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2006.01.23

雪の残る浅草にて、歌舞伎見物

1月22日(日) 「新春浅草歌舞伎 第1部」 11:00~ 於・浅草公会堂

(ご挨拶・門之助) 「鳴神」 獅童(鳴神上人)、亀治郎(雲の絶間姫) 「仮名手本忠臣蔵 五段目・六段目」 勘太郎(おかる)、七之助(勘平)、亀治郎(千崎弥五郎)、男女蔵(原郷右衛門)、亀鶴(斧定九郎)、門之助(一文字屋お才)

 このところ、浅草歌舞伎は友人と楽しむ、というのが定着している。今回は総勢4人で。目論見はお正月らしく着物で、だったのに、前日の大雪で全員断念。そして第1部にしてほんとによかったのか(朝早いし、キャスト的にも)、と、「企画係」の私はやや不安だったのでもある。

 第1部にした大きな理由は「鳴神」のため。やっぱり獅童という人気者が出るし、ポピュラーな演目だから、今後別の人で見る時の楽しみにもなるだろうというのが、企画係としてのチェックポイント。見映えがする彼と、安心感のある亀治郎、そしてこんなエロチックな話があるのね、みたいなビックリ加減も楽しかったと思う。ほんと、とっても人間くさいお上人さまでした。

 「忠臣蔵」は正直、勘太郎が勘平(ややこしいぞ)を演じる第2部の方がよかったんだけど・・・でも、勘太郎の力量は去年ずいぶん感心していたので、まあ第1部でもよかろうか、みたいな感じ。いや、結論から言うと、七之助は頑張っていたと思うし、若手が精一杯の舞台を見せる、そんな場としての「浅草歌舞伎」らしさが清々しく、気持ちよかった。と言いつつ、六段目の始め20分あまりは、とても退屈だったので、どうなるかとも思ったのだけれど。

 そして、去年の事件からちょうど1年だなぁ、と。勘平の台詞で「大変なことをしてしまった」「逃げなければ」というようなのがあると、つい、喋ってる本人と重ねてしまう(そんなことが普通に出来てしまうのが歌舞伎らしい)。七之助はずっとそれを背負っていかなければいけないのだし、だからこそ人よりももっともっと精進してほしい。

 皆さまの意見は、やはりビジュアル的には、おかる=七之助、勘平=勘太郎の方が美しいのでは、ということであった。ごもっとも・・・。

 終演後、浅草でいつもの買い物(漬け物、芋きんつば等)をして、浅草寺にお参り。そして銀座に出て、かねまつホールで開催中の「小説にみる、きものの世界:谷崎潤一郎作品より10人の女性」を見て、食事して、楽しい1日が終わったのだった。

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