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2006.02.22

森美術館は手強いのだ

東京-バルリン/ベルリン-東京展 於・森美術館 5月7日まで

 森美術館は月曜日も開館してるし、夜も遅くまでやってる、「大人の美術館」だな、という感じ? でも、駅から美術館への道も、53階の美術館に行くまでも、私にとってはちょっと緊張感を伴うもので、ノンビリ美術鑑賞の場には、なりえない。

 今回の展示は、19世紀末から現在に至るまでの、東京とベルリンの文化交流の軌跡をたどるもので、11のセクションに分かれていた(500点!)。セクションは過去からだんだん現代に近づいてくる分け方で、あんまり予備知識がない部分などは、次々に展示作品が目に飛び込んできて、すっかり消化不良気味。ふつうに見て(すっとばした所も含めて)1時間半くらいかけたのだが、圧倒的に時間不足、という気もする。

 このテーマの下での展示方法、という部分では、すっごく面白さも感じた。たとえば、あるセクションでは、入ると正面に、第二次大戦後ほどなくの頃のドイツの絵があり、振り返れば同時期の日本人画家の絵が左右に2点。同じ戦争を扱いながら、主題や色彩の驚くほどの違いがあり、その間にしばし立ち止まる、という具合である。

 私のようにぼんやりフニャフニャしていると、拒絶もされそうな美術館で、場所にも展示にもぐったり疲れて帰る羽目になるのだった。そして、文楽→森美術館の仕上げにまた(よせばいいのに)中目黒に繰り出して、疲れた心身にはお酒は不向きと実感することに。しばし禁酒だな。

 

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