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2005.12.24

市馬2days 歌も落語も

1222日(木) 「市馬リサイタル」 19:00~ 於・なかのZERO小ホール 1223日(金・祝) 「市馬落語集」 18:00~ 於・お江戸日本橋亭

「落語集」 開口一番(市朗・たらちね)、市馬・三十石--仲入り--市馬・掛取美智也

 毎年、年末の「市馬落語集」は2部構成で、第1部は落語、第2部は「年忘れ昭和歌謡」だったのだが・・・今年は、市馬師匠の落語家生活25周年記念として、日を変えてフルバンドでのリサイタル! ほんとに歌が好きなのねぇ。一方、聞く方の私はといえば、う~ん、落語の中の歌だけでいいですぅ、という気分。それでも、年末進行のハードな仕事が終わって中野へ駆けつけたのは、お席亭の熱意もあるかな。着いた時には、第2部のラスト1曲で、すぐに休憩になっちゃったし、会場のうしろの方でひっそりと聞いていたのでした。

 翌日の「落語集」は、めでたく仕事もオフだし、早めに会場に行かなくちゃ・・・と思っていたのに、やっぱりそんなに早くは出られない。それでも5時15分に着いたんだけど、おお、長蛇の列が!! 最初、ネタは「三十石、ほか一席」だったのだが、「掛取美智也」もネタ出しされた途端、予約が殺到したのだそう。そうでしょうとも。会場に入ったら、おっとびっくり、いつもの「前半分・座椅子、後ろ半分・椅子」ではなくて、すべて座布団席であった。120席の満員御礼なのでした。

 さて「三十石」は上方ネタで珍しいものらしい。大阪の熱心な市馬ファンSさんが待ち望んでいた噺でもある。というわけで、私はどんな噺か全く知らず、どうやら「歌」が入るらしい、と察していたのみ。江戸から来た二人組が、京都・伏見から大阪へ、三十石の船に乗って大阪へ下る、という旅の噺なのでした。船頭さんが歌うんですねぇ!! 川旅がしたくなっちゃった。乗り合わせたおばあさんがめちゃくちゃおかしかったなぁ。師匠の噺では珍しいキャラクター?

 そして、お待ちかねの「掛取美智也」。一昨年の年末の黒門亭、今年2月の池袋、そして今回と、高座にかけるのは3回目とのこと。幸運にも私は黒門亭で聞いているんだけど、いや~、ほんとに面白かった。お掛け取り様がエンエンとやってきて、いつまでも終わらなければいいのに、と思うくらい。前から2列目で聞いていたのだが、師匠は汗びっしょりの大熱演で、ほんとに着物にも汗が飛び散っていた。今月中旬には風邪で喉をやられたとのことで(浅草演芸場のトリも休まれたくらい)、まだ完璧ではなかったのだけれど、それでも美声に酔いしれたのであった。毎年、年末には「掛取美智也を聞く会」なんぞを催してもらいたい、なんて思ってしまう。

 お弟子さんもあっという間に3人に増えて(どうでもいいけど、みんな大卒なのね、今どきは)、市馬師匠には充実の2005年だったのでは、と思う。ますます、大きく、ゆったり、楽しい落語世界を見せてくださいね!

【追記】「掛取美智也」のサゲの記憶が妙に鮮烈なので、もしやと思ってこのブログの記事をさかのぼったら、案の定、2月の池袋演芸場でも聞いていたのでした(苦笑)。これで、いままで3回しか演じられていないネタなのに、全部聞いていたことが判明! 記憶力の情けなさとともに、「備忘録」としてのブログの力も、再認識したのである。

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