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2006.02.17

阿佐ヶ谷スパイダース、初観劇

2月15日(水) 「阿佐ヶ谷スパイダース 時代劇『桜飛沫(さくらしぶき)』」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

作・演出/長塚圭史 キャスト/第一部「蟒蛇如」・第二部「桜飛沫」共通:橋本じゅん(徳市)、水野美紀(タネ)、猫背椿(ヤマコ)、伊達暁(新兵衛)、第一部:長塚圭史(シゲオ)、吉本菜穂子(サカエ)ほか 第二部:山本亨(佐久間)、山内圭哉(市川左京)、中山祐一朗(蛭間)、真木よう子(マルセ)、峯村リエ(グズ)ほか

 阿佐ヶ谷スパイダースの長塚さんは、近年とてもご活躍。お名前を目にしてはいても、少し距離を置いて眺めていたのだが・・・昨秋、青山円形劇場で「胎内」を見て、そのすぐ後にパブリックシアターで公演があると知った、そのタイミングゆえに見に行くことにしたと言っても過言ではない。ゆえに阿佐ヶ谷スパイダースとしての公演をみるのは初めて。予め「公演時間」をシアターガイドのサイトで調べたら、休憩込みで3時間以上だったので、少しおびえながら三軒茶屋に向かった。

Dsc00495  入口でB4の用紙の表裏に印刷されたプログラムを貰う(画像の裏面はスタッフリストなど)。うむむ、第一部と第二部に分かれているぞ。だいたい第一部はなんと読めばいいのかわからない。見終わってもわからない(笑)。

 第一部は「お百姓」の世界の話。その地を支配する侍・郷地三兄弟の圧政の下、3人っ子政策にあえぐ農民と、産児制限を勧める医者・徳市、彼の武士であった過去に「佐久間」という男と何があったのか・・・。第二部は廃れた宿場の「町人」の話。そこへ流れてきたのが佐久間で、これが二部の主人公。などと書くと、普通のお芝居みたい、かな。

 なんというか、独特の「言語感覚」なのね。時代劇と銘打ち、そういう扮装ではあるけれども、言葉、ギャグ、スピード感は、それとは全く無関係かのように繰り出されていく。いろんな意味で、新感線を思い起こしてしまった。刀で刺すときの効果音なども含めて。で、ちょっとグロだったりするんだけど、わわわ、と思っているうちにあっという間に時間がすぎてしまった。その舞台の流れに身をゆだねているのは、なかなか楽しくて新鮮な感じ。あ、パンフレットが高い(2000円)のも、新感線風味かしら。

 第二部の宿場では、舞台の前・下手に大きな桜の木があって満開。その木の下は特にグズという頭の弱い女(←ドメスティック・バイオレンスの果てに?)の居場所なのだが、やっぱり桜の持つ魔力というか呪力を、不気味に示していたみたい。気になる役者さんも多々いて、いや面白かったです。あ、でも女性陣に今少しオーラが欠けていたかも。

 2列ほど前で、萬斎さんご観劇。たまたま近くの通路で席に案内する劇場スタッフとあの特徴的な声で話されていたので気がついた。隣はお顔は見えなかったけど、頭部の雰囲気はまた小田島氏? 演劇関係の人も何人もいたみたいだったのが、さすがに旬の人のお芝居である。

【追記】書き忘れてたけど、劇中の殺陣はなかなか迫力があった。スタッフリストにも殺陣指導の3人のお名前が。

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