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2006年2月

2006.02.26

千秋楽のサプライズ(@_@)

2月26日(日) 歌舞伎座・夜の部(「京鹿子娘二人道成寺」「小判一両」)

 今月2回目の夜の部。前回は1階の後ろの方から見たのだが(=花道はよく見えた)、今回は3階から。いつぞや世田谷線に乗っているときに携帯からweb松竹を見ていて、比較的前の列を発見し、ついつい「購入する」を押してしまったのだ。とはいえ、出がけにバタバタしたので、「石切梶原」はすっぱり諦めて「二人道成寺」から。

 1回目の休憩になったところで入ったのだが、すでに舞台写真売り場は大にぎわい。吉右衛門ファンの義母のお土産にしようと思っていたのに・・・一度は、まっいいか、と。でも、考え直して2回目の休憩でやっと購入。ただし、ろくに見本も見えなかったから「幡随院長兵衛」を1枚のみ。いや~、こんなに大変だとは。

 「二人道成寺」では、今日は所化の中の松也くんをちゃんとチェック。やっぱ背高さんである。「まいまいづくし?」では(どなたかはわからず)、しずやしず・・・静御前・・・しずかといえば、で「荒川静香は氷上の舞い」も。3階からでも、踊りはなかなかよく見えて楽しかった。玉三郎丈の手の動きの柔らかさ(なめらかさ)を実感。

 そして「小判一両」。そういえば前回見たのは2月4日で、まだ始まったばかりのころだから、台詞もちょっとギクシャクのところもあったっけ。もちろん今日はそんなことはない。右之助さんは茶屋女でも品があるのよね~。あいかわらず、菊五郎-吉右衛門はよいわよいわ、と思いながら見ていて、ああもうオシマイかぁ、と思った瞬間、とんでもないことが!! 机に突っ伏して亡くなっている田之助丈を、菊五郎丈がうしろから抱え起こすようにして「イナバウアー」 まさに場内どよめいたとはこのことよ。そして幕・・・。あ~、びっくりしたなぁ。

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2006.02.25

「見た目が9割」の世の中で「下流社会」を生きる

↑と、まあ、よく売れているらしい本のタイトルを少々拝借してみました。この他に「ニート(予備軍)って言うな」を加えてもいいか。私のことじゃなくて、もっか春休みを謳歌しすぎている家人B(大学生)のことね。

 話題の本を買うのはちょっと(かなり)気が引けるのだけれど、「下流社会」は家人Aが購入して面白く読んだらしい。それが私に回ってきて、頁を開いたとたん・・・「下流度」チェックがあって、私は12ある設問の殆どにあてはまる、りっぱな下流人と発覚してしまった。違うのは唯一、未婚というところだけ。それでわ~わ~言っていたらば、ほんらい一番「下流人」に近いはずの大学生が、「そういう戦略で(私みたいな単純なヤツ相手に)書いているんだ」と、きわめて冷ややかに言い放っておった。

 「希望格差社会」っていうのもあったな。確かにそれは切実に感じる。子供のころからずっと右肩上がりの時代だった私たちとちがって、今、若者の目に捉えられる現実はどんなだろう。「額に汗して働け」と、ライブドア・ショックに乗じて言われたって、その先に何が待っているのさ、結局持てる人だけが幸せな世の中じゃないかと反論されそう。そして、はたと気づいてみれば、私たちも老後はまっくら、まさに「格差」だ・・・。

 でも、自分の楽しみやカンゲキごとは、たぶんお金には左右されないよ、下流で見た目に難があってもね。・・・ということを、ふだんの生活の中で伝えられていればいいなぁ。ま、何がどうあっても「生きる力」だけ持ってればいい、とも言えるけど。

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2006.02.22

ジャン・ジュネ「女中たち」を男優で

2月22日(水) 「3軒茶屋婦人会 第2回公演 女中たち」 19:00~ 於・本多劇場

作/ジャン・ジュネ 翻訳/青井陽治、武藤洋 演出/G2 企画・出演・演出/3軒茶屋婦人会(=篠井英介+大谷亮介+深沢敦)

 同じメンバー、演出家による第1回公演「ヴァニティーズ」を見たのは、もう3年近く前のことになる(2003年4月、本多劇場にて)。あの時は、なにも考えずに、ただ篠井さん出演というだけで見に行って、ちょっと衝撃だったんだなぁ。「いい年をした男性が3人揃って、女性を演じる(しかも最初は高校生のチアガール!)三人芝居」。スピード感のある展開、ばかばかしいほどのおかしさと、余韻が、とても新鮮だった。で、待望の第2回公演は、え~っ、全く趣が違うの?

