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2005.12.12

文楽ざんまい・昼の部

12月12日(月) 「第37回文楽鑑賞教室」 11:00~ 於・国立劇場小劇場

「鬼一法眼三略巻 五条橋の段」竹本貴大夫ほか、吉田勘弥、桐竹亀次 「解説 文楽のたのしみ」 義太夫節について=豊竹新大夫・野澤喜一朗、人形の遣い方=吉田勘市 「新版歌祭文 野崎村の段」豊竹英大夫ほか 桐竹紋寿、吉田和生、吉田玉女ほか

 お安くなりましたよ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい・・・というのに弱いのは当然で、ほいほいと出かけた仕事のない月曜日。たまにはフリーランスの身の上を生かさなくっちゃ(笑)。文楽鑑賞教室を見るのは初めてだが、すごく面白かった。派手な(見映えがする)演目と、楽しい解説に、プログラムまでついているんだから、もっとPRしてもいいんじゃないかしら。

 「五条橋の段」は、ちょうど昨日最終回を迎えた大河ドラマ「義経」を思い出しつつ見てしまった。というのも、最終回の義経自害の場面はCG処理をしていて、五条橋もそうだったなぁ、ちょっとイヤだなぁと思っていたから。もっと想像力を信じようよ、というのはテレビには無理な話なんだろうね。(脱線失礼m(_ _)m) で、文楽の方は、弁慶と義経の立ち回りがタップリで、いや~、楽しかった。これは人形にばかり目がいってしまった。あ、それと、私は床に近い席だったのだが、4人の三味線の一番若手=右端が、とっても若くて見目も麗しくて、これまた驚く。なんでまたこんな世界に?と聞いてみたいくらい。

 義太夫解説の新大夫さんと喜一朗さんは、ちょっと漫才みたいで、さすが大阪人と思ってしまった。大夫さんの持ち物(身につける物)、三味線の説明、それぞれの座り方などなど、スクリーンを使ったり実演してくださったり。ちなみに2時からの回では、解説が咲甫大夫さんで、「MANSAI 解体新書」みたいになるところだった。人形遣いも、首のことや手足の動かし方など、すごくよくわかった。本などで読んではいても、やっぱり実際に説明してもらうと全然違う。

 「野崎村」も歌舞伎ではお馴染み。だけど、文楽ならではというのが楽しめたように思う。それはお光が膾を作るシーンや、お染にいけずをするシーンの、デフォルメされた滑稽さに端的に現れている。また大夫の語りゆえに、クライマックスが浮き上がるとでも言おうか。父・久作が、お染久松を説得して諦めさせた「出来た出来た出来た・・・」というところの大きさには、気がつかずにいたんだな。最後の舟と駕籠で行くシーンも勿論あって、仕掛けの楽しさも堪能。正味2時間くらいの長さもよくて、けっこうな「文楽日和」でありました。

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