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2006.02.11

昼も満足しました、歌舞伎座

2月11日(土) 「二月大歌舞伎 昼の部」 11:30入場

(「春調娘七種」) 「一谷嫩軍記 陣門 組打」幸四郎(熊谷直実)、福助(小次郎/敦盛)、芝雀(玉織姫)、錦吾(平山武者所)ほか 「お染・久松 浮塒鴎(うきねのともどり)」芝翫、橋之助、菊之助 「幡随長兵衛 公平法問諍」吉右衛門(幡随院長兵衛)、菊五郎(水野十郎左衛門)、玉三郎(女房お時)、段四郎(唐犬権兵衛)ほか

 忙しく過ごしていた週の終わりなので、ちょっとぐったり気分。というわけで、やっぱり11時には間に合わず、2本目から見る。15分(?)の休憩時間が取ってあって、大助かり。「陣門 組打」は昨秋に文楽で見たときには、玉織姫がとても印象的だったという記憶が。

 出だしの平山武者所-小次郎のやりとりが、緊迫感もリズムもあっていい感じ。ピッとしていて、後への期待でワクワクというところ。実際、品があり(福助)、凛としていて(芝雀)、陰翳を感じさせる(幸四郎)ものだった。錦吾さんは、今まであまり意識してなかったのだが、どっしりしていて注目ぅ。幸四郎丈の台詞回しがちょっと苦手だ、と、夜の部を見ながら思っていたが、昼はそれほど気にならず。「遠見」を使わないというのが、今回の注目のようだが、けっこう印象に残る手法なのになぁ。(だから使わないのか?)

 清元の踊りは、またも衣裳の美しさ(というか色合わせの妙)に目を奪われていた。先月、病気休演だった芝翫丈がお元気で何より、というか、さすがの存在感で、この大きさは余人をもって代え難し、では。

 さて幡随院長兵衛という名前は聞いたことあるんだけど、どんな人だっけ、の私。勿論、この狂言は初めて。黙阿弥・作だったのか。まず、劇中劇から始まるという趣向も面白い。今月、團蔵さんは、この劇中劇のみの出演でした(残念)。水野家の中間が芝居にイチャモンをつけて中断させるのだが、そのあたりの遣り取りが花道上で行われるので、ほぼ全く見えず(ちぇっ)。

 そのあとはひたすら吉右衛門・長兵衛のカッコよさを楽しんでおりました。段四郎さんも勿論素敵だったけどね。分別のあるイナセな男なのに、単純で・・・最後までカッコイイんである。今月は昼夜、菊五郎-吉右衛門の顔合わせがあって、それぞれに町人×武士として対峙して芸の深さみたいなものを感じさせられた。今月は私にはさまざま収穫の多い歌舞伎座でした。

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