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2006.01.14

言葉と身体の疾走感

1月13日(金) 「野田地図第11回公演 贋作 罪と罰」 19:00~ 於・シアターコクーン

脚本・演出/野田秀樹 出演/松たか子(三条英)、古田新太(才谷)、段田安則(刑事・郡)、宇梶剛士(溜水石右衛門)、美波(妹・智ほか)、野田秀樹(母・清、老婆ほか)ほか

 「走れメルス」を見てから、はや1年あまり。やっぱり野田さんの舞台は見たいな、古田さんも出るし、と。松たか子の舞台を見るのは今回が初めてであった。(「オイル」DVDはあるのに未見)。

 中央の菱形の舞台を、前後から観客が見る、というスタイル。俳優も、その舞台下、四方に控え、効果音を入れたりしている。ドアを表すのが白い棒(ウレタン?)だったり、シンプルな舞台にパントマイムで、ドアを開け、壁を塗り・・・。椅子の使い方が面白い。

 わりとわかりやすい話じゃないかな、と思う。空間ごとバーンと移動したりしないから。幕末の世に「罪と罰」を置き換え、世相ともミックスさせて、野田世界を作り上げている。で、俳優・野田秀樹は相変わらず、チョコマカ(笑)縦横無尽。あの、言葉も身体も「かるがる」の不思議さよ。

 俳優では、古田新太がなんかとてもカッコイイんですけど、という感じ。それと、段田安則もちょっと見直しちゃったかな。宇梶剛士はう~んと思って見ていたのだけれど、存在感というか(デカイからね)、「異形の人」の雰囲気を担っていたのかと。松たか子はさてどう書けばよいのやら。普通によかった?

 今回も公演パンフレットが読み応えあり。巻頭の文章など、ほぼ同世代の人間として、当時(学生運動の終末期)の空気が甦ったりした。私が野田秀樹を見る、根っこのところにある感覚、かもしれない。

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