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2006.02.12

【勉強メモ】芝居町

 昨日見た「幡随長兵衛」の中で、冒頭の芝居小屋での喧嘩を指して、後日「禰宜町で、云々」というくだりがあった。たまたま仕事がらみで読んだばかりの文章(2月8日付けでも言及。歌舞伎の本ではない)に出てきた町名だったので、まさにタイムリー。そうでなければ、完璧にスルーしていたか、ネギ?と思っただけにちがいない。現在はない地名だけにね。

 江戸時代の芝居町は、猿若座が中橋(日本橋のうち)にできて後、堺町・禰宜町・木挽町あたりに各座があったのだが、(火事で焼失をきっかけに)猿若町=浅草に集団で移転したそうだ。浅草といえば、もちろん吉原。江戸も京都も大坂も、色町と芝居町は不可分なものとして発展したのですって。な~るほど。

 そういえば、今の浅草のちょっと猥雑な感じは芝居にはぴったりと思う。常設の小屋があってもいいのになぁ。南座の独特のロケーションも、あの場所としてセットで記憶に残るものかもしれない。歌舞伎座は、都市整備の中でもけなげに頑張ってます、って感じかしら。まあ世の中の「近代化」が、いかがわしげなものを切り捨ててきたんだから、当然のことなのかもしれないけど。で、よけい思うのは、国立劇場の歌舞伎がどうしたって地味なのは、復活狂言など演目のためだけではなくて、あの場所のせいだよねぇってこと。オシャレして行こうという気には、なかなかならないでしょ。近くには、実は有名なお店なんかもけっこうあるというのに。

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