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森美術館は手強いのだ

東京-バルリン/ベルリン-東京展 於・森美術館 5月7日まで

 森美術館は月曜日も開館してるし、夜も遅くまでやってる、「大人の美術館」だな、という感じ? でも、駅から美術館への道も、53階の美術館に行くまでも、私にとってはちょっと緊張感を伴うもので、ノンビリ美術鑑賞の場には、なりえない。

 今回の展示は、19世紀末から現在に至るまでの、東京とベルリンの文化交流の軌跡をたどるもので、11のセクションに分かれていた(500点!)。セクションは過去からだんだん現代に近づいてくる分け方で、あんまり予備知識がない部分などは、次々に展示作品が目に飛び込んできて、すっかり消化不良気味。ふつうに見て(すっとばした所も含めて)1時間半くらいかけたのだが、圧倒的に時間不足、という気もする。

 このテーマの下での展示方法、という部分では、すっごく面白さも感じた。たとえば、あるセクションでは、入ると正面に、第二次大戦後ほどなくの頃のドイツの絵があり、振り返れば同時期の日本人画家の絵が左右に2点。同じ戦争を扱いながら、主題や色彩の驚くほどの違いがあり、その間にしばし立ち止まる、という具合である。

 私のようにぼんやりフニャフニャしていると、拒絶もされそうな美術館で、場所にも展示にもぐったり疲れて帰る羽目になるのだった。そして、文楽→森美術館の仕上げにまた(よせばいいのに)中目黒に繰り出して、疲れた心身にはお酒は不向きと実感することに。しばし禁酒だな。

 

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文楽の「小鍛冶」

2月20日(月) 「文楽公演 第2部」 14:00~ 於・国立劇場小劇場

小鍛冶」三輪大夫・津国大夫ほか/鶴澤清友ほか、人形:勘弥(宗近)、清之助(老翁じつは稲荷明神)、玉志(勅使) 「曾根崎心中生玉社前の段 津駒大夫/寛治 天満屋の段 綱大夫/清二郎 天神森の段 文字久大夫、咲甫大夫、睦大夫ほか/団七、団吾ほか 人形:簑助(天満屋お初)、勘十郎(徳兵衛)ほか

 第1部を見たのは先週の月曜日。あの時は空席もちらほらしていたが、今日は「満員御礼」である。もともと、「曾根崎心中」には玉男さんがご出演の予定だったのが大きいのだろう。演目や開演時間なども関係あるかな。初めて2列目で見る(でも、すっごく床に近くて、あまりいい席ではない)。

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2006.02.19

近ごろ、團十郎丈

Dsc00496  この1週間のうちに、雑誌で2度も團十郎丈と「予期せぬ出合い」。文藝春秋の3月号、「男の茶事」というカラーグラビアに、武者小路千家家元の還暦茶事の正客として登場(次客がフナビキ教授なんだなぁ。女性誌みたい)。

 もう一つは、私が知らなかっただけで、ちょっと古い(?)かもしれないけど、「東京文花座」の1+2月号。これはフリーペーパーというか、某店頭で貰ったもの。発行日などのデータは出ていない。全52頁で、1頁ものには関容子の連載エッセイ(今回は「吉右衛門の色香」)があり、仁左衛門夫人は載ってるし、落語家・花緑くんも、と盛りだくさん。その中で、「新春特別インタビュー」が團十郎丈で14頁!

 そういえば、今年になってから、(今まであまり手が出せなかった宮尾登美子本の中から)「きのね」を読んだのも、不思議な「無意識下の縁」かもしれない。

 5月の歌舞伎座は團菊祭。お元気な姿が見られるならこんなに嬉しいことはない・・・でも、じっくり療養されて体力気力充実の舞台が見られるまで、待ってますからね!

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2006.02.17

阿佐ヶ谷スパイダース、初観劇

2月15日(水) 「阿佐ヶ谷スパイダース 時代劇『桜飛沫(さくらしぶき)』」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

作・演出/長塚圭史 キャスト/第一部「蟒蛇如」・第二部「桜飛沫」共通:橋本じゅん(徳市)、水野美紀(タネ)、猫背椿(ヤマコ)、伊達暁(新兵衛)、第一部:長塚圭史(シゲオ)、吉本菜穂子(サカエ)ほか 第二部:山本亨(佐久間)、山内圭哉(市川左京)、中山祐一朗(蛭間)、真木よう子(マルセ)、峯村リエ(グズ)ほか

 阿佐ヶ谷スパイダースの長塚さんは、近年とてもご活躍。お名前を目にしてはいても、少し距離を置いて眺めていたのだが・・・昨秋、青山円形劇場で「胎内」を見て、そのすぐ後にパブリックシアターで公演があると知った、そのタイミングゆえに見に行くことにしたと言っても過言ではない。ゆえに阿佐ヶ谷スパイダースとしての公演をみるのは初めて。予め「公演時間」をシアターガイドのサイトで調べたら、休憩込みで3時間以上だったので、少しおびえながら三軒茶屋に向かった。

