して、昔、歌右衛門の「平家蟹」」を見た人がうなされそうに怖かった、と言ったことを思い出しもした。さもありなん。

 ちょっとツボ(?)だったのは、神仏への信仰心の篤い仁左衛門が、「菅原伝授手習鑑」(国立劇場)の初日の朝、近くの「平河天満宮」へお参りしていたことと、義太夫に「竹本文春太夫」という人がいたことかな。距離的に近すぎる・・・。下らない話でスミマセン。

 こんなにも歌右衛門をたくさん見られると思ってなかったから、ちょっと浮かれているんだけど、ほんとに上品で美しい老人っていうのは素敵だわね! まあ比べれば仁左衛門タイプの方が好きだけど・・・って、全く。 

*この上映はほんらい10月7日までだったけど、追加上映決定! ただし今度は午前中2回でしかも「日替わり」だから、お勤めの人には厳しい。1回目を見てから仕事に行ける私は、諦めていた「若鮎の巻」と「孫右衛門の巻」も見られるかも←じゃあ「回数券」を買えばよかったなぁ。

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