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2005.09.15

ドラマ・リーディングで、のんびり秋の夜

9月15日(木) 「ほいとうの妻 -山頭火たれ山頭火-」 19:00~ 於・紀尾井ホール小ホール

出演/原田美枝子(咲野)、平田満(山頭火)、木津誠之(語り) 音楽/山本邦山(尺八)、仙堂新太郎(打楽器) 脚本/杉浦久幸 美術/朝倉摂

 去年第1回公演が行われた、ドラマ・リーディングのシリーズ「いのちをともにした女たち~近代日本女性史~」の第2回は、山頭火の妻と、中原中也の恋人(来週)。面白そうと思いつつも、去年は行けなかったから、ぜひ!!だったのだ。7時開演で四ツ谷だからギリギリ間に合ったけど、今日も危なかったよ~。

 山頭火については「漂白の俳人」のイメージだけでほとんど知らない。知らないなりに、平田満といえばまあイメージかも、と思いつつ開演を待つ。最初、なんか彼のイントネーションが変?と思っていたら、そうか、山頭火は山口の出身で、松山でその生を終え、熊本に住んだこともあるという「西日本の人」だから。プログラムにはスタッフとして、方言指導の方もお二人載ってました。

 ストーリー自体は、山頭火の死を知らされた熊本に住む元妻・咲野と、山頭火の「幻」との対話を通して、二人のたどってきた道、時代背景などが浮き彫りになる、というもの。シンプルな、秋を感じさせる舞台(竹笹にライトが当たって月光のイメージ)で、尺八、打楽器(鼓、大太鼓などなど。石もあった!)も、幽玄な感じ、かなあ。

 原田美枝子の着物やヘアスタイルにも注目。さすがに素敵なコーディネート! 語られる時代は第1次世界大戦後から第2次大戦への間のころで、咲野は、生活の苦労をしながらも、「自分らしく」生きる道を得るのだ。そんな逞しくて可愛い女の感じがよかったな。

 上演時間は80分くらい。わりと坦々と進んだ上に、音楽もあいまって、時々寝息も聞こえたり・・・。終わった時は物足りない気がしたけど、時代的な部分も含めて(近代日本女性史というサブタイトルは伊達じゃない)、ゆっくり噛みしめたい舞台だと思った。

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