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2005.11.13

女優2人だけの舞台

11月13日(日) 「メアリー・ステュアート」 14:00~ 於・パルコ劇場

作/ダーチャ・マライーニ 演出/宮本亜門 出演/原田美枝子(イングランド女王エリザベス/メアリーの乳母ケネディ)・南果歩(スコットランド女王メアリー/エリザベスの侍女ナニー)

 実はこれが、11月4日付けの記事で触れたうっかりチケット事件のお芝居。取り直したらばZ列とのことで、それって最後列かい、と思いきや、前から3列目(の上手側)でありました。おお「劇場の神様(笑)」が微笑んだの? ちょっと見えづらいシーンもあったけど(ラスト近くで)、でも前の方で見られてよかった。

 2人の女優しか登場しない、ということだけは予めわかっていた。しかも、スコットランドの女王メアリーと、イングランドの女王エリザベス、及び互いの召使いとしての2役で。それって、どんなふうに?と興味津々

 さて、舞台の上では、何もかもが対照的な2人である。見た目から言っても(ヘアースタイル、衣裳)、声の質から言っても、マキシマムの原田美枝子と、ミニマムの南果歩という感じ。そもそも芝居が始まった時には、すでにメアリーは幽閉されていて、一方エリザベスには強大な力があるのだから、立場の対比を表すようでもある。が、全く同じ衣裳のまま、少しの暗転とシンセサイサイザーの音楽(?)をきっかけに、南メアリー・原田乳母→原田エリザベス・南侍女→・・・→・・・ とめまぐるしく入れ替わる。

 2人の会話(2つの組合せで)だけで、話が進み、状況も説明されるのだから、台詞の量も膨大である。まして、一瞬のうちに女王から召使いに、召使いから女王に、何度も替わるとなれば、エネルギーは相当だと思う。そんな中で原田美枝子の「硬質な強さ」がエリザベスによく合っていたと思う。今日は何度か台詞を噛んでいたようではあるが。いっぽうの南果歩は、自分の力をフルに使っている(ように見える)原田美枝子に比べると、どことなく余力が感じられたんだけど、そういうタイプなのかしら。と、これは全く主観の問題ですね。

 イギリス史なんて、頭からまるで抜け落ちているから(しかも外国人名だし)、多少分かりづらいところもあったかな。えっ、その人の話題は前に出てたっけ、みたいに。でも、2人の女優がほんとに正面からぶつかって、意欲的な作品だったと思う。ただ、音楽に最後まで馴染めなかったのは残念だった。 

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