« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

2006年3月

2006.03.30

テレビでPARCO歌舞伎

Dsc00498  WOWOWでPARCO歌舞伎「決闘! 高田馬場」を生中継したのは、3月25日(土)。加入している知人に頼んで録画してもらい、昨日やっと見ることができた。テレビ用の特別バージョンで、最初に三谷幸喜、そのあと亀治郎も登場して、あれこれお喋りや歌舞伎の解説(柝や附打の実演、長唄・義太夫・鳴物紹介も)。そうそう、ジーンズ姿の勘太郎も出てきて、効果音が入る部分の実演を担当しつつ、「携帯の電源OFF」と。

 8日に見たとき、とても印象に残ったオープニングの音楽(長唄)の歌詞には、ちゃんとテロップが付いていたので、よくわかってよかったぁ。♪コクーン歌舞伎をハスに見て、は、「歌舞伎座、国立なんのその」に続くフレーズだったのでした。

続きを読む "テレビでPARCO歌舞伎"

| | コメント (0)

2006.03.28

白鳥さんのネタおろし「ラーメン千本桜」

3月27日(月) 「三遊亭白鳥独演会」 19:00~ 於・東京芸術劇場小ホール2

ぬう生・たいこ腹、白鳥品川心中あべあきら・フォークソング、白鳥・ラーメン千本桜

 基本的には私は「古典落語」が好きなんだと思うけれど、でも新作の楽しさはまた全く別のもの。中でも白鳥さんのバカバカしくてスケールの大きな、そして実は構成のしっかりした噺は魅力的である。なかなか聞く機会に恵まれないのだが、一度聞いてみたいと言っていた知人と池袋へ。ここは、権太楼一門会以来なんだけど、やっぱり最後列・・・チケットは完売だったらしいし、人気あるねぇ。

続きを読む "白鳥さんのネタおろし「ラーメン千本桜」"

| | コメント (0)

2006.03.26

「萬葉秀歌を歌う」のチラシを読む

Dsc00502 ←先日「小栗判官」を見に行った時に、持ち帰っていたチラシ。今日まじまじと見ながら、けっこういろんな話題に発展していった。

←「伝統文化鑑賞会 萬葉秀歌を歌う 『和歌の披講』」第1部・萬葉秀歌を歌う 天平十八年詔に応うる歌など 第2部・平成十八年歌会始より、お題「笑み」・・・4月23日(日) 国立劇場大劇場

 そもそもは、解説やら何やらで、ずらずらと並んだ出演者の名字に注目しただけ。だって、近衞(衞は正字)だの醍醐だの坊城だの柳原だの。それだけで1000年以上前にタイムスリップしそうじゃない? そして、すべての人のフルネームに「ふりがな」がついているってのも、普通はなかなかないでしょう。で、話題はこの「名前」のことだけのはずだったのだが、それだけでは終わらなかった。

続きを読む "「萬葉秀歌を歌う」のチラシを読む"

| | コメント (0)

2006.03.24

NHKの音楽・夢くらぶ 最終回

 昨日3月23日(木)が最終回でした。以前、2月9日の項に書いたのだけれど、その後、森山良子+矢野顕子の回、そして昨日の加藤和彦+坂崎幸之助と、3回見ただけで終わっちゃった。気がつくのが遅かった? 30分間というのはちょっと物足りなかったなぁ。森山良子+矢野顕子の時は、全体が「あっこちゃんカラー」に染まってたという感じで、それはそれでイヤじゃないしむしろ好きなんだけど、夜中に聞くには落ち着かない・・・。

 で、加藤+坂崎と来れば、もちろん「パッチギ!」イムジン河でさぁ!! 映画を見たときには、殴り合いシーンがスクリーンにドーンなんてのがちょっとダメだったけど、それとは別に、イムジン河の素晴らしさはとても心に残ったのだった。加藤和彦を久しぶりに見た。昔むかし、フォークルが一世を風靡していたころ、カッコイイお兄さんたち、という感じで、それから安井かずみとのお洒落なカップルで・・・。なんか今は年相応に落ち着いた(?)と、見た目だけからはそんな気がした。

