« 「敦」について思うこと | トップページ | 勘十郎さん、大奮闘 »

2005.09.12

十三世 片岡仁左衛門をスクリーンで

9月12日(月) 「歌舞伎役者 片岡仁左衛門【人と芸の巻 上】」 17:30~ 於・ポレポレ東中野

nizaemon 企画/仁左衛門丈の芸談を聞く会 演出/羽田澄子

ふだん映画の情報は見逃しがちだが、これはたまたま日曜日の朝刊で見かけた。というより併映の「山中常盤」に目が行って、気がついたのだが。おおっ、と思ったものの、一日一回の上映で、一週間のみ(16日まで)というのでは無理そうと半ば諦めていたら、本日の終業時刻16時45分! このチャンスを逃す手はないね。

  15時30分の回では、同じシリーズの【若鮎の巻】が上映されているが、これはほんとに無理。今週末からは、この「人と芸の巻」の中と下の上映なので、なんとか行きたいなぁ。とにかく1週間ごとのスケジュールで、10月7日まで、ポレポレ東中野は仁左衛門!なのである。

  長い長い(子育て期間中の)空白を挟んで、今が私の歌舞伎第2期とするなら、第1期は上京直後からの5年ほどということになろうか。それほど熱心な観客でもなくて、お弁当つきの招待に便乗していただけだが。この時期で覚えているのは、歌右衛門丈と、この仁左衛門丈だけといって過言ではない。

 「人と芸の巻 上」では、最初に「伊賀越道中双六 沼津」(中座にて。昭和62年?)を、かなりたっぷり観ることができて、すっかり引きこまれた。十兵衛は当時の孝夫、お米が秀太郎というファミリー。ほかに国立劇場で演出も担当した「紙子仕立両面鑑」と、南座での「寿曽我対面」も。間に日常生活の様子(毎朝、神仏に祈る)や、関連する芸談が入っていて、より興味深かった。南座では「顔見世興行35年連続出演」で表彰されたのだが、その後、楽屋でのインタビューの様子と、それを楽屋口から覗く奥様の後ろ姿が妙にかわいかった。番頭さんも35年連続出演を支えたとして同じく表彰されたというのもよかった。

 にしても、ほんとに素敵! としか言いようのない仁左衛門丈であった。一度でも生の舞台を観て記憶にとどめていることは幸せだと思う。

|

« 「敦」について思うこと | トップページ | 勘十郎さん、大奮闘 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「敦」について思うこと | トップページ | 勘十郎さん、大奮闘 »