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2006.02.15

噂の(?)「金明竹」つき落語集

2月14日(火) 「市馬落語集」 19:00~ 於・お江戸日本橋亭

開口一番・市松(金明竹)、市馬・厩火事--仲入り--市馬・高田馬場

 今回の市馬集もほぼ満員。若い人の姿もチラホラ見えて、やっぱりブームの影響もあるのかなぁ。でも、観客の年齢層は比較的高くて男性が多い、ように思うけど←ずんずん調査のホリイさんのようにちょっと調べて、・・・みてませんが(笑)、ぱっと見の印象。開演前のお弟子さんのアナウンス(スケすけイチバの案内)を、「なまってました」とやりなおしたり、二番太鼓も最後が乱れてしまったので、と、やはりやりなおし。なごやかなんだか、きびしいんだか。

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2006.02.13

文楽を見ながら江戸時代に思いを馳せる

2月13日(月) 「文楽公演 第一部」 11:00~ 於・国立劇場小劇場

「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」豊竹新大夫/鶴澤清志郎、豊竹十九大夫/豊澤富助、玉女(弁慶)、紋寿(おわさ)ほか 「関取千両幟 猪名川内より相撲場の段」豊竹咲大夫・松香大夫ほか/鶴澤燕二郎、豊澤龍聿(胡弓)、文雀(おとわ)、玉也(猪名川)、文司(鉄ケ嶽)ほか

 今月の文楽は3部制だが、まず演目だけで、見ることを決めてしまったこの第一部。すなわち、12月の歌舞伎座・弁慶上使が記憶に新しいからで、文楽ではどんなの?という興味からであった。

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2006.02.12

【勉強メモ】芝居町

 昨日見た「幡随長兵衛」の中で、冒頭の芝居小屋での喧嘩を指して、後日「禰宜町で、云々」というくだりがあった。たまたま仕事がらみで読んだばかりの文章(2月8日付けでも言及。歌舞伎の本ではない)に出てきた町名だったので、まさにタイムリー。そうでなければ、完璧にスルーしていたか、ネギ?と思っただけにちがいない。現在はない地名だけにね。

 江戸時代の芝居町は、猿若座が中橋(日本橋のうち)にできて後、堺町・禰宜町・木挽町あたりに各座があったのだが、(火事で焼失をきっかけに)猿若町=浅草に集団で移転したそうだ。浅草といえば、もちろん吉原。江戸も京都も大坂も、色町と芝居町は不可分なものとして発展したのですって。な~るほど。

 そういえば、今の浅草のちょっと猥雑な感じは芝居にはぴったりと思う。常設の小屋があってもいいのになぁ。南座の独特のロケーションも、あの場所としてセットで記憶に残るものかもしれない。歌舞伎座は、都市整備の中でもけなげに頑張ってます、って感じかしら。まあ世の中の「近代化」が、いかがわしげなものを切り捨ててきたんだから、当然のことなのかもしれないけど。で、よけい思うのは、国立劇場の歌舞伎がどうしたって地味なのは、復活狂言など演目のためだけではなくて、あの場所のせいだよねぇってこと。オシャレして行こうという気には、なかなかならないでしょ。近くには、実は有名なお店なんかもけっこうあるというのに。

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2006.02.11

昼も満足しました、歌舞伎座

2月11日(土) 「二月大歌舞伎 昼の部」 11:30入場

(「春調娘七種」) 「一谷嫩軍記 陣門 組打」幸四郎(熊谷直実)、福助(小次郎/敦盛)、芝雀(玉織姫)、錦吾(平山武者所)ほか 「お染・久松 浮塒鴎(うきねのともどり)」芝翫、橋之助、菊之助 「幡随長兵衛 公平法問諍」吉右衛門(幡随院長兵衛)、菊五郎(水野十郎左衛門)、玉三郎(女房お時)、段四郎(唐犬権兵衛)ほか

 忙しく過ごしていた週の終わりなので、ちょっとぐったり気分。というわけで、やっぱり11時には間に合わず、2本目から見る。15分(?)の休憩時間が取ってあって、大助かり。「陣門 組打」は昨秋に文楽で見たときには、玉織姫がとても印象的だったという記憶が。