 どの回も、10年前、20年前・・・それらの歌を聞いていたころにタイムスリップするようだった。懐かしいというんじゃなくて、今まであまり昔を振り返らなかったのに、ふっと立ち止まって、「ああ」というくらいの気分だけど。司会が中村雅俊で、やっぱりそういう世代だったのも、ゆったり見られた原因だろうか。彼の醸し出す雰囲気もまたいいよね。またこんな歌番組があったら見るからね~。 

| | コメント (0)

遡って② 狂言を見て頭スッキリ

3月19日(日) 「ござる乃座 35th」 14:00~ 於・国立能楽堂

井杭」裕基(井杭)、万之介(何某)、万作(算置) 「六人僧」萬斎(参詣人)、石田幸雄・深田博治(参詣人)、高野和憲・竹山悠樹・月崎晴夫(妻)

 誰かにチケットを譲る、あるいはもう席を空白のままにしちゃう、ということも考えた日曜の「ござる乃座」。結局自分で行ったことの何割かは、あまりに良い席なのにそこを空白にしてしまったのでは演者にも観客にも申し訳ない、という気持ちから。でも、そんな気持ちが「吉」と出て、思わぬ気分転換になってエネルギーが湧いてきたのであった。

続きを読む "遡って② 狂言を見て頭スッキリ"

| | コメント (0)

2006.03.23

遡って① 「月影十番勝負」

3月17日(金) 「月影十番勝負 第十番 約束」 19:00~ 於・新宿スペース・ゼロ

作/千葉雅子 演出/池田成志 出演/高田聖子木野花千葉雅子伊勢志摩加藤啓池田成志

 劇団☆新感線の活動以外の高田聖子、ということで始められた「月影十番勝負」もこれがファイナル・・・って、今まで見てないのにいきなり見に行ってしまった私。しかも、「時間がな~い」という状況の中、気晴らしになれば、というところだったのだが。

 結論から言えば、全く気晴らしにはならず、であった(気晴らしなら新感線をこそ見るべきだね)。たぶんストーリーがうまく把握できなかったことと、高田聖子演じる奈美子の犯罪にからむ「心理戦」みたいなのが、とても苦手なので。

 感心したのは舞台装置のうち、背後の壁と空間の使い方。シンプルだけど、いろいろイメージが膨らむ感じ。俳優では、さすがに池田雅子、木野花が光ってたように思うが。まあ、高田聖子の意欲的な実験、ということで・・・。

 客席は比較的年齢層が高いのが、意外だった。昔からの高田聖子ファンだったりするのかなあ(笑い袋のようなオバサマも)。

| | コメント (0)

ゆったり楽しんだ「七段目」

3月22日(水) 「第495回 紀伊國屋寄席」 18:30~ 於・紀伊國屋ホール

Dsc00499 (柳家三之助・長屋の花見)、入船亭扇遊・厩火事、春風亭小柳枝・雛つば--仲入り--柳亭市馬・七段目、桂歌丸・井戸の茶碗

 落語を聞き始めた頃は、比較的よく行っていた紀伊國屋寄席だが、最近はとんとご無沙汰。ちょうどこの時期、家族が出払っており(フォッサマグナの向こうやら、海の向こうへ)、グッドタイミング。市馬師匠の「七段目」に加えて、小柳枝師匠も聴けるとあっていそいそと出かけた。紀伊國屋寄席じたいは495回だけれど、画像を載せたプログラムは「第500号」←なぜ。

続きを読む "ゆったり楽しんだ「七段目」"

| | コメント (0)

2006.03.19

「きびだんご、奈良平安朝を旅する」の巻

↑ というのはただの脳内妄想で、ここ数日、急ぎの仕事で自宅のデスクにへばりついております。それでも予定していたお芝居は見に行っていますが(というか、チケットを人に譲る時間がなくて、やむなく自分で見に行っている)、とても感想などをここにアップする余裕はありませ~ん。

 あと数日したらば、時間ができると思いますので、そうしたら、2つ3つまとめてここに書けるかなぁ・・・。とりあえず今は、水曜日には落語を聞くぞ、というのを楽しみに仕事に励んでいます。若干の近況報告でした。

| | コメント (2)

