« 詩を耳で聴くことの快楽 | トップページ | 西荻→吉祥寺、そして三鷹の談志独演会 »

2005.12.03

久しぶりに狂言の会

11月30日(水) 「狂言ござる乃座 34th」 19:00~ 於・国立能楽堂

無布施経」萬斎(僧)、万之介(施主) 「舞囃子 頼政」塩津哲生(喜多流)ほか 「通円」萬斎(通円)、高野和憲(東国の僧)、竹山悠樹(所の者)、地謡:万作ほか

 このところ、「狂言を見る」というのは少なくなっている。今月は地元(会員になってるホール)で2つ、万作の会の方々が出演する会があるのだが、なんとなく見送ってしまった。あっという間に「完売御礼」になってしまった、という事情もあるけど、とりまぎれて失念していたというのが本当。・・・という状況ではあるが、「ござる乃座」には行かなくっちゃね~。

 事前の予習もできてなく(狂言だからいいか、という気持ちもあった)、頭の中が「仕事モード」のまま能楽堂へ行ったので、後から考えると少し勿体なかったなと思う。というのも、「通円」というのは、能「頼政」をふまえパロディー化したものだから。プログラムにも、それぞれの詞章を、上「頼政」・下「通円」とに分けて、対照できるように書かれてあった。

 「無布施経」は、お布施を貰い損ねた僧が、あの手この手で思い出させようとするもので、明るく楽しい。お経の「うじゃらうじゃら」という擬音語(?)も、みょうにそれらしくて。こういう単純なストーリーあたりが、落語に展開していったのかも。

 「通円」は狂言面をつけ、謡と囃子が入るもの(舞狂言というのだそう)。「頼政」とともに、笛の音色がとても心に残っている。「通円」の静から動への転換、シャープで美しい動きなど、能の感覚ですかね~。高野さんが堂々とした発声で、とても頼もしい。

 というわけで、勉強不足は否めないのだが、時間に追われる日々の中で、能楽堂の席に身を置くこと自体、不思議な「安定」をもたらしてくれるような気がした。α波かしらん。

|

« 詩を耳で聴くことの快楽 | トップページ | 西荻→吉祥寺、そして三鷹の談志独演会 »

能・狂言」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 詩を耳で聴くことの快楽 | トップページ | 西荻→吉祥寺、そして三鷹の談志独演会 »