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2005.10.09

ペコちゃんの「武蔵野寄席」

10月8日(土) 「武蔵野寄席『秋』 円朝版『トスカ」が柳家喬太郎により現代に甦る」 17:00~ 於・武蔵野公会堂

前座(春夢・子ほめ)、喬太郎・錦の舞衣(上)、ソプラノ・岡崎他加子「歌に生き、恋に生き」(歌劇「トスカ」より)--休憩--白鳥・火焔太鼓、喬太郎・錦の舞衣(下)

 この変なタイトルのココロは・・・会場に行く前に、近くに住む友人の家に寄った。誰の落語?と聞かれて、「喬太郎って人。知らないよね」と言ったら、「知ってる! ちょっとペコちゃんみたいな人!!」とのことで。おお確かに、そんな気がしないでもないので、即採用。でも、どうして知ってるのかなぁ。ほっんとに喬太郎さんのことかな。一抹の不安も(笑)。

 さて、喬太郎さんの「錦の舞衣」は上下合わせると2時間近い大作(上が1時間余り、下が45分くらいかな)。マクラで「今年一番ツライ仕事」などと、まあいつものように愚痴のような自負のような、独特の言い方をしていた。白鳥さんも、開口一番「よくあんなに覚えましたよね」と。

 プログラムに丁寧な解説「三遊亭円朝作『名人くらべ、錦の舞衣』をめぐる覚書」(オペラ評論家・寺倉正太郎)がついている。原作「ラ・トスカ」がパリで初演されてから、わずか2年ほど後には円朝が「名人くらべ」を口演していたという。で、その円朝版を喬太郎さんが、というわけで、上はやや冗長に感じる部分もあったのだけれど、じっくり聞かせる噺だったと思う。下だけ独立しても、やりようによってはうまくいくかも?? この日の爆笑部分は白鳥さんにお任せで、匙加減というかコンビネーションはさすが。

 「歌に生き、恋に生き」まで聞ける(聞いちゃおう)という企画が素敵。ただものじゃないぞ、武蔵野寄席! 歌のアンコールは「ある晴れた日に」(蝶々夫人より)であった。落語とソプラノでは全く無縁のようだけれど、「声による表現力」という点では、あながち対極にあるもの、というわけではないね。

 そして、喬太郎さんは古典でも新作でも、面白さには定評があるけれど、全く「今」に満足せずにすっごく攻撃的なんだ、と感服いたしました。

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