2006.03.14

スタンダードは歌舞伎なの? 私の「十二夜」

3月14日(火) 「十二夜」 19:00~ 於・新国立劇場小劇場

作/ウィリアム・シェイクスピア~小田島雄志翻訳による~ 脚本・演出/山崎清介 出演/伊沢磨紀(セバスチャン/マライア)、堀井貴一(オーシーノ公爵)、円城寺あや(フェステ)、佐藤誓(サー・アンドルー)、植本潤(オリヴィア)、戸谷昌弘(マルヴォーリオ)、土屋良太(アントーニオ)、大内めぐみ(ヴァイオラ)、山崎清介(サー・トービー/船長・フェービアン(人形))

 去年、にわかに私の中に「十二夜旋風」が吹き荒れた。もっちろん「NINAGAWA 十二夜」のためである。今日はその余波とでも言えようか。実はここ数年、山崎清介の「子供のためのシェイクスピア」は気になっており、ちょうどいいや、というところでもあったのだ。

続きを読む "スタンダードは歌舞伎なの? 私の「十二夜」"

| | コメント (0)

2006.03.13

天神さまの梅を愛でて、歌舞伎座へ

3月13日(月) 「三月大歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・歌舞伎座

吉例寿曽我」進之介、愛之助、我當ほか 「吉野山」幸四郎、福助、東蔵ほか 「追善狂言 菅原伝授手習鑑 道明寺」仁左衛門(菅丞相)、富十郎(輝国)、段四郎(宿禰太郎)、孝太郎(苅屋姫)、秀太郎(立田の前)、芝翫(覚寿)ほか

 昨日の暖かさがウソのように、風が冷たい朝。いつものように駅に出るのに天神さまの傍を通る。今年は梅の開花が遅れたけれど、今や満開。境内の紅梅白梅が美しくて、朝の冷たい空気に、梅というのはとてもよく似合うなぁ、と思いつつ、電車に乗り銀座に向かう。そして・・・なんと。頭の中で全く結びついていなかったけど、昼の追善狂言は菅原道真の話。そして曽我狂言は梅の花!(何も考えずに機械的に歌舞伎座へ行った、というのがバレバレ)

続きを読む "天神さまの梅を愛でて、歌舞伎座へ"

| | コメント (0)

2006.03.12

はじめての猿之助歌舞伎

3月12日(日) 「猿之助十八番の内 當世流小栗判官 第2部」 17:30~ 於・国立劇場大劇場

「乍憚口上」 三幕目「・美濃国青墓宿宝光院門前の場 ・同 万福長者内風呂の場 ・同 奥座敷の場」 大詰「・熊野湯の峯の場 ~道行~ ・常陸国華厳の大滝の場」

出演/右近(小栗判官)、笑三郎(お槙)、 笑也(照手姫)、 春猿(お駒)、段治郎(遊行上人)、門之助(上杉憲実)ほか

 今月の国立劇場は猿之助一座の若手による「小栗判官」だと知ってはいたけれども、見に行く予定はなかった。それが、急に「招待」が回ってきて行くことに。常々、「歌舞伎を見るのが好き」etc. と言っておくものだね~。どんな席かも知らずに行ったら、2階2列のほぼ中央といういい席(しかも前列は空席)。ここなら、宙乗りもよく見える!!

続きを読む "はじめての猿之助歌舞伎"

| | コメント (0)

2006.03.10

PARCO歌舞伎、見参!!

3月8日(水) 「PARCO歌舞伎 決闘! 高田馬場」 19:00~ 於・パルコ劇場

作・演出/三谷幸喜 出演/市川染五郎市川亀治郎中村勘太郎市川高麗蔵市村萬次郎ほか

 話題のこの舞台を見に行けたことは、ここ数年で一番ラッキーなことだったかも。神様ありがとう(笑)。

 千秋楽まではまだ間があるから、ちょっと感想のみを記すことにする(ネタバレ厳禁!?)

続きを読む "PARCO歌舞伎、見参!!"

| | コメント (2)

2006.03.08

やっぱ「平家物語」よね

3月6日(月) 「狂言劇場 その参」 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

語「八島」深田博治 小舞「景清 」高野和憲 「月見座頭」万作(座頭)、萬斎(男)--休憩--「(くさびら)」万之介(山伏)、石田幸雄(何某)、萬斎(鬼茸)ほか

 早くも第3回目となる「狂言劇場」。今回もAプロ、Bプロに分かれているが、私はAプロのみ見る(だって値段が高いんだもん)。ちなみに見ない方のBプロは、「能楽囃子・瓜盗人・悪太郎」で、全4回を3パターンの演者で。