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2006.02.09

もうすぐバレンタイン

2月9日(木) 「音楽・夢くらぶ」 NHK総合 23:15~

chocola0602 出演:来生たかお白鳥英美子芥川澄夫(トワ・エ・モア)/中村雅俊

 なかなかうまく調整して仕事ができないなぁ(=キャパが大幅に不足)と反省しつつも、一段落ついた今日、やっとゆっくり夕食後の時間も過ごせた。ふだんこの番組はあまり見ないんだけど、来生&白鳥とくれば、見ますとも!! お二人のCDは我が家にも何枚かある。最近はあまり聴いてなかったんだけど、いやぁ、やっぱりよいわよいわ♪

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2006.02.08

一日中、机に向かって・・・「金明竹」を思う

 う~、たまにはまじめに仕事中。昨日は冷たい雨も降ってるし、某劇場のマチネもパスして仕事に邁進・・。今日も同様にねじり鉢巻き、なんだけど、ちぃっと飽きて少々息抜きね。あ、本当は今日はモーニング上映の「亀も空を飛ぶ」を見るつもりだったんだ。あらゆる予定がオジャンに。

 最近、本をゆったりじっくり読みたいな、という気はしている。昔のように力わざでは読めないし。でも、どう読んでも、一日たてば(いや一時間で!?)記憶がモヤモヤしてくるから、ほんと年はとりたくない。でも、仕事で必要な文章は、ちょっと真剣に読まざるを得ないし、そこから意外な展開も。

 昨日はそんな必要にかられての文章読みから、落語「金明竹」を聴きたくなった。というのも、江戸時代、猿若座が最初に櫓を上げた場所が「中橋」という記述から、・・・なかばし・・・「なかばしの かがやさきち」?という声がしてきて、先代金馬の「金明竹」が頭の中をぐるぐる(我が家にあるのがこのCDで、もう大笑いしてしまうので)。

 高座で聴いたことがあるのは、おそらく1回だけ。もう4、5年前の「落語研究会」で喬太郎さんのを。あ、それと小袁治さんの東北弁「錦明竹」も聴いたっけ(末廣亭?)。でも、どちらも私の中で金馬のイメージが強すぎて、そう面白いと思えなかったのだ。それ以来、たまに寄席に行っても出合えずに来ている。

 週刊文春でホリイさんが、(病気にでもなりそうな)各種調査をしているが、落語の話題もけっこう多い。彼が去年聴いたネタで「多かったもの50」とその代表的演者を挙げていた時の表では、「金明竹」は市馬さんだったように思う。う~ん、一度彼で聴いてみたいなぁ。そうそう狂言には「骨皮」というのがあって、これが落語とかぶってるのよね~。そういうつながり(というか共通項)も楽しい。まさに「知るは楽しみなり」か。覚えてらんないのが難だけれど、いつも新鮮でいいかもね。

 というわけで、今はやけに「金明竹」が聴きたい。「ながら」仕事は絶対にできないタイプなので(音楽もダメ)、CDを聴きつつ仕事というのは無理だし、どこかの寄席で面白い「金明竹」が聴けますように・・・えっ、寄席にも足を運べということかいな。

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2006.02.05

見どころ一杯の、歌舞伎座・夜

2月4日(土) 「二月大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

梶原平三誉石切」 幸四郎(景時)、歌六(六郎太夫)、愛之助(俣野)、彦三郎(大庭)ほか 「京鹿子娘二人道成寺」 玉三郎、菊之助、門之助ほか 「人情噺小判一両」 菊五郎(笊屋安七)、田之助(小森孫市)、吉右衛門(浅尾申三郎)ほか

 見に行く前は、とにかく「二人道成寺」だ! 石切梶原は、しゅっちゅうかかる演目だけど、あんまりねぇ・・・。小判一両とやらも、さて。と思っていたのだけれど、意外にというか、どれも面白くて、よくぞこの3つを並べてくれました、と満足して帰路についたのだった。

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2006.02.04

「他人の不幸の上に自分だけの幸せは築けません」

2月3日(金) 「クラウディアからの手紙」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

脚本・演出/鐘下辰男 キャスト/佐々木蔵之介(蜂谷彌三郎)、斉藤由貴(クラウディア)、高橋恵子(久子)、すまけい(吉田)、山西惇(橋本)ほか 振付/井手茂太

 佐々木蔵之介さんと高橋恵子さんという、なかなか魅力的な顔合わせのお芝居なのに、実際に見に行くのには、やや逡巡もあった。鐘下演出はそれほど見ていないけど、なんとなく観念的で息苦しいイメージが残っている上に、題材が「抑留、50年後の帰国、2人の妻」となると、ちょっと躊躇するのも致し方ない。このところ、「アハハ」と気楽に見られればいいや、という方向にどんどん流れている私でもあり・・・。

 でも、結局見に行って、こんな過酷な人生があったのか、という思いと(実話なので)、(どんな境遇でも)生き続けた、その生そのものに、単純に感動したのだった。

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