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2005.11.02

全部見たかったなぁ「青木さん」

10月28日(金) 「青木さん家の奥さん」 19:00~ 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

出演/南河内万歳一座:内藤裕敬、荒谷清水、鈴木こう、鈴村貴彦&加納幸和高田聖子

 三鷹市芸術文化センター10周年記念公演で、役者のアドリブで芝居を作っていくらしいこの「青木さん家の奥さん」は3日間、日替わり出演者である(上の出演者名の、&以下が日替わり)。初日がこの加納さんと高田さん。土曜は宇梶剛士・土屋良太、日曜が河原雅彦・坂田聡である。何がなんでも金曜日に見なきゃ、と思っていたのだけれど、ほーんと全部見ればまた面白さも格別だったかも。土曜は大丈夫だったのになぁ。ちなみに三鷹では過去に3年連続上演したことがあるそう。

 しかしどうでもいいけど、馴染みの場所であるはずの芸術文化センターへ行くのに、タクシーに乗ってしまった。余裕で三鷹駅に着いたのにバスが来ないんだもの!! (じっさい道路が大渋滞) 友の会会員割引でチケットを取った意味がないね。三鷹市はいろいろ意欲的な企画をしてくれるのに、この足の便の悪さが泣き所。

 水曜に見た「胎内」がテーマと完成度で引きこむのに対して、「青木さん~」は反射神経とか瞬発力の勝負で、「作っていこう、わくわく」という感じかなぁ。都心から離れた小さなホールで、「仲間意識」もあるかもしれない。出演者どうしだけじゃなくて、見に来てるそれぞれの人とも。

 高田聖子が「あやや」を歌いながら登場するのは、お約束? 加納さんも決して期待を裏切らないし。4人の酒屋の従業員(内藤→加納→高田→荒谷、という順で)が、「どこで伝票をなくしたか」とか、「青木さんの奥さんはどんな人」とか、互いに言い合うところは、「素」の部分をフルに生かして(意識して)いるんだけど、新参のバイト君(鈴村)を特訓するあたりではいつの間にかそれが消えていたなあ(笑いどころはそこではなかったという意味)。今気づいたけど。

 この特訓:青木さん方へ配達するときのやり方、がハンパじゃない。ビールケースを抱えて、社交ダンスだのコサックダンス、新体操etc.・・・なんかちょっとイジメっぽくてイヤだな、と思うほど徹底的で、そう思ったこと自体がまんまと術中にはまってたんですね。ほっんとにビール瓶と米まで入ったケース2つを抱えて、バイト君がキレちゃうのは当然と思うし、芝居じゃなくキレちゃったのかと思ったくらい。

 思ったよりゲストの2人がおとなしかったのは、4人がまあ対等の立場という役によるのかな。なんか微妙に遠慮みたいなものがあったような。それがまたおかしかったりするから曲者だけれど。そんなこんなで演劇の楽しさを充分堪能。アドリブ勝負というスリルも込みで、十二分に計算されていたんだろうね。

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