 能舞台がかなり張りだしているので、普段だと真ん中あたりの列のはずがかなり前方だったからビックリ。少し舞台を見上げる感じになる。

続きを読む "やっぱ「平家物語」よね"

| | コメント (0)

2006.03.06

「鼓の家」3兄弟のコンサート

3月5日(日)「邦楽コンサート 獅子虎傳阿吽堂(ししとらでん あうんどう)vol.2」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

構成・演出/亀井広忠田中傳左衛門田中傳次郎 演目/1囃子レクチャー、2歌舞伎囃子~立廻り奏法~ (休憩) 3一調一管 安宅~延年・滝流~、4獅子

 NHKで放映されてかなり話題になった「鼓の家」なのに、見損ねちゃった、しくしく。・・・って、もうかなり前の話ですかね。今回のコンサートは2度目だけれど、前回は確か傳左衛門さんは不参加だったはず。私も見ていない。今回どうしようかな、と思ったけど、「レクチャー」もあるとのことで、そのあたりが興味深くて見に行った。

続きを読む "「鼓の家」3兄弟のコンサート"

| | コメント (2)

2006.03.04

好天の土曜+会期末=入場制限

ニューヨーク・バーク・コレクション展」 於・東京都美術館 3月5日まで

 いやはや、1月24日からやってるんだから、とっとと行けばいいのに、結局今日になってあわてて上野へ(実は招待券を申し込んでいてそれを手に入れたのが10日余り前、という事情も。でも、ほんとに行きたきゃ自前で行ってるか(>_<))

 好天に誘われて上野公園はけっこうな人出、イヤな予感・・・そして、都美術館に入ると、うへへへ入口にて15分待ち。招待券を持ってなかったらUターンしてるね。でも、暢気に持参の「台所太平記」なんぞを読みつつ待っていた。ここで間違っても「奇想の系譜」とかじゃあないんだよん。でも、入ってしまえばそれほど難渋せずに見て回れた。

続きを読む "好天の土曜+会期末=入場制限"

| | コメント (0)

2006.03.02

奈良に行きたくなっちゃう「死者の書」

3月2日(木) 「人形アニメーション 死者の書」 於・岩波ホール(18:50~の回)

原作/折口信夫 監督/川本喜八郎 声の出演/宮沢りえ、観世銕之丞、江守徹、榎木孝明、黒柳徹子ほか ナレーション/岸田今日子

 「死者の書」上映の情報は、最初にどこで入手したんだったか。主人公・藤原南家の郎女の美しい顔が妙に印象的だった。調べてみると上映時間は70分ほどということで、仕事帰りに行くのにピッタリ。その機会をうかがっていたのであった。混んでたらヤだなぁ、と思っていたが、全くの杞憂。う~む。

 本編の上映前に、予備知識を得るためのような短編(10分くらい)があって、飛鳥あたりの風景や東大寺などなども映し出される。ここに、ユリ祭や当麻寺のお練り風景もあって、いつぞや読んだ三浦「古事記」佑之氏の文章(古事記を旅する)を思い出す。そういえば、この映画の主人公が描いたという「当麻寺曼陀羅」についても、どこで読んだんだっけ?あと大津皇子、藤原南家(不比等あたり)の系図も示されていて、とても助かった。

 さて映画は・・・日頃、あらゆる場面でスピードに慣れているから、このゆったり感が私には新鮮なくらい(若い人にはどうだろうか)。そして何より色彩がきれい!! 二上山に沈む夕日の赤や、さえざえとしたブルーなどなど。それに、人形たちの衣裳の色合いもとても素敵だった。南家の郎女は衣裳持ちだし(笑)。大津皇子の顔がなんとなく「今っぽい」感じで多少違和感があるんだけど、(郎女に比して)そういう存在、なのかも。

 声の出演者もとても豪華。事前の短編で一度紹介された大津皇子の辞世の歌を、本編で観世師が・・・ああ謡だわ、と。映画はちょっとあっけないくらいの終わり方だったけど、エンディングのクレジットの間中、「当麻」が流れていたし。これはやはり能の方でなくてはならなかったんだよね。

 というわけで、時々は行くけれどもゆっくりは歩けない奈良へ、ゆっくり行ってみたい気になってしまう。二上山の間に沈む日を見に。

| | コメント (0)

« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »